2006.06.17 Saturday
本当に来季は二人ともいなくなっちゃうのかなぁ。寂しいなぁ。
交流戦前半の雨が響いて8連戦中。しかし最後、関西に居座っての5連戦なので、意外と楽かもね。ファイターズなんて、札幌→甲子園→神宮だもんなぁ。
そう言えば前後半ものやオフ会告知なんかで書きそびれたけど、安藤が抹消で桟原が登録されている。で、安藤の穴はオクスプリングで埋めるらしい。ダーウィンにリフレッシュ休暇(そんなには休ませてもらえないだろうけどw)が与えられるとのこと。オクスプリングは、ここで結果出せないとかなり辛い立場になるだろうね。
赤松を抹消して林を登録。まあ、このへんはコロコロ変えていくのは刺激にもなり、悪いことではない。レベルにあるかどうか、まだ下で向上できる課題があるかどうかを見極めているのならね。
ただできればそういう枠をもう1人分取れるといいんだけどね。その場合ベテランが一人犠牲になる。
たとえば仕事が終わって、スカイマークスタジアムに2回ウラに駆けつけたタイガースファンがいるとする。おっ、6−0?すごいねぇ、誰が打ったの?なんて上機嫌なわけだが、この人がこのあと目にするのは、ぴりっとしない下柳と、ルーキー平野に9回までカンペキに抑えられる、「0−3の完封負け」だったりする(笑)。まあ、6勝している好投手を序盤に攻略して、反撃をしのいだんだから文句言っちゃいけないね(笑)。
3回表も先頭の濱中がヒット、平野はそう簡単に立ち直れそうになかった。続くスペンサーの三塁線を抜こうかという当たりを三塁手ノリが横っ飛び、素速く二塁封殺にする。これを機に平野はすっかり立ち直り、タイガースのワンサイドになりそうなムードも断ち切った。ほんっとに、守備は大事だよね。
二回表のビッグイニングも守備の大事さがもたらしたもの。「スッキリ爽快6得点」と、「きょうもモヤモヤ大残塁」を隔てたのは紙一重でしかなかった。
先頭今岡が右前ヒット。やや向上、ただしまだ左のカベが固まったと言うほどではない。開きながら、やや弱めの打球が一二塁間真ん中を抜いた。続く濱中は、厳しいコースをカットしながら四球を取る。確実に上向き。スペンサーはインコースを攻められ、見逃し三振。追い込まれてたら振らなきゃいけない球。Bsバッテリーも、スペンサーの右狙いを見抜いて、上手く攻めたけど、もう、この時点でものすごくイヤな予感(笑)。矢野は普通に右飛、無死一二塁は、例によって例の如く一歩も進めないまま二死になる。
ああこりゃダメだわ、藤本は「弱点」インローの直球を当然のように打ち上げる…三塁側へのファールフライ…お、サード後退、ショート回り込む、レフト前進…どうだどうだ…その真ん中に落ちる…おお助かった。ファールゾーンの広い球場なら楽に取れるところ、レフト迎、フェンスが少し気になったか。そう、野球の七不思議の一つ、「ファールフライを落としてもらった打者は必ずヒットを打つ」なのだ。直後、同じようなインローの直球をミート、久々に藤本らしい角度でバットとボールが出会い、センター前にライナーが落ちる。二死満塁、今、比較的期待できないこともない鳥谷に責任を押しつける(笑)。1−2から、ええ、もういいや!と思い切って振った打球は高く跳ね上がってノリの頭の上、ショート塩崎、懸命に一塁送球するも、鳥谷が飛ぶように一塁を駆け抜ける…はあ、1点入ったよぅ、良かったよぅ…。なんで無死一二塁から1点取るのに、こんな思いをせんならんの?(笑)。
だがしかし、この鳥谷のフルスイングと全力疾走が後続に呪文をかけた。「さあ振りなさい!初球を仕留めなさい!」
赤星、初球外角低めの直球を振り抜き、センター前にライナーが落ちる、二走藤本好スタートで生還、3−0、二死一二塁。
シーツ、初球内角直球に反応、レフト左を破る二塁打、一走赤星、快足飛ばし長駆、返球との競争に勝って生還、5−0、二死二塁。
金本、初球真ん中低めの直球を強引に運び、右中間を抜く、6−0。外に外すつもりがコントロールミスだった。
…でもでも…今岡は2つの直球ストライクを見送り、これで魔法が解けちゃった(笑)。
