2012.12.01 Saturday
ドラフトでカッコイイことするのに命をかけているっぽいファイターズ。今年の大谷チャレンジもカッコよかった。そして栗山監督熱血アタックで大谷君もぐらっと来てるみたい。
揺れる大谷もう一度栗山監督に会いたい(デイリー)
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どっちの道が大谷投手にとって良いのかなんて誰にもわからない。若い人のチャレンジ精神は立派だし、そうやすやすとMLBの好き勝手にさせるかと立ち上がったファイターズも立派。
時代や立場に違いはあるが、若いうちからMLBに挑戦し、現実にメジャーリーガーになったマック鈴木の話も役に立つ。
マック鈴木「大谷君レベルの投手は掃いて捨てるほどいる」(スポニチ)
鳴り物入りでMLB入りするのもいいが、言葉も食生活も不安なまま、何の後ろ盾もない状況から上り詰めるって凄いこと。
マック鈴木氏の話であらためて感心したのはアメリカの実戦主義と「失敗して強くなれ」の精神。
《日本との一番の違いは、数多くの実戦経験ができること。(オープン戦を含め)1Aなら年間142試合、中5日なら180イニングは投げます。》
《当時の監督に言われたのは「打たれていいから、ストライクをどんどん投げろ」だけ。》
プロフェッショナルとして必要なのは、実戦経験を数多く積むこと。失敗したっていいんだ、次に勝てばいいんだという思想。アメリカ社会のこういうところはとてもいいと思う。
育成2年目の島本投手(19)は、実戦経験を与えられず、去年1試合、今年6試合のみ。180イニング投げるアメリカとは大違いだけれど、この冬は台湾のウィンターリーグに派遣されて頑張っている。「ファーム日本代表」と言っては大げさだけど、各球団から派遣された連合チームで、国別の試合をやっているのだから、これは気合いも入るし、楽しいだろうと思う。
で、小虎日記によると島本投手はドミニカ戦と台湾白戦の2試合に登板、3イニングを投げて3安打、1四死球で1失点。特筆すべきは9つのアウトのうち、実に8つが三振!176cm、63kgという小柄、細身ながら、左腕から繰り出されるキレのいい直球が目に浮かぶ。
この遠征を機に、大きく羽ばたきそうな予感がしすぎて困る(笑)。