自称阪神タイガース評論家（跡地）

試合の振り返りと、メキシコ代表選手たちが、なぜあそこまで集中したプレーをしつづけたのか、その熱い気持ちについては、DAIさんの記事が詳しく、そして素晴らしいのでぜひご参照を。
前日に続き、ともともさんの記事。スタンドの様子、特にメキシコの方との会話。なんだかジンと来るよ。やっぱり「こんな大会」でも、国際大会っていいもんだよね。

もちろんタイガースの「３８トリオ」もＷＢＣに熱中。オープン戦に帯同しなかった彼らが、鳴尾のグラウンドでどうやって試合経過を知ったか？その驚きの事実は和田コーチのページで！

矢野選手も自身のブログにてキャッチャーらしい冷静な目でＷＢＣを語っているので、引用する。
　＞　WBCで日本が準決勝進出が決まりましたね:Ｏ(≧∇≦)Ｏ イエイ！！
…………。

私もせめてメキシコに何か感謝の気持ちを表したく、とりあえずメキシコという国のことをちょっと知ろうと思う。→メキシコ合衆国（外務省ＨＰ）


さあ、３度目の韓国戦（ちょっと笑）にむけてまたわくわくするが、タイガースのオープン戦。これが仕事なんでね（笑）。

赤星、金本、矢野、桧山らは帯同せずといえども、カープに完封された。しかし藤本、鳥谷、濱中、林らのスイングは悪くない。鳥谷は第１打席で、外の直球に対してあわやＨＲという三塁打を放っている。
むしろ個人技最終テストである片岡、浅井、喜田あたりがまったく結果を出せなかったことが痛い。赤松は１安打１盗塁。いよいよ教育リーグもフルに使いながら、開幕メンバーの選定に入っていく時期になる。

先発ダーウィンは、結果４回1/3をゼロだが、随所にメンタル面の不安を感じさせるような制球のばらつきが出て、安定感がなかった。それでも要所を締めてイニングを稼いだのだから期待通り。元がささやかな期待だから（笑）。

中村泰が2/3回。前田を一ゴロ、嶋には四球を与えてしまったが、福井を二ゴロ。ひいき目なしで良いと思う。公式戦でガラっと変わっちゃう怖さはどうしても残るのだけど（笑）。

相木が２回。とても良い球と、とんでもない球が混在する。荒れながらの投球は、見ていて安心できないが、同時に打者も打ちにくいのだろう。非常に取捨に迷う投手だ。

左腕打撲が癒えた能見が２回。ひっかかるワンバウンド連発で安定感に欠ける。この日の登板は割り引いて見てやるとして、残り時間を考えると、次の登板の内容次第で先発戦線への復帰、ブルペンからスタート、とりあえず二軍のラインが見えてきそうだ。
９回、打者のスクイズの動きに対して、とっさに外したのは見事。本当に外したのかなぁ。

最後にカープについて。先発のダグラス投手は、かなり手強い。コントロール良し、低めへ集中良し、球威良し、ムーブ良し。ブラウン監督は主戦投手を中４日のローテで回すことを明言しており、この日も投げたロマノ、横山、永川といった中継ぎがしっかりとまとまれば去年とはまったく違うチームになってくるだろう。元々、嶋、新井というタイトルホルダーに加え、前田、緒方、栗原ら実力のある打者が並ぶ攻撃陣は強力だ。
この１試合でも、重要なポイントでマウンドに足を運んだり、送りバント、バスター、スクイズといった作戦を仕掛けてきたり…。新監督のムード作り、理論的な試合運びも垣間見えた。いいねぇ！広島カープ、強いよ！