2006.04.08 Saturday
ここで場内アナウンス「横浜ベイスターズ川村投手1000投球回達成でございます!」ビジョンにも表示されて、場内からは暖かい祝福の拍手。記念のボールをベンチに返して小さく会釈する川村。良い雰囲気やなぁ…と思った川村さん、こっちも必死とはいえ、持ち上げといて突き落とすようなマネしてすまなかったねぇ(笑)。その後の連打で同点、逆転、三浦の勝ちを消して、クルーンの登板すっとばして、佐久本、加藤まで引っ張り出すハメに…。でも1000投球回は立派な記録だ。おめでとう、ありがとう(笑)。
これまで勝った2試合は打線爆発の大勝、勝てなかった3試合は接戦での競り負け。勝因は先発投手と打線、敗因はリリーフ投手とベンチワーク。ヒットを打ちながら得点できない試合展開はイヤな予感ぷんぷんだった。
3回ウラなんて、先頭鳥谷二塁打ではじまって、しかもヒットは合計3本出た(しかもそのうち1本は井川)のに無得点。ある意味「岡田マジック」(笑)。
今岡が「ミスター・チグハグ」。第1打席、良い当たりはセカンド真正面へ。第2打席は右中間へ。相手のもたつきを見逃さず三塁打にするも返してもらえない。第3打席は死球で出塁、二塁に進むも、鳥谷の中前ヒットじゃ三塁コーチにストップかけられ、結局生還できず。1点ビハインドとなってしまった第4打席は連日の「金本敬遠」後の打席、最高のアウトロー直球を投げ込まれ空振り三振。二死からの連打連打で大逆転お祭りムードの第5打席は、祭りの終わりを告げるショートゴロ(笑)。
さらに8回表二死二塁の守備では、なんでもない三塁ゴロを下がって捕ろうとして、捕り損ねて、急いで一塁に投げて、例のハーフバウンドで、さすがのシーツも掴み損ねて、ミットに当たって跳ね上がって、ボールを見失って、すかさず二塁ランナー一気に本塁突入するも、シーツギリギリでボール見つけて本塁で刺す…という、「欽ちゃん球団」ばりのトリックプレーを披露した(欽ちゃん球団見たことないけどw)。
矢野が「ミスターブレーキ」。あそこで矢野が走者を進めていれば、あそこで矢野に1本出ていればと言われまくる。まあ、そんな日もある。
「タイ記録イブ」の金本が攻守に活躍。追い込まれてから三浦が投じたインハイへの直球、明かなボール球を払うようにライト上の階へ。コースの厳しさの割りには、打球方向は右中間寄り。左の押し込みが強くなって、スイングが前に大きくなっているのか。飛距離もスゴイが、なんかまた高度な技術を見たような気がする。
もう1本、右中間を襲った素晴らしい「幻のタイムリー」があったのだが、センター小池のスーパープレーに阻まれた。あれは素晴らしかったね、拍手!
さらに7回表、連打を浴びた井川を救う本塁好返球。やや三塁よりにそれたが、ダッシュ良く突っ込んで、低く強い球を投げた。今日も明日も良い日になると良いね!
井川の調子はそれほど良くなかった。立ち上がりから直球、スライダーとも高かった。ただ、去年のように集中を欠いたり、TVゲームのことを考えたりすることはなく(知らんけどw)、打者と勝負していたので、浮いた球でフライアウトを取れていた。途中からスライダーが低めの良いところに沈むようになり、矢野がそのボールを軸にうまく組み立てた。率は低いが指にかかった低めの直球も時々決まった。
7回はアウトになっても良い打球がヒットになる不運もあったが、連打で逆転を許してしまった。食らいついてきたベイ打線を褒めるべきかな。でも、ああいうところでギアチェンジして、有無を言わせぬボールを放り込むような投手になって欲しいんだ。求めすぎか?いや、井川はそれくらい出来る子なんや!
