自称阪神タイガース評論家（跡地）

　終わってしまったなあ…金本引退しちゃったなあ…と、ボケボケしてしまう今朝だ。

　タイガース球団では、和田監督がオーナー報告をし、有田ヘッド、片岡打撃両コーチの辞任を発表。オリックス山田コーチの退団も決まり、どうやら「最後の空席」も山田バッテリーコーチで埋まるようで、今日にも正式発表か。球児が気がかりなファン感謝デーは11/23。

　セパ全日程が終了するのを待って、山本浩二氏のＷＢＣ日本代表監督就任発表。申し訳ないけれど、「滑り止め」で決着の印象。
　ＮＰＢがＷＢＣに必死になる理由は「メディアにおける野球の存在感をできるだけ下げない」であるから、その目的に合った人選でなくてはいけない。かなり早い段階から山本監督の観測気球は上げられて、その反応があまりにも冷ややかだったためか、誰かもっとウケのいい人はいないのかとやり直しになる。選手会と出る出ないの話になったり、（私が知らなかっただけだと思うけど）え？第１ラウンドは福岡ドーム開催なの？…だからと、王さんに秋山監督説得を任せたけど不調に終わったり…。振り出しに戻るしかなくなった。

　ＭＬＢの見本市、そろばんずくの理念欠如（子どもたちに侍ジャパンの活躍を！は、正しいのだけれど、いかに正しくても胡散臭さと不純さは隠しきれない）はいかんともしがたいし、基本構造を正しくする作業はずっと継続してもらわなければいけないが、ＷＢＣが社会の現象として大きな影響力を持つことは事実。そこに日本プロ野球も、当然阪神タイガースも左右されることを考えれば、「やるからには、何度でも勝って欲しい」という気持ちになる。

　でもなんとなく山本、東尾、梨田のトリオは笑っちゃう。野球人として勝負師として、それぞれ非常に尊敬しているのだけれど、人柄というか親しみというかなんというか、特にその３人がベンチにいるのを想像するとなぜか笑ってしまう（笑）。いざ始まって、緊張感漂う試合になればそんなことはないのだろうが。

　日本人メジャーリーガーはどれくらい集まるのか、タイガースから選ばれる選手っているのかな、あっ、西岡？福留？いやいやそうじゃなくて…。球児はどうなのかな。能見の奪三振ショーは見てみたい気がする。