自称阪神タイガース評論家（跡地）

　０点か１点、得点が記録されるのは上本だけ。そんな１週間の締めくくりで数えられないくらい点を取って、数えられないくらいの連敗を止める。０，１，たくさん（笑）。

　４番に入って容赦なくやってくる好機に少し押されていた良太が、負けないで放り込んだ。投手に負けてバットが出ない時もあったけれども、それでも合わせようとしないで自分の振りは続けていた。打順は関係ないと言っていても、普通にしていれば大事なチャンスが回るのだからチームには関係ある。そこで始めて一発出たのだからめでたい。慣れていけばいい４番になれる。

　中４日のメッセンジャー、しんどい立ち上がりだったが援護をもらってグイグイいけた。週間２試合、ともに負けなかった投球は立派だ。

　金本に２点タイムリーが出て、新井に３ランＨＲが出て、大勝、快勝、めったに勝てないのだから無邪気に喜ぼう！！…となれなくてごめん。だって昨日のカープの投手陣、先発福井、今井、中田はあまりにも悪かったから。カープのもっとも軟弱な部分だから、まあそれくらいのことはあるよね。良太の一発までと、その後はちょっと分けて考えた方がいい。

　で、当然カープもこういう試合を有効に活用して、戦力の見極めや出場機会が少ない選手にチャンスを与えたりしてくるわけだ。長丁場戦って３位になりたいんだから、当然のこと。それは試合を捨てたとか、あきらめたとかではなく、設定した「勝利条件」を達成するために当然やるべきこととして。

　一方、タイガースの勝利条件は「一つ勝つこと」「連敗を止めること」。おそらく次の試合も「一つ勝つこと」なのだろう。置かれている状況によっては「一つ勝つ」が勝利条件で良いのだけれど、今のタイガースはそれではダメなのだ。

　勝ってダメだもないけれど、もう単純な勝った負けたで喜ぶ時期は終わっていて、ちょっと未来を、さらにその先を！と、いうことを私は求めちゃっている。激しく。