2005.08.28 Sunday
L西口、ああ無情…。この人こんなの三度目…。
S青木、ああ非情…。だが、このことがバネになって首位打者のタイトルを確保しそうな、イヤな予感…。
妖術、ここに極まる。ついに本体が現る(笑)。
藤川球児、扁桃炎で戦線離脱。点滴治療で静養。とにかく早く戻ってくれ。
安藤6回を2失点。本人は調子が悪かったと言うように、なかなか狙った所に行かなかったが、打たれても四球を出しても、集中力を欠かさない辛抱強さがあった。藤川がいないという緊張感がそうさせたのかも知れない。目先を変えて、1回でも長く投げさせたいというのは矢野も同じだったのだろう、今季から使い始めたスローカーブを初回から交える。直接的に打ち取る球にはならなくても、意識させるだけでタイミングの取り方に微妙な変化を与えることができたように思う。苦しい試合を、また安藤に助けてもらった。
その安藤を助けたのが赤星。3回表、センター前ヒットで、1塁から一気に3塁を陥れようとした俊足鈴木を、これしかないというコントロールのダイレクト返球で刺した。捕球時はバウンドを合わせていて、赤星特有のダッシュは効いていない。いつもの赤星の送球の様子を考えれば、鈴木の判断は正しかったと思う。俊足外野手第一人者としてのプライドを感じた送球だった。
打ったシーツが偉いのか、使った岡田監督が立派なのか、はたまた打たれた桑田が悪いのか。いずれにせよ、今季プロ野球最多48,551人が「たぶん三振、下手すりゃゲッツー」と思った初回一死一塁で、逆転2ランHR。第2打席でもセンター前ヒットを放ち、完全復調かと思われたが、その後、例の三振が二つ。
5得点はすべてクリーンアップの長打。8安打の内、桑田降板後は、岡島から放った金本のHR1本だけ。シーツだけでなく、打線復調とは言い難い内容だった。ただし、大スランプの打者が1本の内野安打から復調するように、1つの勝ちで打線が活発になることも多い。この日、まずは中軸がその役割を果たしたことで、上位、下位も活性化するに違いない。
向こうが妖怪(笑)まで連れ出して、妖術をパワーアップさせるのなら、こっちは護摩炊き祈祷で「悪霊退散」を唱えるわい!金本が全身全霊でチームを動かした。
初回、シーツの2ランに続く一発。そして「2年前のホームランを思い出したよ。」と広報に語ったコメント。首位を走りながらも、ロードの終わりに連敗。戻ってきた甲子園の巨人戦、先制され、自信を失って…。その直後、桑田からHR。優勝した2年前の記憶を、ナインだけでなく、全国のタイガースファンに呼び戻した。
3回無死一塁、「おあつらえ向け二ゴロ併殺」にも全力疾走で一塁に残る。忘れかけていたこの気持ち、シーズン前半に何度も見せた、二人の共同作業。今岡の右中間突破の二塁打で、金本は再び全力疾走。そして「タイムリーは金本さんの走塁のおかげです」今岡のコメントも帰ってきた。
必死さを売り物に、あきらめないジャイアンツが不気味に迫る7回は、文句なしの特大HRで追加点。目の覚めるような打球で、「終わってみれば元の木阿弥」という不穏な雲を切り裂いた。
苦しい時、怖い時、逃げることなく立ち向かう。幻でも、まやかしでもない本当の強さ。最福寺での護摩行、立ち上る火柱の前で鍛えた精神力がチームを引っ張る時が来た。
S青木、ああ非情…。だが、このことがバネになって首位打者のタイトルを確保しそうな、イヤな予感…。
妖術、ここに極まる。ついに本体が現る(笑)。
藤川球児、扁桃炎で戦線離脱。点滴治療で静養。とにかく早く戻ってくれ。
安藤6回を2失点。本人は調子が悪かったと言うように、なかなか狙った所に行かなかったが、打たれても四球を出しても、集中力を欠かさない辛抱強さがあった。藤川がいないという緊張感がそうさせたのかも知れない。目先を変えて、1回でも長く投げさせたいというのは矢野も同じだったのだろう、今季から使い始めたスローカーブを初回から交える。直接的に打ち取る球にはならなくても、意識させるだけでタイミングの取り方に微妙な変化を与えることができたように思う。苦しい試合を、また安藤に助けてもらった。
その安藤を助けたのが赤星。3回表、センター前ヒットで、1塁から一気に3塁を陥れようとした俊足鈴木を、これしかないというコントロールのダイレクト返球で刺した。捕球時はバウンドを合わせていて、赤星特有のダッシュは効いていない。いつもの赤星の送球の様子を考えれば、鈴木の判断は正しかったと思う。俊足外野手第一人者としてのプライドを感じた送球だった。
打ったシーツが偉いのか、使った岡田監督が立派なのか、はたまた打たれた桑田が悪いのか。いずれにせよ、今季プロ野球最多48,551人が「たぶん三振、下手すりゃゲッツー」と思った初回一死一塁で、逆転2ランHR。第2打席でもセンター前ヒットを放ち、完全復調かと思われたが、その後、例の三振が二つ。
5得点はすべてクリーンアップの長打。8安打の内、桑田降板後は、岡島から放った金本のHR1本だけ。シーツだけでなく、打線復調とは言い難い内容だった。ただし、大スランプの打者が1本の内野安打から復調するように、1つの勝ちで打線が活発になることも多い。この日、まずは中軸がその役割を果たしたことで、上位、下位も活性化するに違いない。
向こうが妖怪(笑)まで連れ出して、妖術をパワーアップさせるのなら、こっちは護摩炊き祈祷で「悪霊退散」を唱えるわい!金本が全身全霊でチームを動かした。
初回、シーツの2ランに続く一発。そして「2年前のホームランを思い出したよ。」と広報に語ったコメント。首位を走りながらも、ロードの終わりに連敗。戻ってきた甲子園の巨人戦、先制され、自信を失って…。その直後、桑田からHR。優勝した2年前の記憶を、ナインだけでなく、全国のタイガースファンに呼び戻した。
3回無死一塁、「おあつらえ向け二ゴロ併殺」にも全力疾走で一塁に残る。忘れかけていたこの気持ち、シーズン前半に何度も見せた、二人の共同作業。今岡の右中間突破の二塁打で、金本は再び全力疾走。そして「タイムリーは金本さんの走塁のおかげです」今岡のコメントも帰ってきた。
必死さを売り物に、あきらめないジャイアンツが不気味に迫る7回は、文句なしの特大HRで追加点。目の覚めるような打球で、「終わってみれば元の木阿弥」という不穏な雲を切り裂いた。
苦しい時、怖い時、逃げることなく立ち向かう。幻でも、まやかしでもない本当の強さ。最福寺での護摩行、立ち上る火柱の前で鍛えた精神力がチームを引っ張る時が来た。