2005.09.04 Sunday
前回、「パーフェクト(泣)ゲーム」を達成した西口の好投で、Eに連敗したBsに代わりLが3位に浮上。借金5、首位Hとは実に22.5ゲーム差あるが、この勢いで上げてくれば、プレーオフはどんな結末になるとも知れない。さすがにこれでLがパの優勝とかって言われても…。5ゲーム差毎に1勝のアドバンテージにしたら良いのに。それならLはHへの挑戦権が始めからなしになる。
由緒正しき国際組織による、野球ワールドカップがオランダで開幕。思惑含みで、日本ではこの大会を大きく取り上げない方針のようだ。どうしたらこの大会が盛り上がるか、どうすればこの大会に強国のプロを出場させることができるかと考えることを置き去りにしていることが不自然すぎる。アメリカで起きている大災害は目を覆うばかりだが、天災の後に起きている人災を見ると、「アメリカの正義」「アメリカの価値観」がいかに身勝手なものであるかを痛感する。「現実」ばかりにとらわれて「本筋」を失えば、早晩しっぺ返しを喰らう。「WBC参加しかあり得ない」という論調にあらためて反対したいと思う。
ベイ三浦は、「カモ改め難敵」のタイガースを避けて、勝てる相手で確実に勝たせる作戦だそうだ。グフフ。
いや、そうでしょ?何かヘンだと思った。審判がカウント間違えて、四球なのに続行、結局佐伯はヒットを打って「結果」は似たような形に。誰も文句を言わなかったのが不思議。T側はわかっていたかも知れないけど(笑)。ただこの本当は四球だった球が、実に際どい球だったから、みな動きが止まってしまったのかも(笑)。審判「あ、いかん、ストライクだった」、佐伯「ふぅ、危ねぇ。手が出なかった」、安藤「うわぁ、四球だしちゃった…あれ、いいの?(笑)」
金本の打撃に冴えなし。甘いカウント球に手が出てこない。まあ黙って立っているだけでも、相手投手は勝手に消耗してくれるのだけれど…(笑)。そろそろ上げて欲しい。
安藤は良い投球だった。テンポ良し、キレ良し、制球良し。ただしベイスターズ打線は相変わらず積極的で、タイミングが取れればどんどん前目でミートしてくる。ヒットはたくさん打たれたが、幸いにも二死からで、失点は1ですんだ。打たれても勝ち試合のベースを作るお手本のような投球だった。頼りになる。
実にカチッとした試合運びで、王者の風格さえ感じる序盤中盤だった。相手先発門倉の球は悪くない。だがタイガースの各打者が、振るべきでない球(特に低めに外れるフォーク)をしっかり見極め、打つべき球を振っていたことで、重厚なプレッシャーをかけていった。門倉の四球連発は、各打者が「気」で圧倒してのものだった。
3回表の逆転劇、門倉はまさに重圧に押しつぶされそうだった。出してもいない先頭赤星の脚に脅え現実に四球。盗塁を恐れてカウントを悪くし、現実に盗塁されて、なおかつ鳥谷も四球。シーツは初球甘くなるところを狙われタイムリー、なお無死一三塁。金本のHRを恐れ、4ボール目のフォークを低投、その間に三塁走者生還、一塁走者も三塁へ。なお無死一三塁。今岡は初球を狙ってセンターへ大飛球、犠飛となってこの回3点。これで一死一塁となって、門倉はふと気づいただろう。なぜ1本しかヒットを打たれていないのに、5連打でも喫したような気分なのかと。
決して「効率よい攻撃」や「投手の独り相撲」などという言葉では片づけられない、連打に等しい良い攻撃だった。
6回は桧山の二塁打、矢野の進塁打(右邪飛)、藤本敬遠気味で二死一三塁。安藤の投手ゴロを門倉がはじき(記録はH)貴重な中押し点で4−1。7回途中からはウィリアムスが2/3、8回は藤川が完璧。あとは9回表にダメ押しして、久保田で締めれば完璧、優勝に向かって「タイガース強し」と内外に発信する試合だった。…のに(笑)。
9回表、守備から入っていた中村豊がセンター前ヒットで出塁。赤星の送りバント、一瞬のもたつきも許さず一塁セーフ。無死一二塁。後は鳥谷がバントをするだけだった。その後、3,4,5番が、併殺になったり、三振したり、凡退して点が入らなかったらそれはそれで仕方ない。いや、そんなことはまずあり得ないことだ。とにかくここで鳥谷が一死二三塁さえ作れば、それでこの美しいゲームは「ほぼ完成」だった。しかし結果は最悪だった。初球ボールの後、2球目をバントの構えから見逃し、3球目バントしてファール。バントを止めさせ4球目を見逃し三振。続くシーツは初球を打って三ゴロ併殺。一瞬にしてダメ押し機は消え去り、エネルギーの絶対値はそのままに、プラスとマイナスが入れ替わった。スリーバント失敗なら、ここまで流れは変わらなかっただろう。いやそれより前に、この瞬間のためにベンチにいた男、久慈に気づいて欲しかった。采配にも問題あり。
