自称阪神タイガース評論家（跡地）

メキシコの動向には正直関心が向かない。まずは気持ちのままに日本代表のＷＢＣについて書こう。もし続きがあるようになれば、またその時、ネジを巻き直すとしよう。

ナショナリズムが大嫌い、オリンピックでも、サッカーワールドカップでも、とにかく国別対抗がイヤいという方、ＯＫ。以下は他人の意見として参考程度に。
はじめからずっとＷＢＣなんかに興味なしという方、ＯＫ。今日は、以下興味を引くようなことは書いてないのでスルーして。

♪ともともの独り言♪のともともさんは、あの「完全アウェー状態」のアナハイムで日本代表を応援されていたそうだ。その様子を読むにつけ、韓国の「強さ」を感じる。現地在住の応援団を組織し、応援ツアーを組み、声を合わせる組織的応援。これこそが韓国の強さ。「やるのは現場、観客席は関係ない」などというタワゴトを信じるタイガースファンなどいない。

それは金の問題ではなく、実際に選手たちに声援をおくらせた力が韓国野球にはあって、日本野球にはなかった。これは認めざるを得ない。
国民性や、国のシステムが違う？その通り。加えて代表チームというものへの考え方、歴史も違う。それが今回わかったのなら、歩み出せば良いだけだ。

「ＷＢＣなんて…」という声に反発して来たのは、とにかくどんな不備な大会でも、まずは「各国トップチームによるガチンコ」という名目の下に順位を決めることで、本気になる国が増えると思ったから。負ければ悔しいし勝ちたいと思う。不利な条件のために負ければ、おかしいと大きな声を出したくなる。
本来持っているはずの実力が発揮できなかったと思えば、その原因を考え、改善しようと思う。なぜトップ選手が召集に応えてくれなかったのか。なぜ応援の気運が弱いのか。時期の問題、報酬・保障の問題、体制・組織の問題…やらなきゃいけない課題がどっと押し寄せる。プライドを傷つけられるような強い感情は、大きなモチベーションにもなる。

利害関係やしがらみが渦巻くプロ野球界は、何もないところからプロ化、代表強化ができたサッカー界とは事情が違う…もうそんな泣き言は聞き飽きた。言っている方も言い飽きただろう。日本サッカー界からでも、他国のスポーツ団体からでも、謙虚に学ぶべきことを学び、なにより、早く理念を掲げて一丸となって野球を盛り上げていこうという空気を作って欲しい。

「出なきゃよかった」「やらなきゃよかった」そんな声に私は真っ向反対する。これは避けて通れない道。やって良かった。負けることは悪くない。負けて絶望することが悪いんだ。悔しさを力に、一歩ずつでも進んで行こう。