2006.04.09 Sunday
いよいよ新世界一誕生の日、どうかすべての儀式がつつがなくとりおこなわれるように。
タイガース先発は江草だろう。前回は開幕2連敗の後、見事にプレッシャーをはね除けた。今回はその連敗阻止以後続く連勝中だが、「絶対負けちゃダメ」という妙なプレッシャーの中になる。しんどいねぇ、でもやりがいあるね。なんとも期待が高まる。江草萌え〜!
濱中が2戦目の先発出場で、3本目のホームラン。高目とはいえ外の直球を左中間深いところへ放り込むのだから、ヘッドの走りが良いのだろう。かなりの好調期にあることは間違いなく、あっという間に「世論」が形成されつつある。岡田監督もインタビューで「これからは出る機会が多くなる」と明言。ライト問題は新たな局面に入りそうだ。
ベイスターズの土肥も素晴らしい投球をしていた。内に外に低く球を集め、チェンジアップで巧みに緩急をつけていた。
それでも、結果と印象において「やられた」とならなかったのは、赤星の働きによるところが大きい。厳しいコースで追い込まれた後、ポイントを近くして待球。際どい球は体勢を崩されながらも徹底的ファールで逃げた。1打席目9球、2打席目11球、3打席目10球。この日投げた127球のおよそ4分の1は赤星に投げたことになる。完投されていたら試合の流れも違っていたはずだ。
赤星にこれをやられたら相手は一番イヤだろうなあ。
安藤は良かった。立ち上がり非常に際どいコースをボールと判定され(その後はだんだんストライクゾーンが広がっていったぞ、審判しっかり!)、また変化球が浮いてしまって、早々に先制を許してしまったが、尻上がりに安定感が増した。
直球、スライダー、シュート系、フォーク。内外の逆球はほとんどない。あくまでも低く。勢いづくと怖いベイ打線を淡泊にさせた。
最後、勝ち急いで救援を仰いでしまったが、もうすっかり「右のエース」の貫禄だ。
スクランブルで久保田登場。一発逆転という妄想をベイスターズファンに抱かせてあげる、優しさと余裕の投球…なわけあるかい。なぜか低すぎるボール連発で満塁、さらに0−3?と思ったらストライクを取ってもらって、ふー助かった。世話の焼ける男だ(笑)。
矢野にも矢野らしいライトオーバーのタイムリーが出て良かった。これであらかた気分は「開幕」だろう。あとは、球児かな。ああ、まだ控え層や中継ぎは出場してない選手も沢山いるね。今日あたり「金本以外総取っ替え全員出場祭り」になると良いね(笑)。
今岡はキャンプの打撃練習で二つのフォームを重点的に練習していた。一つはレフトスタンドに特大の一発を放り込むフォーム。前が大きなバットの軌道。ボールを捉える瞬間、リストのテコを効かせて、とにかく飛ばす。
もう一つはパンチショット。いかに構えたところから一直線にボールに合わせて、投手の足元にライナーを返すか。バットは同じ1本でも、この二刀流に取り組んでいるのがわかった。ようやくこの日、その姿が明らかになったような、3安打3打点2HRだった。
類い希な技術と才覚を持ち合わせる今岡にとって、浮沈を決定づける要素は、健康と感情だ。ばね指と呼ばれる右手指の状態が良いのか悪いのかは定かでないが、オープン戦からずっと安定しないスローイングを見ているとあまり芳しくないのではと疑いたくなる。
開幕戦で追撃の2ランHRを打ったものの、その後今岡らしい当たりが止まっていた。この日まで2日続けて「金本敬遠・今岡凡退」をやられてしまった。
しかし今岡にとって屈辱は燃料だ。あとは貯め込んだ燃料に着火するだけ。自分を信頼してくれる金本のため…今岡は誰かのためにプレーしようと決めた時、心に火が点く選手。この金本が世界に君臨する2試合を、誰より大切に思っているのだ。
「あしたも、金本さんの歴史的な1日を、必ず勝ちたいと思う」
今日もやりまっせ!(笑)
タイガース先発は江草だろう。前回は開幕2連敗の後、見事にプレッシャーをはね除けた。今回はその連敗阻止以後続く連勝中だが、「絶対負けちゃダメ」という妙なプレッシャーの中になる。しんどいねぇ、でもやりがいあるね。なんとも期待が高まる。江草萌え〜!