得点の後、下柳が締めればワンサイドゲームが出来上がるのだが、タイガースは満員のお客様のために、決してそんなつまらないことはしない(笑)。直後に2点、1点と返され、そこそこの展開にしてしまう。なぜか右に左に逃げるスライダー、シュートが真ん中に寄るし、お辞儀が弱い。簡単に引きつけられてしまうところを見ると、直球の使い方が悪いのではないだろうか。「直球は見せ球」とたかをくくられてしまっているのかも知れない。シモの苦しみは続きそうだ。
そのあと私、気を失ってたからよくわからないけど、目が覚めたらダーウィン、藤川が文句なしの投球。CS局、Jスポーツは落ち着いてて見やすいね。解説の五十嵐章人、橋本清の地味な解説も良いよ。二人に言われて気づいたけど、なるほどダーウィンはロージンの粉をでっかい手にいっぱいつけてリリースの瞬間に煙のように舞い上がる、「消える魔球風」だ(笑)。すぐに上げるから、下でしっかり調整しておいでよ。
9回、久保田。どういう経緯なのか、どういう内容なのかはわからないが、前回「結果的に」藤川がクローザー代行を務めた試合の翌日、首脳陣と久保田が話し合いをしたという。平田ヘッドの「(話し合いをして)一層、地が固まった」という発言から、その話し合いが「雨」に相当するものだったことがわかる(笑)。
気合が力みになることなく、大胆に投げ込めていた。特にノリを仕留めたスライダーには本来のキレがあったし、清原に対して挑みかかるような目でグイグイと投げ込んだ150km/hの高め直球はしびれたよ。力があって、伸びもある。本来の久保田の直球、あれならそう簡単に打たれない。
クローザーなんて商売は、そりゃ技術も大切だけど、何よりも心。負けない気持ちと、引きずらない気持ち。その素地があると見込んでの起用なんだから、いくらでも怒り、叫び、泣けば良いと思う。
直球、直球、また直球の勝負に、打席で不適な笑みを浮かべる入道。数々の修羅場をくぐってきた大きな構えには、経験に裏打ちされた独特の威圧感がある。7球全部まっすぐの勝負は面白かったね。久保田の闘争本能を燃え上がらせた清原に感謝。
打撃陣、あちこちに回復の兆しを感じる。虎の梅雨明けは近いかもね。
交流戦前半の雨が響いて8連戦中。しかし最後、関西に居座っての5連戦なので、意外と楽かもね。ファイターズなんて、札幌→甲子園→神宮だもんなぁ。
そう言えば前後半ものやオフ会告知なんかで書きそびれたけど、安藤が抹消で桟原が登録されている。で、安藤の穴はオクスプリングで埋めるらしい。ダーウィンにリフレッシュ休暇(そんなには休ませてもらえないだろうけどw)が与えられるとのこと。オクスプリングは、ここで結果出せないとかなり辛い立場になるだろうね。
赤松を抹消して林を登録。まあ、このへんはコロコロ変えていくのは刺激にもなり、悪いことではない。レベルにあるかどうか、まだ下で向上できる課題があるかどうかを見極めているのならね。
ただできればそういう枠をもう1人分取れるといいんだけどね。その場合ベテランが一人犠牲になる。
たとえば仕事が終わって、スカイマークスタジアムに2回ウラに駆けつけたタイガースファンがいるとする。おっ、6−0?すごいねぇ、誰が打ったの?なんて上機嫌なわけだが、この人がこのあと目にするのは、ぴりっとしない下柳と、ルーキー平野に9回までカンペキに抑えられる、「0−3の完封負け」だったりする(笑)。まあ、6勝している好投手を序盤に攻略して、反撃をしのいだんだから文句言っちゃいけないね(笑)。
3回表も先頭の濱中がヒット、平野はそう簡単に立ち直れそうになかった。続くスペンサーの三塁線を抜こうかという当たりを三塁手ノリが横っ飛び、素速く二塁封殺にする。これを機に平野はすっかり立ち直り、タイガースのワンサイドになりそうなムードも断ち切った。ほんっとに、守備は大事だよね。
二回表のビッグイニングも守備の大事さがもたらしたもの。「スッキリ爽快6得点」と、「きょうもモヤモヤ大残塁」を隔てたのは紙一重でしかなかった。
