自称阪神タイガース評論家（跡地）

だって、現実世界はドラに全然勝てないんだもん。そら、新庄の思い出に逃げ込みたくもなるわ！なんとかせい、だほ！（笑）


盗塁王赤星の焦り。出塁してもスタートが切れない。身体はどこも悪くなさそう。戻してもらうためなら、どれだけアウトになってもかまわないのに。「死ねない」というプレッシャーが赤星を躊躇させている。新人の時、新庄の穴を埋めると言い放ち、本当にやってのけた男が、怖さを知り、それを克服する時期にいる。タイガースファンが新庄のレーザービームを語り合った日、赤星はホームへ大暴投した。ここが赤星の正念場。

矢野が打球を当て、右指に軽傷。途中から浅井が入った。首脳陣も先入観に凝り固まっていた時期だけに、転機になれば良いと思う。あまりにもベンチメンバーの起用が消極的すぎる。岡田監督は意地っ張りだから、同年代のＧ原監督と比較されれば余計に凝り固まっていきそうだが（笑）、小さくとも持ち場と使命を与え、控え層を戦力にして成功している原監督との対比が激しい。ベンチメンバーを出す時は、いつでも（なんやお前しかおらんのか、しゃーないからお前行け）って感じ。これじゃいかんよね。育成急務の浅井はともかく、スタメンを変えろと言っているわけじゃない。リリーフ投手にしても、代打、代走、守備固めでも、明確な（できそうな）ミッションを与えてやるという姿勢が足りないかな。そういうのが見えれば、ファンは例え失敗しても納得するもんよ、そらそうよ。

３番シーツ、７番鳥谷。この二人に元気がなくなると、打線の繋がりは急激に悪くなる。ああ、それにしても鳥谷、最後の打球は飛ぶタイミングが遅すぎた。前の回、似たような悪い当たりの二遊間のゴロ、鳥谷は併殺に倒れ、そのウラ、最後はゲッツーをほんの少し意識したことで鳥谷が打球を止めることができなかった。ボールは元気のないヤツに容赦ない。


これでＤと４戦４敗。もう交流戦後まで対戦がないそうで、ホッとしちゃう（笑）。正直、勝ち方が想像つかないのだ。濱中のホームランだけが計算できる得点（笑）じゃねぇ…。そりゃ、相手先発をＫＯして序盤で大差をつければ勝機は大きいが、それとて惨めな大逆転を何度もやられているカードだ。ましてや競り合いになれば、出てくる投手全部に抑えられるような気がする。こっちは出す投手が、なんとなく抑えきれず、結局競り負けるような気がする。
あー、またこの、「やられそうな気がする空気」に支配されているのだ。去年、なんとなく振り払ったような気になっていたが、時間をおいたらやっぱり元通りになってしまったのか。

おそらく相手は、例え途中どんなに競っても、最後は勝てるような気がしているのだろう。この差ははてしなく大きい。こっちは相手が何をするかわからないと恐れおののいている。しかし相手は、どうせこっちは何もできゃしないと高をくくっている。勝負の前に勝負がついている状態だ。

楽観的な話をすれば、この状況を活用して逆襲していくことは十分可能。たった４試合で得た心理的優位は、同じように少ない試合数で崩すこともできる。あったはずのリードが失われていく、あの時の感じを抱かせればしめたもの、流れが一気に変わる。だが、ここらあたりの心理戦が落合妖術のキモで、向こうにできることはこちらにもできるはずといっても、術のキレや巧みさで勝つのは容易じゃないとは思う。

とにもかくにも「変わる」ことを拒否したり、恐れていては難しい。明日のジャイアンツ戦から、せめて気の持ちようを変えてくれ。失敗したっていいじゃないか。どんどん手を打て。まずはヒットエンドランの多用からやろうや。

で、今日は…とりあえず新庄に逃げ込もうっと（笑）。