2006.12.24 Sunday
遅いがようやく変わっていくのかな。この問題が放置されていたのは、お金で奪っていく側(タイガースもこっちかな)の方に「声の大きいヤツ」が多かったということと、皆の心のどこかに「強くあるべきチームが強くないと」のようなおかしな同意事項があったからじゃないかな。そういう古い体質が変わっていくこともあわせて歓迎したい。
昨日の「スポーツ」という記事について、DAIさんからもらったコメントをヒントに発展させることにする。スポーツには、トップレベルを目指す「競技スポーツ」と、それとはまったく性質の違う「楽しむスポーツ」とがあるのだから、どちらをも認め合って、どちらをも満足させることを考えるべきという主旨、まったくその通りで、ちょっと感情を込めた一文についての指摘も反省すべきものだったと思う。
あらためて仕切直して再整理する。昨日の主眼点は、「日本のスポーツは、競技一辺倒で問題」だったが、「範囲を拡げ境界線を薄くする」ということをメインテーマにしてみる。
(1)種目の違い
今日のニュースに、行政やNPB他が助成する「キャッチボールのできる公園づくりモデル事業」の助成対象団体が決まったというのがあった。そこに例として上げられたのがJリーグで有名な「湘南ベルマーレスポーツクラブ」だ。Jリーグの理念である、種目を越えて、地域のスポーツ促進に貢献するという姿勢がよく表れていると思う。これからはスポーツの提供者、指導者が広い範囲でスポーツに取り組み、その種目ごとの境界線を薄くすることが大切。それによりスポーツにまつわる「イヤなこと」がずいぶんとなくなると思う。
さらに身体運動だけに限らず、頭脳運動(囲碁、将棋など含めて)にもウイングを拡げると良いね。競技によっては作戦を考えることや、トレーニング方法、練習方法を考えることが重要なものがあるかもしれない。競技者としてだけじゃなくて、そう言う面でチームに貢献するというのも楽しいと思う。
(2)競技力レベル、または「厳しさ←→楽しさ」レベルの違い
あくまでも上を目指す「競技スポーツ」は、とことんそれを突き詰める。最先端の技術、研究を駆使し、究極を目指す。
その対極に、初心者を招き入れるプログラムがあり、その競技能力に応じて階層を分ける。そしてその境界線を薄くし、試しながら自在に移動できるようにすることで、より快適なスポーツとのつきあいができる。
ちょうど具体例があったりして(笑)。
実は昨日、綱島ボブルヘッズ(私が所属するスローピッチソフトボールのチーム)の忘年会があって、来季の構想について話があったのだ。で、来季は「競技スポーツ」の先端から、「レジャースポーツ」の末端まで活動の場を拡げ、同時に境界線をぼやかしていくような活動を目指すという話を聞いたところ。具体的には、日本で行われているスローピッチの最高峰リーグ(やっているのは日本人じゃなかったりする)に参戦し、競技スポーツとしての第一人者の実力を目指す。一方では、初めてやってみる人が気楽に来られるような活動も活発化させる。で、その間にいくつかの洗練されたリーグを組織するというもの。
例えば私なんかは、最高峰リーグは少々荷が重いのだが、いくつかのポジションでならチームに貢献できる可能性がある(ということを監督から言われて、今ちょっとホコホコw)。また、初心者を対象とするイベントでは、優しくて楽しいおっちゃんとして競技普及に努める。でも、そのどっちかだけではしんどいし、自分のレベルにあったところでプレーをするのが一番楽しめるので、それはあちこちでプレーをしながら見定める。そんな感じになりそうだ。
そんなわけで、ボブルヘッズは、新しい草野球(軟式のないアメリカでは、スローピッチこそが草野球だ)のクラブチームとして、面白い活動をしていくことになりそうなのだ。
具体例が長くなってしまった(笑)。こういう面白い局面にいられる幸運をうれしく思う。だから、同じようなことが、日本のスポーツのいたるところに起きていくといいなと強く思う。
結局、結論は同じ。やっぱり、もっともっとスポーツに求めて良いね!(笑)
昨日の「スポーツ」という記事について、DAIさんからもらったコメントをヒントに発展させることにする。スポーツには、トップレベルを目指す「競技スポーツ」と、それとはまったく性質の違う「楽しむスポーツ」とがあるのだから、どちらをも認め合って、どちらをも満足させることを考えるべきという主旨、まったくその通りで、ちょっと感情を込めた一文についての指摘も反省すべきものだったと思う。
あらためて仕切直して再整理する。昨日の主眼点は、「日本のスポーツは、競技一辺倒で問題」だったが、「範囲を拡げ境界線を薄くする」ということをメインテーマにしてみる。
(1)種目の違い
今日のニュースに、行政やNPB他が助成する「キャッチボールのできる公園づくりモデル事業」の助成対象団体が決まったというのがあった。そこに例として上げられたのがJリーグで有名な「湘南ベルマーレスポーツクラブ」だ。Jリーグの理念である、種目を越えて、地域のスポーツ促進に貢献するという姿勢がよく表れていると思う。これからはスポーツの提供者、指導者が広い範囲でスポーツに取り組み、その種目ごとの境界線を薄くすることが大切。それによりスポーツにまつわる「イヤなこと」がずいぶんとなくなると思う。
さらに身体運動だけに限らず、頭脳運動(囲碁、将棋など含めて)にもウイングを拡げると良いね。競技によっては作戦を考えることや、トレーニング方法、練習方法を考えることが重要なものがあるかもしれない。競技者としてだけじゃなくて、そう言う面でチームに貢献するというのも楽しいと思う。
(2)競技力レベル、または「厳しさ←→楽しさ」レベルの違い
あくまでも上を目指す「競技スポーツ」は、とことんそれを突き詰める。最先端の技術、研究を駆使し、究極を目指す。
その対極に、初心者を招き入れるプログラムがあり、その競技能力に応じて階層を分ける。そしてその境界線を薄くし、試しながら自在に移動できるようにすることで、より快適なスポーツとのつきあいができる。
ちょうど具体例があったりして(笑)。
実は昨日、綱島ボブルヘッズ(私が所属するスローピッチソフトボールのチーム)の忘年会があって、来季の構想について話があったのだ。で、来季は「競技スポーツ」の先端から、「レジャースポーツ」の末端まで活動の場を拡げ、同時に境界線をぼやかしていくような活動を目指すという話を聞いたところ。具体的には、日本で行われているスローピッチの最高峰リーグ(やっているのは日本人じゃなかったりする)に参戦し、競技スポーツとしての第一人者の実力を目指す。一方では、初めてやってみる人が気楽に来られるような活動も活発化させる。で、その間にいくつかの洗練されたリーグを組織するというもの。
例えば私なんかは、最高峰リーグは少々荷が重いのだが、いくつかのポジションでならチームに貢献できる可能性がある(ということを監督から言われて、今ちょっとホコホコw)。また、初心者を対象とするイベントでは、優しくて楽しいおっちゃんとして競技普及に努める。でも、そのどっちかだけではしんどいし、自分のレベルにあったところでプレーをするのが一番楽しめるので、それはあちこちでプレーをしながら見定める。そんな感じになりそうだ。
そんなわけで、ボブルヘッズは、新しい草野球(軟式のないアメリカでは、スローピッチこそが草野球だ)のクラブチームとして、面白い活動をしていくことになりそうなのだ。
具体例が長くなってしまった(笑)。こういう面白い局面にいられる幸運をうれしく思う。だから、同じようなことが、日本のスポーツのいたるところに起きていくといいなと強く思う。
結局、結論は同じ。やっぱり、もっともっとスポーツに求めて良いね!(笑)