2012.10.16 Tuesday
勝者と敗者をクッキリ分けた8回ウラ、ブランコの逆転満塁ホームランで2位ドラゴンズが勝ち抜け。同じく8回ウラ、おかわり中村の一撃は逆転弾にはならずフェンス前で失速、2位ライオンズは敗退した。
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3連戦、この時期ともなればリリーフ陣は心身ともに疲労もピーク。終盤どう転ぶかわからないタフな試合。無責任に見ている分には非常に面白かった。
各紙によると、ブラゼルの退団が決まったのだとか。新外国人との兼ね合いという話だったが、特に新外国人が決まったという話はなく、へんなの。要は新外国人が一塁手でなかったとしても、新井兄弟、森田、野原将…どっちに転んでも一塁手としてブラゼルを起用するつもりはないということか。今季チームで一番ホームランを打っているのにね。とはいえ、各チームの一塁手、DHの事情を見ると、希望通り日本でプレーできるかどうかは微妙だ。
さて、昨日の話題からの関連で。
先日就任会見で黒田新ヘッドコーチがこう言ったという。
「プロ野球ですから、目標は優勝ですし日本一だと思います。ただ、今年が5位で大きなことは言えないので、Aクラス以上を目標に頑張って行きたいです」(公式)
さてこの言葉の真意がどこにあるか。「5位のチームが優勝だなんておこがましい、控えめに」という意味なら、ずいぶんとまあ予防線を張った気弱なコメントだこと。それどころかオーナー、社長、GM、監督は決してそうは言わないだろうから「閣内不一致」と責められてしかるべき。
あるいはMLBのGMがよくいうように、「目標はプレーオフ進出。そこまでが責任で、そこから先の勝負は運次第だからね」という意味だとしても、クライマックスシリーズという仕組みでは、1位だけが有利だし、3位では興行収入にならないから、やっぱり目指すは優勝であるべき。
もしそうではなく、本格的に常に優勝争いできるチームを作り上げるには、来年はまだ準備期間であり、Bクラスが順当。成長しながらAクラスを目指すくらいの実力であろう、どうかファンのみなさんそのつもりでいてくれ、私がその方向にもっていくから…という意味を含んでいるのだとすれば、これは大歓迎だ。
みんながみんな大歓迎なはずはない。毎年優勝争いをしろという人も多いだろうし、Bクラスには絶えられないという人も多いだろう。だけど、2位になっても、3位になっても、「優勝まではできないチーム」であったり、「優勝したけど、ちっとも愛着が持てないチーム」であっては、ちっとも面白くない(ま、優勝すればちっとは面白いかw)と、私は思うのだ。最悪なのは、愛着の持てないチームなのに毎年優勝することで、万一そんなことがあったら、おそらく私はV3あたりでファンをやめるだろう(笑)。
黒田氏がどういう意味で言ったのかはわからない。おそらく予防線だろう。でもともかく、しっかりチームを作ってくれるのを待っているファンも非常に多いと言うことは表明し続けたい。
森田、フェニックスで連日の満塁走者一掃ナイス。ガンガン振って、来季ポジション獲れ!