2005.09.05 Monday
報道内容の真偽はわからないが、G星野氏招聘に1年10億円というのは実に面白い。星野氏が批判の矛先を向け続けてきた「Gの金権体質」に対して、当事者としてどう望むのか。
プレーオフ出場のかかるパ3位の座は混沌としてきた。5位のファイターズが3位に2.5ゲーム差まで接近してきた。
この日B−Tが行われた札幌ドームで、前半もっとも観客が沸いたのが場内に途中経過が発表された時。Dがリードしているのになぜ?と思ったら、Fのリードに沸いていたのだ。この札幌での2連戦、観衆は19,167人、18,078人だった。通常の土日のF戦に比べたら5千〜1万人も少ない数字だ。空席が目立つスタンドは寂しい限りだったが、逆に北海道に根付いたファイターズ人気は嬉しく思う。
赤星、小休止。3回表無死一二塁。二塁ゴロで一塁走者の杉山と入れ替わらなければいけない場面で、三塁側にファールフライを打ち上げる。上から叩くという意識はあっても、ボールとバットが接触する瞬間のイメージが微妙にずれているのだろう。二晩寝れば治るかな(笑)。
鳥谷は無安打でも、強い当たりの一ゴロが出始めたので、回復近し。
金本は差し込まれての三塁側ファールフライが目立つ。いっぺん、カウントかせぎの緩い変化球を狙い打ちして欲しい。とにかく厳しいところを攻められているのは間違いないのだが。
相手が左打者だというだけで、自信満々に攻めてくるのがベイ先発の土肥。対するTの1,2,4番の左もここのところ当たりがなく、苦しい展開になる。それでも4回表にスペンサーが土肥の失投を逃さず先制HRしたことで試合のペースを渡さなかった。チームとしてどうしても欲しい時、ありがたい一発だった。
試合は5回ウラにベイが追いつく。T杉山−ウィリアムス−藤川、B土肥−加藤と両軍投手がグイグイ攻める投球を見せ、テンポ良く9回終了。TB戦恒例の延長に突入、実に今季7度目だという。
川村が出てきて、なんとなく勝てそうだという空気が漂う。やはり川村は雰囲気に飲まれたかのように今岡に四球。で、スペンサー。ピンチバンターでも良い場面だがそのまま打席へ。初球バントの構えからボール球を見送る。ベンチで苦笑いの岡田監督。どうやら打てのサインに、自分からバントしようとしたらしい。こういう状況を見るのは、今季何度目だろう。(オマエのツキに賭けたから自由に打て)という指揮官に対し、(送っときましょうよ)と答える打者。結果は、双方の思惑通り?スペンサーのツキが生きてボテボテゴロ。送りバントしてもこうは転がらないという打球になった。
続く矢野の打席は、タイガースファン全員の想像通り(笑)。「糸を引くようなゴロがライト前へ、当たりが強すぎて今岡は帰れず」。ここまで一字一句違わず、全タイガースファンが想像しただろう、まさにその通りになった(笑)。
さて一死一三塁で藤本だ。いや、ポップだ。ここしばらくまた打席に入ればフライの日々に戻っていた。上手く当たれば外野フライ、打ち損ねれば内野フライ、三振も少なくない。代打起用を迷うところだが、藤本そのまま打席へ。二塁手を切り捨てるまで勝負を賭け切れなかったようにも見えた。だが、ここで藤本が素晴らしい打撃。川村のフォークを狙い澄ましてピッチャー返し。打球は綺麗にセンター前に抜けていった。大振りにもならず、アゴも上がらず、しっかりと頭を残して、フォロースルーを正面に伸ばした素晴らしいバッティング。殊勲打を放っても、思わず「いつもそれをせい」と言いたくなるのは、藤本のキャラクターがなせるワザ(笑)。
10回ウラは1点差で久保田がマウンドへ。この回先頭の内川には強くミートされたが、レフト金本の守備範囲へ。これで落ち着き、相川、代打鈴木をともにファールフライに仕留めた。前日のイヤなイメージを払拭して、D戦に臨めるのは良かった。
9回を終わってTのヒットはなんとスペンサーによる2本のみ。負けなかったのは杉山の好投のおかげだ。今まで見た中で一番コントロールが良かった。直球、スライダーとも矢野の要求通りに決まっていた。3回の攻撃、またしてもバントの構えから右ひじ近くに死球を受けるも、何事もなかったかのように続投。頼もしさ、安定感にかけては安藤に負けていない。
唯一の失点シーン、5回ウラも惜しいものだった。先頭の種田がヒット、続く内川への5球目、素晴らしい直球がアウトローに決まったのだが、審判がボールのコール。それまでは取っていた高さだった。カウント2−3となって走者はスタート、三塁ゴロの間に種田は二進した。続く相川のタイムリーで1点失う。あれが三振となっていれば…そんな1球だった。
