2006.08.10 Thursday
長い試合になっていたから、気を利かせたつもりだろうが、かえって長い中断を招いてしまう。まあ、審判のミスを認めて観客に謝ったことは、評価するけどね。
先日は思いやりでタイムをかけて、ボーンヘッドを帳消しにしちゃう審判もいた。普段から監督や選手にへつらって、「略式」でテキトーなことやってるからこういうことになる。そしてまた審判が尊敬を失って行く悪循環。どこかで断ち切らないとズブズブだ。
11安打で4得点、4戦連続のフタ桁安打となった。ひところの5安打2得点の「極貧地獄」からは、抜け出した模様。これで、ようやく「梅雨は松山で明けてました」とさかのぼっての宣言かな。
とはいえ、1回表の3点はYB三浦にとってはちょっと気の毒なものだった。赤星っぽいレフトフライを、判断悪くヒットにしてしまい、さらに後逸して三進までされる。対戦成績に大きな開きがある中で、いきなりこのプレーはキツイ。ところでその高卒4年目の吉村、5回目に17号HRを打って取り返すところなんて立派なもん。試合後に進藤、波留両守備コーチが付き合って、無人のハマスタで特守をやったんだって。こういうのは良いね、ベイはこれから強くなるよ。
さて、1回表無死三塁、前日猛打賞の関本は三浦にまったく合わず4三振、この日5タコ。逆に前日門倉に3三振したシーツがここでタイムリー、三浦から3安打する。オモロイね。
二死後、濱中の当たりは狙っても打てないような素晴らしい打球、セカンドの頭を越して、右中間ど真ん中をコロコロ、ビリヤードのバンキングのようにフェンスでピタリと止まるという、これしかないという三塁打。実際、エラーっぽい守備がなければ、なかなかハマスタで3塁打はないはずだ。で、そこにエラーも絡む。3塁を狙う濱中を刺そうと焦った送球が逸れる間に、打った濱中も生還、これで3−0。シーツ、濱中はともにカーブを一呼吸待って捉えた良い打撃だった。三浦にしてみれば、序盤カーブを多めに見せて、組み立ての布石にしたかったのたろうが、甘くなったところを積極的に行ったのが良かった。好投手は立ち上がりに叩かないとね。
吉村の一発で3−1となり、三浦は尻上がり、T先発の井川は連敗中でもあり、勝負は余談を許さなかった。8回表、実はタイガースが「ピンチ」を迎えていた。一死後シーツの一打は打った瞬間にライトの頭上を越えることがわかる当たり。追い風もあり、ゆうゆうとジョグするシーツ、しかし打球はフェンス上段に当たりライトが処理、シングルヒットになってしまう。流れを変えかねない悪いプレーだ。続く金本が右中間を破る二塁打、痛いはずの足で必死に走る、「それなのに」シーツは3塁ストップ。ここでベイは濱中を敬遠して満塁策を取る。点を取れなければ、確実に流れが変わる。シーツの無邪気で怠慢な走塁で奪い損ねた1コマが、1点の取り損ねになり、試合の取り損ねになり、シーズンの取り損ねになりかねない…。一死満塁、内野前進守備、打者鳥谷、カウント0−3。一つ直球を見て1−3、続く変化球を打って二ゴロ、ホームでアウト、二死。ここで、最近ボール球を振りまくっている矢野、二球目のカットボールは大きく外れていたが空振りし、カウント2−0、非常にヤバい。ところが、ここで矢野の視覚回路が突然治る。際どい釣り球を4つとも見切って押し出しを奪い取り、勝利を固める。大きい打席だった。
井川、火曜日の座、ローテ柱の座を奪われたのが悔しかったんだね。ぶっ倒れるまで走り込んだって。やっぱり井川はエライよ。不器用だけど、ずっと鍛えて鍛えてここまで来たんだから。出来は普通だと思ったが、よく丁寧に投げた。8回112球、5安打、自責1。ナイスピッチング。
9回二死、球児登場。150km/h未満だが直球のみ5球、力まずにテスト。問題なし。慎重にね。
ジェフが良い。この日も2/3、8球全部直球、全部150km/h前後。ジェフといえばスライダー、これまで、打者もそのウィニングショットの見極めに集中していた。ところが、直球の勢いが増して、これだけで勝負ができるレベルになっちゃった。「150km/h超で浮き上がる直球」の藤川に不安が発生したかと思ったら、「150km/h超でベースの角をかすめる直球」のウィリアムスが出現。アドレナリンで投げる男だけに、藤川の窮地を救おうという気持ちが、パフォーマンスに直結しているんだと思う。ああ、素晴らしき哉、JFK。「150km/h超で3イニングス」の久保田の復帰が待ち遠しいな。
