2007.03.25 Sunday
ウェスタンリーグ(笑)。昨日は、高校野球やらパ開幕やらスケートやらサッカー日本代表やら、スポーツ花盛りだったけど、まあそういうのは総合局や各専門局に任せて、うちは今季も「超専門チャンネル」で行くのである(笑)。
ボックススコアではよくわからないが、どうやら先発ヤスが6回無失点の好投で4−0とリードした後、ナックル渡辺、伊代野、筒井と繋ぐ中、いっぱいエラーをして、8,9回で8点失って負けたんだね。ふむふむ、なかなか有意義なゲームやね。
代打で登場の大城が二塁打デビュー。浅井と野口で捕手を務め、二塁坂、三塁野原、遊撃大和の布陣か。育てること、調整して上に送り込むこと。平田二軍監督、しっかり頼んます。
オープン戦もラスト2つ。セ同士の最終調整ともなると相当実戦を意識した戦い方が必要なのだが、スワローズを大阪ドームに迎えた一戦、なんともだらしない攻撃で完封負け。
先日フランスの読者Salutさんにお会いした時、「図解プロ野球『新・勝利の方程式』」という田端到氏の新刊本を頂戴した。データを基本に現在のプロ野球監督の個性を解説したとても面白い本で、大いに推薦するのだが、その中で岡田タイガースがいかに走者を進められないかをデータで説明した件があったのを思い出した(でもこの本の中で、著者は基本的に岡田監督絶賛なんだけどねw)。
この日も中盤から後半、無死二塁の走者を進められず、ボケーッとすること四度。なあに、オープン戦オープン戦、気にしない気にしないなどと、のんきに見過ごすつもりはない。本番が始まっても、きっとこうやってボケーッと点を取り逃がすのだろうと思う。
ただ、本当にボケーッとしていたわけでもない。5回濱中二塁打で無死二塁、ここで7番矢野は右方向を狙った打撃を試みていたが、Sの新外国人投手、超獣グライシンガーにねじ伏せられた。6回先頭鳥谷二塁打(チェンジアップに泳ぎながらくらいつき、飛んだ場所良く)の後、2番赤星引っ張ろうとしたが引っかけきれず投ゴロ。7回ヒット、ボークで無死今岡が二塁に。濱中「普通に打って」中飛。8回鳥谷二塁打(レフトオーバーのデカイやつ)、2番赤星しっかりと引っ張ったが良い当たりもライトへのライナー。とまあこんな具合。
「お前が打って返せ」という指示だったであろう濱中を除いては、それぞれ最低一死三塁を作りたいという意志をもった打席ではあったのだ。問題は結果が出せないこと。矢野は、オープン戦で矢野らしい打撃ができていない。やや状態は上がってきてはいるものの、この1週間気温上昇とともにしっかり上げなきゃいけない。まあたぶん大丈夫だろう。
赤星の方は厳しいかも知れないね。もう引っかけ打ちは諦めて、最低一死三塁を作りたい時は三塁前(投手に読まれている時は一塁側でも良い)へのセーフティーバントを基本にしたら良い。それで三塁が前進隊形をとるようなら得意のレフトヒッティングにしたら良いし。こういうミッションは、楽に決められるというのが大事なわけで、ふだんからできる確率が低いことをやらせようと思っても上手くいかない。先頭鳥谷二塁打で無死二塁という場面は公式戦でも増えそうだ。2番を関本にすれば良いのにと個人的には思うが、どうしても赤星を2番で使うのなら、そうしてほしいな。
先発下柳は、まあなんというか、いつもどおり。もはや「芸術的のらりくらり」(笑)。下柳がのらりくらりなのか、のらりくらりが下柳なのかわからないくらいと言うか、のらりくらりがユニフォームと帽子を着けていると言うか。もういいか(笑)。
小嶋、前回はだいぶ悪かったようだが、少しは持ち直したのかな。3回1失点。だんだん変化球の制球が悪くなって、カウントを悪くして甘い直球をゴンという、普通の打たれる投手のパターンを見せてしまった。遅いカーブと鋭いスライダーでカウントをポンと取れると、高めに外した直球で空振りが取れて楽なんだけどね。ちょっと、良し悪しがわかりやすいかもね。まあ、若々しくて良いよ。
ジェフはなんだかスキを見せないな。公式戦始まったらストライク入らないなんてーのはやめてーな(笑)。球児はいろいろ試しながら投げていたらしい。(サンスポ)でも彼、けっこうな三味線くんなので、本当のところは知らん(笑)。
とまあ、こっちもわざといろいろ試しながら書いてみたのだけれど、まったくオープン戦はあてにならないと思っている。だって、岡田タイガースの場合、強さを見せつけるのも、脆さを露呈するのも、「心」次第なんだもん。こいつら、魂に火がつけば信じられないくらい強くなるくせに、そうでないとうすらぼんやりしくさって(笑)。だからこの1週間、どんな練習をしていくか。チームとしてどんな気持ちを形成していくか。それ次第。
ただ一つ、今岡の強い気持ちだけは常にチームに良い影響を与え続けていると感じる。淡々としているのはいつもだが、非常に高い意識レベルで安定しているように思える。
