2005.08.18 Thursday
登録状況のおさらい。8/14野口抹消(腰痛)、太陽登録(先発?)。8/15能見抹消。8/16狩野登録。
先発福原、この日は初回から振りかぶっての投球。このところずっとノーワインドアップ投法にしていたのは、投球間隔を短くしてリズム良く投球することで守備&攻撃にリズムを作りたいという思い、コントロールを重視し、失投をなくしたいという理由からだろう。だが、そんな願いも虚しく敗戦が重なってしまう。前回登板から見せたこのワインドアップは、「うぎゃああ」という叫びにも似た、開き直りの一策なのだろう。狙い通り、直球の力が増した。反面、心配したとおり制球が悪く、先制点以後、味方の援護もイマイチ(笑)。ただ全体ではプラスマイナス、ちょっと良い方に向いたと思う。この日は、従来の「まとまり」ではなく「荒々しさ」で抑えることができた。ただしベイスターズ打線の淡泊さに助けられた感も否めない。直球で決めようとした時、力みからか体の開きが早くなり、シュート気味に高く抜ける球が多かった。この一点だけでも修正できれば、完投&完封できると思う。もっと開き直っていい。
ちょっと遅すぎだが、浅井先発マスク。福原が意図したコースに投げられない中、良く粘り強さを引き出した。
福原をリードする時、面白いのはカーブを要求するタイミングだろう。投げても絶対に手を出してこないという間を、いかに見逃さないか。それが捕手の腕の見せ所。狙われれば長打にもなる「諸刃の剣」、打者心理を読む観察眼が試される。浅井は2,3回でその間を見逃さずカーブを投げさせ、各打者の脳裏に、印象と残像を残すことに成功した。イイじゃない。浅井もカーブもどんどん使わなきゃ。
さあ、今度は赤星のフルスロットルが近そうだ。8回ウラ無死から貴重な追加点を呼ぶ右中間突破三塁打。いよいよ次は、リーグ開幕直後何度も見た、一二塁間を破るゴロヒット、一塁線を破る三塁打も出始めるだろう。超ワイドな打撃が帰ってくれば、首位打者争いトップを行く青木をかわせる!
その赤星を返したのが鳥谷。内角にやや詰まりながら、前進守備のショートの頭の上をライナーで越えるタイムリーヒット。その球をライト線に引っ張れるようになったら褒めたげる(笑)。
無安打にして千金の価値。金本は、初回、内角球に詰まりながらも狙い通り犠牲フライで2点目。6回は無死二塁から、絶対にボテボテ気味の二塁ゴロにしかならないような打ち方で二ゴロ。得点にはならなかったが、やるべきことをやるという姿勢を率先して見せた。
やるたびに延長戦のイメージがある、対ベイ戦。前日の両チームとも点が入らない展開を受けて、初回の守りから相手を同じムードに引きずり込み、初回の攻めで、ワンチャンスを2点にした。その差は実に微妙なものでしかなかったが結果的に山のように大きい2点となった。
1回表先頭石井のポテン・コースを関本が好捕。続く小池のライト線への大フライをスペンサーがフェンス寸前まで追って好捕。無死二三塁あるいはそれより悪い状況になっていてもおかしくない二つの打球を、ギリギリのところでアウトにした。
一方、赤星のヒット、鳥谷のバント安打(おそらくサインによる犠打ではない。良く守備位置を見ていた)の無死一二塁からシーツが放ったゴロは、ショート名手石井の右へ。飛び付いたグラブのわずか下を抜け、先制タイムリーヒットになる。石井&種田の守備力をもってすれば、ダブルプレーになってもおかしくない打球だったが、それ故に打球への集中力を欠いたか。ただ、本来イージーな併殺打になりそうな、難しいチェンジアップに対して、完全に泳ぎながらも、センター返しの意識でミートしたシーツの粘りのあるスイングが、石井の一歩を遅らせたとも言える。