先日は思いやりでタイムをかけて、ボーンヘッドを帳消しにしちゃう審判もいた。普段から監督や選手にへつらって、「略式」でテキトーなことやってるからこういうことになる。そしてまた審判が尊敬を失って行く悪循環。どこかで断ち切らないとズブズブだ。
11安打で4得点、4戦連続のフタ桁安打となった。ひところの5安打2得点の「極貧地獄」からは、抜け出した模様。これで、ようやく「梅雨は松山で明けてました」とさかのぼっての宣言かな。
とはいえ、1回表の3点はYB三浦にとってはちょっと気の毒なものだった。赤星っぽいレフトフライを、判断悪くヒットにしてしまい、さらに後逸して三進までされる。対戦成績に大きな開きがある中で、いきなりこのプレーはキツイ。ところでその高卒4年目の吉村、5回目に17号HRを打って取り返すところなんて立派なもん。試合後に進藤、波留両守備コーチが付き合って、無人のハマスタで特守をやったんだって。こういうのは良いね、ベイはこれから強くなるよ。
さて、1回表無死三塁、前日猛打賞の関本は三浦にまったく合わず4三振、この日5タコ。逆に前日門倉に3三振したシーツがここでタイムリー、三浦から3安打する。オモロイね。
二死後、濱中の当たりは狙っても打てないような素晴らしい打球、セカンドの頭を越して、右中間ど真ん中をコロコロ、ビリヤードのバンキングのようにフェンスでピタリと止まるという、これしかないという三塁打。実際、エラーっぽい守備がなければ、なかなかハマスタで3塁打はないはずだ。で、そこにエラーも絡む。3塁を狙う濱中を刺そうと焦った送球が逸れる間に、打った濱中も生還、これで3−0。シーツ、濱中はともにカーブを一呼吸待って捉えた良い打撃だった。三浦にしてみれば、序盤カーブを多めに見せて、組み立ての布石にしたかったのたろうが、甘くなったところを積極的に行ったのが良かった。好投手は立ち上がりに叩かないとね。
吉村の一発で3−1となり、三浦は尻上がり、T先発の井川は連敗中でもあり、勝負は余談を許さなかった。8回表、実はタイガースが「ピンチ」を迎えていた。一死後シーツの一打は打った瞬間にライトの頭上を越えることがわかる当たり。追い風もあり、ゆうゆうとジョグするシーツ、しかし打球はフェンス上段に当たりライトが処理、シングルヒットになってしまう。流れを変えかねない悪いプレーだ。続く金本が右中間を破る二塁打、痛いはずの足で必死に走る、「それなのに」シーツは3塁ストップ。ここでベイは濱中を敬遠して満塁策を取る。点を取れなければ、確実に流れが変わる。シーツの無邪気で怠慢な走塁で奪い損ねた1コマが、1点の取り損ねになり、試合の取り損ねになり、シーズンの取り損ねになりかねない…。一死満塁、内野前進守備、打者鳥谷、カウント0−3。一つ直球を見て1−3、続く変化球を打って二ゴロ、ホームでアウト、二死。ここで、最近ボール球を振りまくっている矢野、二球目のカットボールは大きく外れていたが空振りし、カウント2−0、非常にヤバい。ところが、ここで矢野の視覚回路が突然治る。際どい釣り球を4つとも見切って押し出しを奪い取り、勝利を固める。大きい打席だった。
井川、火曜日の座、ローテ柱の座を奪われたのが悔しかったんだね。ぶっ倒れるまで走り込んだって。やっぱり井川はエライよ。不器用だけど、ずっと鍛えて鍛えてここまで来たんだから。出来は普通だと思ったが、よく丁寧に投げた。8回112球、5安打、自責1。ナイスピッチング。
9回二死、球児登場。150km/h未満だが直球のみ5球、力まずにテスト。問題なし。慎重にね。
ジェフが良い。この日も2/3、8球全部直球、全部150km/h前後。ジェフといえばスライダー、これまで、打者もそのウィニングショットの見極めに集中していた。ところが、直球の勢いが増して、これだけで勝負ができるレベルになっちゃった。「150km/h超で浮き上がる直球」の藤川に不安が発生したかと思ったら、「150km/h超でベースの角をかすめる直球」のウィリアムスが出現。アドレナリンで投げる男だけに、藤川の窮地を救おうという気持ちが、パフォーマンスに直結しているんだと思う。ああ、素晴らしき哉、JFK。「150km/h超で3イニングス」の久保田の復帰が待ち遠しいな。