2012.07.07 Saturday
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まもなく締めきり!
虎バカパーティー#2 大阪ミナミ
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メッセンジャーが2回6失点でKO。しかし二神(ようやくプロ初登板、結果残せて良かった)と、鶴がその後の攻撃を抑え、打線の方もぜんぜん良くない澤村を毎回攻めたてて、普通にやれば逆転も十分視野に入って来るような展開だったが、例によって肝心なところでは打てず残塁祭り。最後はおなじみ「逆転しない程度の反撃」だけやって意気地なく4連敗のプー。
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虎バカパーティー#2 大阪ミナミ
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メッセンジャーが2回6失点でKO。しかし二神(ようやくプロ初登板、結果残せて良かった)と、鶴がその後の攻撃を抑え、打線の方もぜんぜん良くない澤村を毎回攻めたてて、普通にやれば逆転も十分視野に入って来るような展開だったが、例によって肝心なところでは打てず残塁祭り。最後はおなじみ「逆転しない程度の反撃」だけやって意気地なく4連敗のプー。
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リーダーが希望を語るのはいいこと。だけど語る希望は大風呂敷を広げるようなものでなきゃいけない。
和田監督の希望は「このメンバーで勝ちたい」だった。言わんとしていることはよくわかる。素晴らしい力を持ちながら、あとわずかで負け続けた。いや、ほんの少しのことで勝てるはずなのだ。一人、二人とその時の主力が欠けていくが、「00年代黄金期タイガース」の形が残っているのは、おそらく今年が最後。これがラストチャンスだ。だから意地でもこのメンバーで勝ちたいのだ!
気持ちはわかるが、ここまで意地になって徹底してしまうと、「オレは誰が何と言おうと自分のやり方を変えない。今はたまたま上手くいってないが、これ以上のやり方はない」というメッセージになる。これって、本人はそうじゃないと主張するだろうけど、客観的に見れば、「今の状態をなんとか維持するためには、もっとがんばれ」でしかない。何を言っても、何をやっても自己肯定だから、変化の方向性が出て来ない。
リーダーが今とは違う何か素晴らしいモノをドドーンと(ホラでもいいから)ぶちあげる。
「オレはあれを目指す。方向性を変えて、努力すれば必ず手に入る。方法論はオレが持っている。だからみんなもオレの言うとおりに変わって欲しい」
その時に、反発する者が現れる。使わない。リーダーの意に添うような行動をする者が現れる。重用する。権力を正しく行使する。ここにおいてようやく集団はダイナミックな変化を見せる。
人には歴史がある。和田監督の思想は村山暗黒時代に形成されたのだろう(先日の西田辺さんコメントで気づいた)。自身がレギュラーとして使われたのは、バース、掛布、岡田、真弓に衰えが目立つようになり、周囲から「若手を使え!」の声が大きくなった頃のこと。時の村山監督は、和田、大野、中野を「少年隊」として売り出した。それぞれに守備力やスピードを武器に話題を集めたけれど、チームを強くすることに寄与したかというとそうでもない。5位、6位という下位低迷が続いた。おそらく和田監督が持つ「暗黒」のイメージは、「スタメンオーダーに非力な打者が3人以上名を連ねている」なのではないか。
当時は今のように広い球場は少なくて、ホームランドンパチ=プロ野球の時代。海千山千の腹の出たおっさん同士が、虚々実々のかけひきをしながら、日々のしのぎを賭けていた。そこで細くて若くて頼りないモンが一生懸命チョロチョロしても、それは確かに見劣りし、貫禄負けしていた。
そこに和田思想の原点があるのだとしたら、和田さん時代は変わったんだよ。もし今2012年に少年隊(1989年)がいたら、タイガースは間違いなく今とは違う形になっているよ。そう言ってやりたい。
1番 中 大野 打率.303 4HR
2番 遊 和田 打率.296 1HR
6番 左 中野 打率.268 11HR
(参考:げんまつWEB タイガース歴史研究室)
http://www.jttk.zaq.ne.jp/genmatsu/nendo/T1989.htm
和田監督の希望は「このメンバーで勝ちたい」だった。言わんとしていることはよくわかる。素晴らしい力を持ちながら、あとわずかで負け続けた。いや、ほんの少しのことで勝てるはずなのだ。一人、二人とその時の主力が欠けていくが、「00年代黄金期タイガース」の形が残っているのは、おそらく今年が最後。これがラストチャンスだ。だから意地でもこのメンバーで勝ちたいのだ!
気持ちはわかるが、ここまで意地になって徹底してしまうと、「オレは誰が何と言おうと自分のやり方を変えない。今はたまたま上手くいってないが、これ以上のやり方はない」というメッセージになる。これって、本人はそうじゃないと主張するだろうけど、客観的に見れば、「今の状態をなんとか維持するためには、もっとがんばれ」でしかない。何を言っても、何をやっても自己肯定だから、変化の方向性が出て来ない。
リーダーが今とは違う何か素晴らしいモノをドドーンと(ホラでもいいから)ぶちあげる。
「オレはあれを目指す。方向性を変えて、努力すれば必ず手に入る。方法論はオレが持っている。だからみんなもオレの言うとおりに変わって欲しい」
その時に、反発する者が現れる。使わない。リーダーの意に添うような行動をする者が現れる。重用する。権力を正しく行使する。ここにおいてようやく集団はダイナミックな変化を見せる。
人には歴史がある。和田監督の思想は村山暗黒時代に形成されたのだろう(先日の西田辺さんコメントで気づいた)。自身がレギュラーとして使われたのは、バース、掛布、岡田、真弓に衰えが目立つようになり、周囲から「若手を使え!」の声が大きくなった頃のこと。時の村山監督は、和田、大野、中野を「少年隊」として売り出した。それぞれに守備力やスピードを武器に話題を集めたけれど、チームを強くすることに寄与したかというとそうでもない。5位、6位という下位低迷が続いた。おそらく和田監督が持つ「暗黒」のイメージは、「スタメンオーダーに非力な打者が3人以上名を連ねている」なのではないか。
当時は今のように広い球場は少なくて、ホームランドンパチ=プロ野球の時代。海千山千の腹の出たおっさん同士が、虚々実々のかけひきをしながら、日々のしのぎを賭けていた。そこで細くて若くて頼りないモンが一生懸命チョロチョロしても、それは確かに見劣りし、貫禄負けしていた。
そこに和田思想の原点があるのだとしたら、和田さん時代は変わったんだよ。もし今2012年に少年隊(1989年)がいたら、タイガースは間違いなく今とは違う形になっているよ。そう言ってやりたい。
1番 中 大野 打率.303 4HR
2番 遊 和田 打率.296 1HR
6番 左 中野 打率.268 11HR
(参考:げんまつWEB タイガース歴史研究室)
http://www.jttk.zaq.ne.jp/genmatsu/nendo/T1989.htm