自称阪神タイガース評論家（跡地）

　オールスター３週間前で選手間投票の結果発表。タイガースからは平野がファン投票との「Ｗ受賞」。以上。中継ぎ＆抑えがないから藤川はないし、ファン投票リーグトップだった鳥谷は坂本に完敗で次点。後は惜しいという選手もいなかった。そんなもんだろうなと思う。

　選手間の評価といっても支配下全員なので、必ずしも「対戦してみて」というワケでもないだろうが、ファン投票と比較してみると、かなり意外な違いがあって面白い。パの捕手なんて、ファン投票が（１）Ｆ鶴岡、（２）Ｍ里崎、（３）Ｅ嶋なのに、選手間だと（１）Ｅ嶋、（２）Ｈ細川、（３）Ｍ里崎。なかなか面白い。

　監督推薦で誰か選ばれるだろうか。３人いたら十分の判断か。ひょっとしたら中継ぎ投手から一人くらい呼ばれるかな？成績としては榎田、福原は「有資格者」。印象としては筒井なんだけどね。

　金本が２５００本安打。歴代７人目、大卒では初の快挙。おめでとう。最近では、まるで試合に出ているだけで記録がついてまわっているような印象だが、ちょうどそういう「名選手たちの限界点ポイント」にいるということなのだろう。もちろんただ出ているだけで達成できるわけではなく、現在でも出てもらわなければ困るという成績を残しているからだとは言える。その一方で、全盛を極めた過去のヒーローの中には、美しい引き際にこだわって記録更新に執着しなかった人も多い。それはそれぞれの価値観だ。
　その偉業をたたえつつ、次世代選手が「金本さんの時代はもう終わり」とベンチに追いやれない現実がなさけない。選手間投票で次点グループにも届いていないということは、そういうことなのだ。走攻守の総合力において、次代の選手が抜き去らなければチームとしてダメだというのに、切磋琢磨すら見られないことが不満であり不安なのだ。めでたいのはめでたい。素晴らしいのは素晴らしい。でもこんな完敗、こんな連敗の中で達成するような記録ではないのだ。もっと名誉ある大記録なのだ。

　さて、アホのフリしてナゴド３連戦を見てきたが、ひとっつも面白いことなかった。まあ一つ二つはなかったわけでもないが。なにやら何連敗だとか、何連勝だとか、うっるさい中継ではいろんな呪文を唱えていやがったけれど、知らない。
　こんなんで「応援お願いしまーす」「ご声援くださーい」なんて言われても「やなこった！」と言いたくなる。そういいながら、応援なんかするもんかというフリをしながら、やっぱり応援しちゃっている自分をかわいいなどとは思わないが、なんとかしてくれたっていいんじゃないの？虎さんよう…とは思う。人間だもの。　とらを