9回ウラは久保田がつるべ打ちにあう。一塁線を破ろうかという強いゴロを止めたシーツの好守で同点を免れ、久保田の開き直り、そして鳥谷の悪送球を瞬時の判断でアウトにした二つ目のシーツの好守で得た勝利。ここまで来ればどんな勝ちでも、勝ちは勝ち。もしこの試合を落としていたら…ねぇ(苦笑)。
本日の猛凡賞:鳥谷 しっかり反省しよう(笑)。
由緒正しき国際組織による、野球ワールドカップがオランダで開幕。思惑含みで、日本ではこの大会を大きく取り上げない方針のようだ。どうしたらこの大会が盛り上がるか、どうすればこの大会に強国のプロを出場させることができるかと考えることを置き去りにしていることが不自然すぎる。アメリカで起きている大災害は目を覆うばかりだが、天災の後に起きている人災を見ると、「アメリカの正義」「アメリカの価値観」がいかに身勝手なものであるかを痛感する。「現実」ばかりにとらわれて「本筋」を失えば、早晩しっぺ返しを喰らう。「WBC参加しかあり得ない」という論調にあらためて反対したいと思う。
ベイ三浦は、「カモ改め難敵」のタイガースを避けて、勝てる相手で確実に勝たせる作戦だそうだ。グフフ。
いや、そうでしょ?何かヘンだと思った。審判がカウント間違えて、四球なのに続行、結局佐伯はヒットを打って「結果」は似たような形に。誰も文句を言わなかったのが不思議。T側はわかっていたかも知れないけど(笑)。ただこの本当は四球だった球が、実に際どい球だったから、みな動きが止まってしまったのかも(笑)。審判「あ、いかん、ストライクだった」、佐伯「ふぅ、危ねぇ。手が出なかった」、安藤「うわぁ、四球だしちゃった…あれ、いいの?(笑)」
金本の打撃に冴えなし。甘いカウント球に手が出てこない。まあ黙って立っているだけでも、相手投手は勝手に消耗してくれるのだけれど…(笑)。そろそろ上げて欲しい。
安藤は良い投球だった。テンポ良し、キレ良し、制球良し。ただしベイスターズ打線は相変わらず積極的で、タイミングが取れればどんどん前目でミートしてくる。ヒットはたくさん打たれたが、幸いにも二死からで、失点は1ですんだ。打たれても勝ち試合のベースを作るお手本のような投球だった。頼りになる。
実にカチッとした試合運びで、王者の風格さえ感じる序盤中盤だった。相手先発門倉の球は悪くない。だがタイガースの各打者が、振るべきでない球(特に低めに外れるフォーク)をしっかり見極め、打つべき球を振っていたことで、重厚なプレッシャーをかけていった。門倉の四球連発は、各打者が「気」で圧倒してのものだった。
3回表の逆転劇、門倉はまさに重圧に押しつぶされそうだった。出してもいない先頭赤星の脚に脅え現実に四球。盗塁を恐れてカウントを悪くし、現実に盗塁されて、なおかつ鳥谷も四球。シーツは初球甘くなるところを狙われタイムリー、なお無死一三塁。金本のHRを恐れ、4ボール目のフォークを低投、その間に三塁走者生還、一塁走者も三塁へ。なお無死一三塁。今岡は初球を狙ってセンターへ大飛球、犠飛となってこの回3点。これで一死一塁となって、門倉はふと気づいただろう。なぜ1本しかヒットを打たれていないのに、5連打でも喫したような気分なのかと。
決して「効率よい攻撃」や「投手の独り相撲」などという言葉では片づけられない、連打に等しい良い攻撃だった。
6回は桧山の二塁打、矢野の進塁打(右邪飛)、藤本敬遠気味で二死一三塁。安藤の投手ゴロを門倉がはじき(記録はH)貴重な中押し点で4−1。7回途中からはウィリアムスが2/3、8回は藤川が完璧。あとは9回表にダメ押しして、久保田で締めれば完璧、優勝に向かって「タイガース強し」と内外に発信する試合だった。…のに(笑)。
9回表、守備から入っていた中村豊がセンター前ヒットで出塁。赤星の送りバント、一瞬のもたつきも許さず一塁セーフ。無死一二塁。後は鳥谷がバントをするだけだった。その後、3,4,5番が、併殺になったり、三振したり、凡退して点が入らなかったらそれはそれで仕方ない。いや、そんなことはまずあり得ないことだ。とにかくここで鳥谷が一死二三塁さえ作れば、それでこの美しいゲームは「ほぼ完成」だった。しかし結果は最悪だった。初球ボールの後、2球目をバントの構えから見逃し、3球目バントしてファール。バントを止めさせ4球目を見逃し三振。続くシーツは初球を打って三ゴロ併殺。一瞬にしてダメ押し機は消え去り、エネルギーの絶対値はそのままに、プラスとマイナスが入れ替わった。スリーバント失敗なら、ここまで流れは変わらなかっただろう。いやそれより前に、この瞬間のためにベンチにいた男、久慈に気づいて欲しかった。采配にも問題あり。
9回ウラは久保田がつるべ打ちにあう。一塁線を破ろうかという強いゴロを止めたシーツの好守で同点を免れ、久保田の開き直り、そして鳥谷の悪送球を瞬時の判断でアウトにした二つ目のシーツの好守で得た勝利。ここまで来ればどんな勝ちでも、勝ちは勝ち。もしこの試合を落としていたら…ねぇ(苦笑)。
本日の猛凡賞:鳥谷 しっかり反省しよう(笑)。