対戦成績やゲーム差ほど、両チームの力に差はない。ただこの日、厳然と存在したのは、1点を生み、1点を防ぐ、ほんのわずかな集中力の差だ。
先発福原、この日は初回から振りかぶっての投球。このところずっとノーワインドアップ投法にしていたのは、投球間隔を短くしてリズム良く投球することで守備&攻撃にリズムを作りたいという思い、コントロールを重視し、失投をなくしたいという理由からだろう。だが、そんな願いも虚しく敗戦が重なってしまう。前回登板から見せたこのワインドアップは、「うぎゃああ」という叫びにも似た、開き直りの一策なのだろう。狙い通り、直球の力が増した。反面、心配したとおり制球が悪く、先制点以後、味方の援護もイマイチ(笑)。ただ全体ではプラスマイナス、ちょっと良い方に向いたと思う。この日は、従来の「まとまり」ではなく「荒々しさ」で抑えることができた。ただしベイスターズ打線の淡泊さに助けられた感も否めない。直球で決めようとした時、力みからか体の開きが早くなり、シュート気味に高く抜ける球が多かった。この一点だけでも修正できれば、完投&完封できると思う。もっと開き直っていい。
ちょっと遅すぎだが、浅井先発マスク。福原が意図したコースに投げられない中、良く粘り強さを引き出した。
福原をリードする時、面白いのはカーブを要求するタイミングだろう。投げても絶対に手を出してこないという間を、いかに見逃さないか。それが捕手の腕の見せ所。狙われれば長打にもなる「諸刃の剣」、打者心理を読む観察眼が試される。浅井は2,3回でその間を見逃さずカーブを投げさせ、各打者の脳裏に、印象と残像を残すことに成功した。イイじゃない。浅井もカーブもどんどん使わなきゃ。
さあ、今度は赤星のフルスロットルが近そうだ。8回ウラ無死から貴重な追加点を呼ぶ右中間突破三塁打。いよいよ次は、リーグ開幕直後何度も見た、一二塁間を破るゴロヒット、一塁線を破る三塁打も出始めるだろう。超ワイドな打撃が帰ってくれば、首位打者争いトップを行く青木をかわせる!
その赤星を返したのが鳥谷。内角にやや詰まりながら、前進守備のショートの頭の上をライナーで越えるタイムリーヒット。その球をライト線に引っ張れるようになったら褒めたげる(笑)。
無安打にして千金の価値。金本は、初回、内角球に詰まりながらも狙い通り犠牲フライで2点目。6回は無死二塁から、絶対にボテボテ気味の二塁ゴロにしかならないような打ち方で二ゴロ。得点にはならなかったが、やるべきことをやるという姿勢を率先して見せた。
やるたびに延長戦のイメージがある、対ベイ戦。前日の両チームとも点が入らない展開を受けて、初回の守りから相手を同じムードに引きずり込み、初回の攻めで、ワンチャンスを2点にした。その差は実に微妙なものでしかなかったが結果的に山のように大きい2点となった。
1回表先頭石井のポテン・コースを関本が好捕。続く小池のライト線への大フライをスペンサーがフェンス寸前まで追って好捕。無死二三塁あるいはそれより悪い状況になっていてもおかしくない二つの打球を、ギリギリのところでアウトにした。
一方、赤星のヒット、鳥谷のバント安打(おそらくサインによる犠打ではない。良く守備位置を見ていた)の無死一二塁からシーツが放ったゴロは、ショート名手石井の右へ。飛び付いたグラブのわずか下を抜け、先制タイムリーヒットになる。石井&種田の守備力をもってすれば、ダブルプレーになってもおかしくない打球だったが、それ故に打球への集中力を欠いたか。ただ、本来イージーな併殺打になりそうな、難しいチェンジアップに対して、完全に泳ぎながらも、センター返しの意識でミートしたシーツの粘りのあるスイングが、石井の一歩を遅らせたとも言える。
対戦成績やゲーム差ほど、両チームの力に差はない。ただこの日、厳然と存在したのは、1点を生み、1点を防ぐ、ほんのわずかな集中力の差だ。