2006.03.31 Friday
開幕を迎える神宮の天気予報は晴れ。ただし気温が低いので、行かれる方は暖かくして、カイロなんかもしっかり装備してお出かけを。
大都会の一角に異次元空間のような神宮の杜。街灯で暗くならない空の下、冷たく張りつめた空気が緊張感を一層高める。いよいよ3/31、セ・リーグ開幕。
去年のことはオールクリアだ。歓喜の優勝から、地獄のシリーズ4連敗…すべて忘れよう。「優勝した去年と比べて…」これを嘆き始めたら、チーム状態が悪くなった証拠で、結束力はあっという間に崩れていく。あくまでも新しいチームを作り上げていくという考えでなきゃいけない。連覇はそれほど難しいこと。今年はファンもネバーネバーネバーサレンダーの気持ちが必要だ。
岡田監督は去年「このチームはもっと強くなる」と言った。おそらく、投手陣を中心に若いメンバーが多く、個々の能力にまだ伸びしろがある、また去年の段階では故障などで本来の力が発揮できていないメンバーが多いという意味で言ったのだと思う。あるいは、金本や下柳ら、模範となるベテランのおかげで、チームに新しい伝統が生まれていく可能性を感じたのかも知れない。ひょっとしたら、作戦はほとんどなく、個人技と個人の勝負強さだけで優勝までできたのだから…という思いがあったのかも知れない。
しかし相手もある勝負事は、「足し算」だけでは解けないこともある。伸びるはずのものが、いなくなってしまったり、ベースにあったはずの精神がくじけてしまえば、ゼロを掛けたのと一緒だ。
チームの強さをもっとも実感させたリリーフ投手陣に最大の不安を感じながらのスタートとなってしまった。まずは今季一番の心配点がのっけからクローズアップされた。この危機意識がチームにどう影響を与えるのか、またそれをどう克服していけるのかがシーズン序盤の注目点だ。
まずは打線。赤星に勇気は満ちているか。藤本はまわりが見えているか。シーツに気の緩みはないか。金本は焦っていないか。今岡は故障に苦しんでいないか、狙いにムリはないか。桧山は気負いすぎていないか。鳥谷は弱気になっていないか。矢野の闘志は溢れているか…。
去年、ブルペンが心を一つに勝利のリレーを行ったように、今年は打線が互いを信じて1点を掴みたい。投手に勇気を与える最大のプレゼントは得点だ。
そして先発投手陣。厳しい競争から勝ち残ったメンバー…となるはずだったが、不調者、故障者もあり、「誰を上げられるか」になってしまった。まあ、そう悲観ばかりするものでもない。投手は本番で変わる生き物だから。
去年、大いに助けてもらった中継ぎ陣を、今年は先発陣が助ける番。逆にその意識が、引っ張りすぎや、投げ急ぎに繋がる恐れもあるが、とにかく強い気持ちで行けるところまで行くという意識がより求められる。
さあ、まずは井川だ。華麗な先陣を決めて欲しい。
遠慮はいらない。思いっきり暴れてこい!
大都会の一角に異次元空間のような神宮の杜。街灯で暗くならない空の下、冷たく張りつめた空気が緊張感を一層高める。いよいよ3/31、セ・リーグ開幕。
去年のことはオールクリアだ。歓喜の優勝から、地獄のシリーズ4連敗…すべて忘れよう。「優勝した去年と比べて…」これを嘆き始めたら、チーム状態が悪くなった証拠で、結束力はあっという間に崩れていく。あくまでも新しいチームを作り上げていくという考えでなきゃいけない。連覇はそれほど難しいこと。今年はファンもネバーネバーネバーサレンダーの気持ちが必要だ。
岡田監督は去年「このチームはもっと強くなる」と言った。おそらく、投手陣を中心に若いメンバーが多く、個々の能力にまだ伸びしろがある、また去年の段階では故障などで本来の力が発揮できていないメンバーが多いという意味で言ったのだと思う。あるいは、金本や下柳ら、模範となるベテランのおかげで、チームに新しい伝統が生まれていく可能性を感じたのかも知れない。ひょっとしたら、作戦はほとんどなく、個人技と個人の勝負強さだけで優勝までできたのだから…という思いがあったのかも知れない。
しかし相手もある勝負事は、「足し算」だけでは解けないこともある。伸びるはずのものが、いなくなってしまったり、ベースにあったはずの精神がくじけてしまえば、ゼロを掛けたのと一緒だ。
チームの強さをもっとも実感させたリリーフ投手陣に最大の不安を感じながらのスタートとなってしまった。まずは今季一番の心配点がのっけからクローズアップされた。この危機意識がチームにどう影響を与えるのか、またそれをどう克服していけるのかがシーズン序盤の注目点だ。
まずは打線。赤星に勇気は満ちているか。藤本はまわりが見えているか。シーツに気の緩みはないか。金本は焦っていないか。今岡は故障に苦しんでいないか、狙いにムリはないか。桧山は気負いすぎていないか。鳥谷は弱気になっていないか。矢野の闘志は溢れているか…。
去年、ブルペンが心を一つに勝利のリレーを行ったように、今年は打線が互いを信じて1点を掴みたい。投手に勇気を与える最大のプレゼントは得点だ。
そして先発投手陣。厳しい競争から勝ち残ったメンバー…となるはずだったが、不調者、故障者もあり、「誰を上げられるか」になってしまった。まあ、そう悲観ばかりするものでもない。投手は本番で変わる生き物だから。
去年、大いに助けてもらった中継ぎ陣を、今年は先発陣が助ける番。逆にその意識が、引っ張りすぎや、投げ急ぎに繋がる恐れもあるが、とにかく強い気持ちで行けるところまで行くという意識がより求められる。
さあ、まずは井川だ。華麗な先陣を決めて欲しい。
遠慮はいらない。思いっきり暴れてこい!