2005.01.04 Tuesday
三が日も開けたが、まだまだ正月気分、新聞の阪神ネタも質・量・キレなし(笑)。仕方がないので、勝手に書こう(笑)。数多い期待の投手の内、もっとも今年注目すべき安藤投手について。
昨年はチーム最多の57試合に登板し、60 1/3回を投げた。五輪遠征もあった中でよく働いた。ただし5勝(5S)8敗、防御率3.58という成績には満足していないだろう。
登板は決まって僅差のリードを背負った終盤。先発投手の白星、チームの勝利を決める場面。一昨年の絶対的な投球と比べて、どこかほんの少し弱かったという印象がある。矢野捕手のリードにも言えることだが、「王者」として受け身に回ってしまった部分があったように思う。一昨年、相撲を見ていたウィリアムスが、高見盛を見て「ミスター安藤はスモウレスラーと掛け持ちをしているのか!」と言ったとか。いやそんなに似ていないが、確かに顔を真っ赤にして、細い眼に闘志を剥き出しにして投げ込んでいたその気迫が、日本人の顔の区別がつかない豪州人には同じように見えたのかも知れない。昨年の安藤には、その「負けない」という気迫が足りなかったのではないか。6月後半に、巨人清原に死球を与え(というか避けないのだが…)、結果として骨折させてしまったことも、その後の投球に影響があったように思う。
来季は念願だった先発にまわる。短距離から長距離へ。多くの修羅場を経験し、勝負所の全力投球は心配ない。むしろ、現在取り組んでいるカーブなど、楽にカウントを取るボール、ファールを打たせる配球、踏み込ませないための内角の制球が課題となるだろう。安藤の実力をもってすれば、これらを克服し、先発の柱になってくるだろう。いや、そうでなければ優勝争いにすら入り込めない。
藪投手が(おそらく)メジャーに去り、伊良部はとうに解雇、あと5年エースを張るはずの井川投手があんな調子…。成績だけでなく、投手陣を束ねるような存在として下柳、福原ともども期待されることになるだろう。プロとしてのキャリアは長くないが、昨年、一昨年と救援投手陣を柱となって支えてきた実績と信頼感がある。堂々と王道を進んで欲しい。
昨年はチーム最多の57試合に登板し、60 1/3回を投げた。五輪遠征もあった中でよく働いた。ただし5勝(5S)8敗、防御率3.58という成績には満足していないだろう。
登板は決まって僅差のリードを背負った終盤。先発投手の白星、チームの勝利を決める場面。一昨年の絶対的な投球と比べて、どこかほんの少し弱かったという印象がある。矢野捕手のリードにも言えることだが、「王者」として受け身に回ってしまった部分があったように思う。一昨年、相撲を見ていたウィリアムスが、高見盛を見て「ミスター安藤はスモウレスラーと掛け持ちをしているのか!」と言ったとか。いやそんなに似ていないが、確かに顔を真っ赤にして、細い眼に闘志を剥き出しにして投げ込んでいたその気迫が、日本人の顔の区別がつかない豪州人には同じように見えたのかも知れない。昨年の安藤には、その「負けない」という気迫が足りなかったのではないか。6月後半に、巨人清原に死球を与え(というか避けないのだが…)、結果として骨折させてしまったことも、その後の投球に影響があったように思う。
来季は念願だった先発にまわる。短距離から長距離へ。多くの修羅場を経験し、勝負所の全力投球は心配ない。むしろ、現在取り組んでいるカーブなど、楽にカウントを取るボール、ファールを打たせる配球、踏み込ませないための内角の制球が課題となるだろう。安藤の実力をもってすれば、これらを克服し、先発の柱になってくるだろう。いや、そうでなければ優勝争いにすら入り込めない。
藪投手が(おそらく)メジャーに去り、伊良部はとうに解雇、あと5年エースを張るはずの井川投手があんな調子…。成績だけでなく、投手陣を束ねるような存在として下柳、福原ともども期待されることになるだろう。プロとしてのキャリアは長くないが、昨年、一昨年と救援投手陣を柱となって支えてきた実績と信頼感がある。堂々と王道を進んで欲しい。