自称阪神タイガース評論家（跡地）

金澤、結婚おめでとう！この短いブレークタイムを利用するのはどんな理由？（笑）


時間があまりなくて、まだ全部をチェックできていないのだけれど、オールスターゲーム第１戦の中継で、面白い試みがあった。球審のマスクだかどこだかに小型カメラを付けて、審判から見た映像を使っていたのだ。これ、すごかったねえ！大迫力。大昔、Ｆ１の中継でオンボード映像とか言って、車体にカメラを設置して、後ろから迫ってくる車を映したり、ドライバー視点の映像を見せたりした時に、見たこともないスピード感、ど迫力にぶっ飛んだが、それ以来の衝撃を受けた。面白い、最高！直球が、どーんと迫ってくる怖さが伝わってくる。これ、なんとか公式戦でも実用化してもらえないもんだろうか。とにかく見ている側にとっては１００点満点、文句なしの楽しさ。

でもこれにはデメリットもあるだろうなぁ。費用がかさみそうだし、技術的なトラブルも多発しそう。審判もやりづらいやね。肝心な所を見てなかったりするとすぐバレちゃうし、ぼけーっと綺麗な女の人見てたりしたら、どこ見とんねん！と突っ込まれるだろうし（笑）。あ、それなら審判の質向上に繋がるから良いのか（笑）。

一番深刻なのは投手だろうな。打者視点に極めて近い映像が出回ったら、球種の研究、シミュレーションを重ねられてしまうだろう。球種によるクセなんかも解析されちゃうし、とにかく打席に入って見ないとわからないという部分がなくなっちゃうだけでずいぶんと痛いだろう。ハッキリ言って、こんな映像を使われたら「商売上がったり」になる投手が続出するだろう。

だから、それでもどうしても…とはなかなか言えないのだが、それをわかった上でなお、あの映像の面白さが頭から離れない。なぜあんなフォークを振ってしまうのか、インハイ、アウトローのコンビネーションはどんな風に見えているのか、あの投手のあの変化球は…本当に興味は尽きない。うーん、なんとかならないかなぁ…。