8回ウラ、赤星のつなぎも、藤本の決勝打もそりゃ素晴らしい。でも「ここで1本」が出なくて悩んでいたチームに、それが出た後だったわけだから、楽な気分で打席に入れただろう。その「ここで1本」を打った林にこそ最大の賛辞を与えるべきだ。
初球のフォークを空振りした。インタビューで「初球から振って、調節した」と言った。バッターは振ることで多くの情報を吸収することができる。2球目、捕手はアウトローに外すよう求めていたが、直球は外いっぱいストライクゾーン内、林の一番好きな高めに入る。まったく迷いなくライナー性でセンター前へ。桧山のヒットから代走で入っていた中村豊の打球判断も素晴らしく、同点タイムリーとなった。開幕からの閉塞感を一気に解消する大きな1本。これを打てる心の強さを林は持っている。
レギュラーは、レギュラーを獲るだけのことをしたから今その地位にある。しかしベンチメンバーは、いつでもその地位を奪うつもりでいる。そして競争しながらも、お互いがチームの勝利に必要な力を高めている。今季のタイガースのエネルギー源はここにある。
これまで勝った2試合は打線爆発の大勝、勝てなかった3試合は接戦での競り負け。勝因は先発投手と打線、敗因はリリーフ投手とベンチワーク。ヒットを打ちながら得点できない試合展開はイヤな予感ぷんぷんだった。
3回ウラなんて、先頭鳥谷二塁打ではじまって、しかもヒットは合計3本出た(しかもそのうち1本は井川)のに無得点。ある意味「岡田マジック」(笑)。
今岡が「ミスター・チグハグ」。第1打席、良い当たりはセカンド真正面へ。第2打席は右中間へ。相手のもたつきを見逃さず三塁打にするも返してもらえない。第3打席は死球で出塁、二塁に進むも、鳥谷の中前ヒットじゃ三塁コーチにストップかけられ、結局生還できず。1点ビハインドとなってしまった第4打席は連日の「金本敬遠」後の打席、最高のアウトロー直球を投げ込まれ空振り三振。二死からの連打連打で大逆転お祭りムードの第5打席は、祭りの終わりを告げるショートゴロ(笑)。
さらに8回表二死二塁の守備では、なんでもない三塁ゴロを下がって捕ろうとして、捕り損ねて、急いで一塁に投げて、例のハーフバウンドで、さすがのシーツも掴み損ねて、ミットに当たって跳ね上がって、ボールを見失って、すかさず二塁ランナー一気に本塁突入するも、シーツギリギリでボール見つけて本塁で刺す…という、「欽ちゃん球団」ばりのトリックプレーを披露した(欽ちゃん球団見たことないけどw)。
矢野が「ミスターブレーキ」。あそこで矢野が走者を進めていれば、あそこで矢野に1本出ていればと言われまくる。まあ、そんな日もある。
「タイ記録イブ」の金本が攻守に活躍。追い込まれてから三浦が投じたインハイへの直球、明かなボール球を払うようにライト上の階へ。コースの厳しさの割りには、打球方向は右中間寄り。左の押し込みが強くなって、スイングが前に大きくなっているのか。飛距離もスゴイが、なんかまた高度な技術を見たような気がする。
もう1本、右中間を襲った素晴らしい「幻のタイムリー」があったのだが、センター小池のスーパープレーに阻まれた。あれは素晴らしかったね、拍手!
さらに7回表、連打を浴びた井川を救う本塁好返球。やや三塁よりにそれたが、ダッシュ良く突っ込んで、低く強い球を投げた。今日も明日も良い日になると良いね!
井川の調子はそれほど良くなかった。立ち上がりから直球、スライダーとも高かった。ただ、去年のように集中を欠いたり、TVゲームのことを考えたりすることはなく(知らんけどw)、打者と勝負していたので、浮いた球でフライアウトを取れていた。途中からスライダーが低めの良いところに沈むようになり、矢野がそのボールを軸にうまく組み立てた。率は低いが指にかかった低めの直球も時々決まった。
7回はアウトになっても良い打球がヒットになる不運もあったが、連打で逆転を許してしまった。食らいついてきたベイ打線を褒めるべきかな。でも、ああいうところでギアチェンジして、有無を言わせぬボールを放り込むような投手になって欲しいんだ。求めすぎか?いや、井川はそれくらい出来る子なんや!
8回ウラ、赤星のつなぎも、藤本の決勝打もそりゃ素晴らしい。でも「ここで1本」が出なくて悩んでいたチームに、それが出た後だったわけだから、楽な気分で打席に入れただろう。その「ここで1本」を打った林にこそ最大の賛辞を与えるべきだ。
初球のフォークを空振りした。インタビューで「初球から振って、調節した」と言った。バッターは振ることで多くの情報を吸収することができる。2球目、捕手はアウトローに外すよう求めていたが、直球は外いっぱいストライクゾーン内、林の一番好きな高めに入る。まったく迷いなくライナー性でセンター前へ。桧山のヒットから代走で入っていた中村豊の打球判断も素晴らしく、同点タイムリーとなった。開幕からの閉塞感を一気に解消する大きな1本。これを打てる心の強さを林は持っている。
レギュラーは、レギュラーを獲るだけのことをしたから今その地位にある。しかしベンチメンバーは、いつでもその地位を奪うつもりでいる。そして競争しながらも、お互いがチームの勝利に必要な力を高めている。今季のタイガースのエネルギー源はここにある。