先頭今岡が右前ヒット。やや向上、ただしまだ左のカベが固まったと言うほどではない。開きながら、やや弱めの打球が一二塁間真ん中を抜いた。続く濱中は、厳しいコースをカットしながら四球を取る。確実に上向き。スペンサーはインコースを攻められ、見逃し三振。追い込まれてたら振らなきゃいけない球。Bsバッテリーも、スペンサーの右狙いを見抜いて、上手く攻めたけど、もう、この時点でものすごくイヤな予感(笑)。矢野は普通に右飛、無死一二塁は、例によって例の如く一歩も進めないまま二死になる。
ああこりゃダメだわ、藤本は「弱点」インローの直球を当然のように打ち上げる…三塁側へのファールフライ…お、サード後退、ショート回り込む、レフト前進…どうだどうだ…その真ん中に落ちる…おお助かった。ファールゾーンの広い球場なら楽に取れるところ、レフト迎、フェンスが少し気になったか。そう、野球の七不思議の一つ、「ファールフライを落としてもらった打者は必ずヒットを打つ」なのだ。直後、同じようなインローの直球をミート、久々に藤本らしい角度でバットとボールが出会い、センター前にライナーが落ちる。二死満塁、今、比較的期待できないこともない鳥谷に責任を押しつける(笑)。1−2から、ええ、もういいや!と思い切って振った打球は高く跳ね上がってノリの頭の上、ショート塩崎、懸命に一塁送球するも、鳥谷が飛ぶように一塁を駆け抜ける…はあ、1点入ったよぅ、良かったよぅ…。なんで無死一二塁から1点取るのに、こんな思いをせんならんの?(笑)。
だがしかし、この鳥谷のフルスイングと全力疾走が後続に呪文をかけた。「さあ振りなさい!初球を仕留めなさい!」
赤星、初球外角低めの直球を振り抜き、センター前にライナーが落ちる、二走藤本好スタートで生還、3−0、二死一二塁。
シーツ、初球内角直球に反応、レフト左を破る二塁打、一走赤星、快足飛ばし長駆、返球との競争に勝って生還、5−0、二死二塁。
金本、初球真ん中低めの直球を強引に運び、右中間を抜く、6−0。外に外すつもりがコントロールミスだった。
…でもでも…今岡は2つの直球ストライクを見送り、これで魔法が解けちゃった(笑)。
得点の後、下柳が締めればワンサイドゲームが出来上がるのだが、タイガースは満員のお客様のために、決してそんなつまらないことはしない(笑)。直後に2点、1点と返され、そこそこの展開にしてしまう。なぜか右に左に逃げるスライダー、シュートが真ん中に寄るし、お辞儀が弱い。簡単に引きつけられてしまうところを見ると、直球の使い方が悪いのではないだろうか。「直球は見せ球」とたかをくくられてしまっているのかも知れない。シモの苦しみは続きそうだ。
そのあと私、気を失ってたからよくわからないけど、目が覚めたらダーウィン、藤川が文句なしの投球。CS局、Jスポーツは落ち着いてて見やすいね。解説の五十嵐章人、橋本清の地味な解説も良いよ。二人に言われて気づいたけど、なるほどダーウィンはロージンの粉をでっかい手にいっぱいつけてリリースの瞬間に煙のように舞い上がる、「消える魔球風」だ(笑)。すぐに上げるから、下でしっかり調整しておいでよ。
9回、久保田。どういう経緯なのか、どういう内容なのかはわからないが、前回「結果的に」藤川がクローザー代行を務めた試合の翌日、首脳陣と久保田が話し合いをしたという。平田ヘッドの「(話し合いをして)一層、地が固まった」という発言から、その話し合いが「雨」に相当するものだったことがわかる(笑)。
気合が力みになることなく、大胆に投げ込めていた。特にノリを仕留めたスライダーには本来のキレがあったし、清原に対して挑みかかるような目でグイグイと投げ込んだ150km/hの高め直球はしびれたよ。力があって、伸びもある。本来の久保田の直球、あれならそう簡単に打たれない。
クローザーなんて商売は、そりゃ技術も大切だけど、何よりも心。負けない気持ちと、引きずらない気持ち。その素地があると見込んでの起用なんだから、いくらでも怒り、叫び、泣けば良いと思う。
直球、直球、また直球の勝負に、打席で不適な笑みを浮かべる入道。数々の修羅場をくぐってきた大きな構えには、経験に裏打ちされた独特の威圧感がある。7球全部まっすぐの勝負は面白かったね。久保田の闘争本能を燃え上がらせた清原に感謝。
打撃陣、あちこちに回復の兆しを感じる。虎の梅雨明けは近いかもね。