自称阪神タイガース評論家（跡地）

直球、スライダー、カーブ、フォーク、全部良いんだもんなぁ。直球狙いで待っていて、振り遅れているようじゃ、良い投手は打てないね。直球が来たらでっかい空振りして、実はカーブを狙っている…それくらいのブラフは使って欲しいよなぁ。
本当のところは知らないが、中田という投手は、物凄く集中力があるように見える。でもそれは集中力がないから、意識して集中しようとしているのかも知れない。タイガース戦以外でそれ程良い成績を残していないところを見ると、タイガース打線が中田を集中させているのかも。監督、打撃コーチ陣は、ぜひ投手コーチ陣からヒントをもらって、相手投手の心を乱す方法を考えて欲しい。

赤星、５回ウラの浅いセンターフライ、ナイスキャッチ。あの後赤星からの攻撃で、ここだ！って感じだったんだけどな。グラウンド整備のブレイクタイムが邪魔だったな。
ただ、中継までの返球はしっかり頼む！完全に弱肩を狙われてるぞ！

気分変えて、今日は川上を打とう。機動力使おう。１点ずつ取って行かなきゃ始まらんわ。


どうやら阪急が阪神電鉄株を買って、経営統合まで視野に入れているというのは本当の話らしい。銀行が合併する時代だから、何があっても不思議じゃないとは思う。せっかくだから地域にそのメリットを生かせるようなものにしてくれ。資金調達や価格交渉など課題も多いようだが、双方にとって良い統合になる可能性もあるんじゃないかな。
タイガースがタイガースである限り、阪神タイガースでも、阪急タイガースでも、大阪タイガースでも、私はかまわないよ（村上タイガースはイヤだけど）。親会社のことが好きになって来た時間より、親会社をののしってきた時間の方がよっぽど長い訳だし…（笑）。それに、もう自分のひいき球団のことだけを考えて野球を見ていられる暢気な時代じゃないし。


新庄が突然の引退宣言をしたという。今年の開幕戦、札幌ドームが43,000人超満員になった。「自分の役目は終わったと思いました。あれが一番の決め手」。

一つの行動に対して、その評価は様々だ。どんなことにも良い面もあれば、悪い面もある。新庄の行動は常にその繰り返し。新庄のことを悪く言う人も少なからずある。ホームラン談話（命名）、ヒーローインタビューでの発表という、今回の突飛な行動にも批判はあるだろう。
でも私はとてもそんな気持ちにはなれない。新庄に何度も何度も救ってもらった経験から、今回も新庄が考えた末に、また自分なりのベストを尽くそうとしていることがわかるから。

弱くて弱くてどうしようもないチームだったけれど、新庄に打席が回ってくるのが楽しみだった。チャンスで新庄が打席に入れば、必ず何かをやってくれると思っていたし、実際やってくれた。負けたけど、新庄が打ったから今日はいいやと思うことができた。

アメリカに行った「タイガースのバカ息子」がやんちゃをするのを見るのも楽しかった。お前はどこに行っても…と言いながら、なんの屈託もなくグラウンドで笑う新庄を見るのが好きだった。

「これからはパ・リーグです」新生北海道日本ハムへ。ほどなく訪れたバファローズ合併事件。球団削減、１リーグ制へと経営側が暗躍する中、オールスターでホームスチール。お立ち台で再び「これからはパ・リーグです」と力強く言い放った。身体が熱くなった。その後のことを考えれば、セはすべてが下向き、パはすべてが上向き。確かにこれからはパ・リーグだった。
プレーオフ進出かかかるその試合で、サヨナラ満塁ＨＲ！しかも喜んで前のランナーと抱き合ったから記録はシングルヒットの幻弾。痛快だった。


アホやなぁと言いながらも、自然と笑顔になる。まだあどけない顔で颯爽と現れた頃、「ここで一発」に応え続けた。打って、走って、かっ飛ばして、敬遠球のサヨナラヒット、芝の上を駆け回って、スーパーキャッチ、スーパースロー、…思い出がいっぱいだ。不振で応援団から応援ボイコットされた時、スタンドのみんなは黄色ジャージ無視してアカペラで応援した。そうしたら新庄は打ったんだ。あの時はうれしかったなぁ。いつでも、いっぱい入ったスタンドを嬉しそうに見渡す新庄。新庄がいなくなったら、本当に寂しいよ。

夢だった札幌ドーム超満員が実現した。思うようなスーパープレーができなくなって、ジリジリと観客が減っている。また新庄は、最後の力を振り絞って客寄せパンダを演じる決意をした。必ず、会いに行く。そして大きな声でお礼を言う。「ありがとう」と言うのは照れくさいから、「しんじょー！しんじょー！」って何度も叫ぼう。弱いタイガースのタテジマ帽子を被って、センターを華麗に走る新庄の姿を目に焼き付けに行くつもりだ。