それにしても課題の立ち上がりもこの日はすんなりとクリアし、以後7回までほぼ完璧な投球。その急成長ぶりには目を見張るものがある。若きローテーション投手、杉山がチームに与えている影響はものすごく大きい。
プレーオフ出場のかかるパ3位の座は混沌としてきた。5位のファイターズが3位に2.5ゲーム差まで接近してきた。
この日B−Tが行われた札幌ドームで、前半もっとも観客が沸いたのが場内に途中経過が発表された時。Dがリードしているのになぜ?と思ったら、Fのリードに沸いていたのだ。この札幌での2連戦、観衆は19,167人、18,078人だった。通常の土日のF戦に比べたら5千〜1万人も少ない数字だ。空席が目立つスタンドは寂しい限りだったが、逆に北海道に根付いたファイターズ人気は嬉しく思う。
赤星、小休止。3回表無死一二塁。二塁ゴロで一塁走者の杉山と入れ替わらなければいけない場面で、三塁側にファールフライを打ち上げる。上から叩くという意識はあっても、ボールとバットが接触する瞬間のイメージが微妙にずれているのだろう。二晩寝れば治るかな(笑)。
鳥谷は無安打でも、強い当たりの一ゴロが出始めたので、回復近し。
金本は差し込まれての三塁側ファールフライが目立つ。いっぺん、カウントかせぎの緩い変化球を狙い打ちして欲しい。とにかく厳しいところを攻められているのは間違いないのだが。
相手が左打者だというだけで、自信満々に攻めてくるのがベイ先発の土肥。対するTの1,2,4番の左もここのところ当たりがなく、苦しい展開になる。それでも4回表にスペンサーが土肥の失投を逃さず先制HRしたことで試合のペースを渡さなかった。チームとしてどうしても欲しい時、ありがたい一発だった。
試合は5回ウラにベイが追いつく。T杉山−ウィリアムス−藤川、B土肥−加藤と両軍投手がグイグイ攻める投球を見せ、テンポ良く9回終了。TB戦恒例の延長に突入、実に今季7度目だという。
川村が出てきて、なんとなく勝てそうだという空気が漂う。やはり川村は雰囲気に飲まれたかのように今岡に四球。で、スペンサー。ピンチバンターでも良い場面だがそのまま打席へ。初球バントの構えからボール球を見送る。ベンチで苦笑いの岡田監督。どうやら打てのサインに、自分からバントしようとしたらしい。こういう状況を見るのは、今季何度目だろう。(オマエのツキに賭けたから自由に打て)という指揮官に対し、(送っときましょうよ)と答える打者。結果は、双方の思惑通り?スペンサーのツキが生きてボテボテゴロ。送りバントしてもこうは転がらないという打球になった。
続く矢野の打席は、タイガースファン全員の想像通り(笑)。「糸を引くようなゴロがライト前へ、当たりが強すぎて今岡は帰れず」。ここまで一字一句違わず、全タイガースファンが想像しただろう、まさにその通りになった(笑)。
さて一死一三塁で藤本だ。いや、ポップだ。ここしばらくまた打席に入ればフライの日々に戻っていた。上手く当たれば外野フライ、打ち損ねれば内野フライ、三振も少なくない。代打起用を迷うところだが、藤本そのまま打席へ。二塁手を切り捨てるまで勝負を賭け切れなかったようにも見えた。だが、ここで藤本が素晴らしい打撃。川村のフォークを狙い澄ましてピッチャー返し。打球は綺麗にセンター前に抜けていった。大振りにもならず、アゴも上がらず、しっかりと頭を残して、フォロースルーを正面に伸ばした素晴らしいバッティング。殊勲打を放っても、思わず「いつもそれをせい」と言いたくなるのは、藤本のキャラクターがなせるワザ(笑)。
10回ウラは1点差で久保田がマウンドへ。この回先頭の内川には強くミートされたが、レフト金本の守備範囲へ。これで落ち着き、相川、代打鈴木をともにファールフライに仕留めた。前日のイヤなイメージを払拭して、D戦に臨めるのは良かった。
9回を終わってTのヒットはなんとスペンサーによる2本のみ。負けなかったのは杉山の好投のおかげだ。今まで見た中で一番コントロールが良かった。直球、スライダーとも矢野の要求通りに決まっていた。3回の攻撃、またしてもバントの構えから右ひじ近くに死球を受けるも、何事もなかったかのように続投。頼もしさ、安定感にかけては安藤に負けていない。
唯一の失点シーン、5回ウラも惜しいものだった。先頭の種田がヒット、続く内川への5球目、素晴らしい直球がアウトローに決まったのだが、審判がボールのコール。それまでは取っていた高さだった。カウント2−3となって走者はスタート、三塁ゴロの間に種田は二進した。続く相川のタイムリーで1点失う。あれが三振となっていれば…そんな1球だった。
それにしても課題の立ち上がりもこの日はすんなりとクリアし、以後7回までほぼ完璧な投球。その急成長ぶりには目を見張るものがある。若きローテーション投手、杉山がチームに与えている影響はものすごく大きい。