濱中が2戦目の先発出場で、3本目のホームラン。高目とはいえ外の直球を左中間深いところへ放り込むのだから、ヘッドの走りが良いのだろう。かなりの好調期にあることは間違いなく、あっという間に「世論」が形成されつつある。岡田監督もインタビューで「これからは出る機会が多くなる」と明言。ライト問題は新たな局面に入りそうだ。
ベイスターズの土肥も素晴らしい投球をしていた。内に外に低く球を集め、チェンジアップで巧みに緩急をつけていた。
それでも、結果と印象において「やられた」とならなかったのは、赤星の働きによるところが大きい。厳しいコースで追い込まれた後、ポイントを近くして待球。際どい球は体勢を崩されながらも徹底的ファールで逃げた。1打席目9球、2打席目11球、3打席目10球。この日投げた127球のおよそ4分の1は赤星に投げたことになる。完投されていたら試合の流れも違っていたはずだ。
赤星にこれをやられたら相手は一番イヤだろうなあ。
安藤は良かった。立ち上がり非常に際どいコースをボールと判定され(その後はだんだんストライクゾーンが広がっていったぞ、審判しっかり!)、また変化球が浮いてしまって、早々に先制を許してしまったが、尻上がりに安定感が増した。
直球、スライダー、シュート系、フォーク。内外の逆球はほとんどない。あくまでも低く。勢いづくと怖いベイ打線を淡泊にさせた。
最後、勝ち急いで救援を仰いでしまったが、もうすっかり「右のエース」の貫禄だ。
スクランブルで久保田登場。一発逆転という妄想をベイスターズファンに抱かせてあげる、優しさと余裕の投球…なわけあるかい。なぜか低すぎるボール連発で満塁、さらに0−3?と思ったらストライクを取ってもらって、ふー助かった。世話の焼ける男だ(笑)。
矢野にも矢野らしいライトオーバーのタイムリーが出て良かった。これであらかた気分は「開幕」だろう。あとは、球児かな。ああ、まだ控え層や中継ぎは出場してない選手も沢山いるね。今日あたり「金本以外総取っ替え全員出場祭り」になると良いね(笑)。
今岡はキャンプの打撃練習で二つのフォームを重点的に練習していた。一つはレフトスタンドに特大の一発を放り込むフォーム。前が大きなバットの軌道。ボールを捉える瞬間、リストのテコを効かせて、とにかく飛ばす。
もう一つはパンチショット。いかに構えたところから一直線にボールに合わせて、投手の足元にライナーを返すか。バットは同じ1本でも、この二刀流に取り組んでいるのがわかった。ようやくこの日、その姿が明らかになったような、3安打3打点2HRだった。
類い希な技術と才覚を持ち合わせる今岡にとって、浮沈を決定づける要素は、健康と感情だ。ばね指と呼ばれる右手指の状態が良いのか悪いのかは定かでないが、オープン戦からずっと安定しないスローイングを見ているとあまり芳しくないのではと疑いたくなる。
開幕戦で追撃の2ランHRを打ったものの、その後今岡らしい当たりが止まっていた。この日まで2日続けて「金本敬遠・今岡凡退」をやられてしまった。
しかし今岡にとって屈辱は燃料だ。あとは貯め込んだ燃料に着火するだけ。自分を信頼してくれる金本のため…今岡は誰かのためにプレーしようと決めた時、心に火が点く選手。この金本が世界に君臨する2試合を、誰より大切に思っているのだ。
「あしたも、金本さんの歴史的な1日を、必ず勝ちたいと思う」
今日もやりまっせ!(笑)