この日の第4打席、右中間へ鋭く弾き返す。ライト志田が小さく弾くと、当然のように二塁を奪う。守備にいても鋭い打球への反応は、常に高い集中力を維持していることを感じさせる。
第3打席、ライト前ヒット。セットポジションのグライシンガーが牽制球、素速く手から帰塁する今岡。こんなシーンを見たのは久しぶりかも知れない。当たり前のことなんだけどね。もう一つ牽制球、今岡また手から帰る。これだけ投手に気にさせるということは、離塁が大きいということだろうか、今岡の盗塁などABCは想定していないだろうから、塁上の今岡にカメラを切り替えたりはしない(笑)。グライシンガーはしきりと今岡を警戒する。また牽制球、今岡またも手から…そして一塁塁審が手を上げてボークを宣告。
今岡は、「好きに打てばええんよ」という岡田タイガースの象徴的存在。守備位置と塁上で見せる集中力とどん欲さは、確実にプラスアルファになる。
ボックススコアではよくわからないが、どうやら先発ヤスが6回無失点の好投で4−0とリードした後、ナックル渡辺、伊代野、筒井と繋ぐ中、いっぱいエラーをして、8,9回で8点失って負けたんだね。ふむふむ、なかなか有意義なゲームやね。
代打で登場の大城が二塁打デビュー。浅井と野口で捕手を務め、二塁坂、三塁野原、遊撃大和の布陣か。育てること、調整して上に送り込むこと。平田二軍監督、しっかり頼んます。
オープン戦もラスト2つ。セ同士の最終調整ともなると相当実戦を意識した戦い方が必要なのだが、スワローズを大阪ドームに迎えた一戦、なんともだらしない攻撃で完封負け。
先日フランスの読者Salutさんにお会いした時、「図解プロ野球『新・勝利の方程式』」という田端到氏の新刊本を頂戴した。データを基本に現在のプロ野球監督の個性を解説したとても面白い本で、大いに推薦するのだが、その中で岡田タイガースがいかに走者を進められないかをデータで説明した件があったのを思い出した(でもこの本の中で、著者は基本的に岡田監督絶賛なんだけどねw)。
この日も中盤から後半、無死二塁の走者を進められず、ボケーッとすること四度。なあに、オープン戦オープン戦、気にしない気にしないなどと、のんきに見過ごすつもりはない。本番が始まっても、きっとこうやってボケーッと点を取り逃がすのだろうと思う。
ただ、本当にボケーッとしていたわけでもない。5回濱中二塁打で無死二塁、ここで7番矢野は右方向を狙った打撃を試みていたが、Sの新外国人投手、超獣グライシンガーにねじ伏せられた。6回先頭鳥谷二塁打(チェンジアップに泳ぎながらくらいつき、飛んだ場所良く)の後、2番赤星引っ張ろうとしたが引っかけきれず投ゴロ。7回ヒット、ボークで無死今岡が二塁に。濱中「普通に打って」中飛。8回鳥谷二塁打(レフトオーバーのデカイやつ)、2番赤星しっかりと引っ張ったが良い当たりもライトへのライナー。とまあこんな具合。
「お前が打って返せ」という指示だったであろう濱中を除いては、それぞれ最低一死三塁を作りたいという意志をもった打席ではあったのだ。問題は結果が出せないこと。矢野は、オープン戦で矢野らしい打撃ができていない。やや状態は上がってきてはいるものの、この1週間気温上昇とともにしっかり上げなきゃいけない。まあたぶん大丈夫だろう。
赤星の方は厳しいかも知れないね。もう引っかけ打ちは諦めて、最低一死三塁を作りたい時は三塁前(投手に読まれている時は一塁側でも良い)へのセーフティーバントを基本にしたら良い。それで三塁が前進隊形をとるようなら得意のレフトヒッティングにしたら良いし。こういうミッションは、楽に決められるというのが大事なわけで、ふだんからできる確率が低いことをやらせようと思っても上手くいかない。先頭鳥谷二塁打で無死二塁という場面は公式戦でも増えそうだ。2番を関本にすれば良いのにと個人的には思うが、どうしても赤星を2番で使うのなら、そうしてほしいな。
先発下柳は、まあなんというか、いつもどおり。もはや「芸術的のらりくらり」(笑)。下柳がのらりくらりなのか、のらりくらりが下柳なのかわからないくらいと言うか、のらりくらりがユニフォームと帽子を着けていると言うか。もういいか(笑)。
小嶋、前回はだいぶ悪かったようだが、少しは持ち直したのかな。3回1失点。だんだん変化球の制球が悪くなって、カウントを悪くして甘い直球をゴンという、普通の打たれる投手のパターンを見せてしまった。遅いカーブと鋭いスライダーでカウントをポンと取れると、高めに外した直球で空振りが取れて楽なんだけどね。ちょっと、良し悪しがわかりやすいかもね。まあ、若々しくて良いよ。
ジェフはなんだかスキを見せないな。公式戦始まったらストライク入らないなんてーのはやめてーな(笑)。球児はいろいろ試しながら投げていたらしい。(サンスポ)でも彼、けっこうな三味線くんなので、本当のところは知らん(笑)。
とまあ、こっちもわざといろいろ試しながら書いてみたのだけれど、まったくオープン戦はあてにならないと思っている。だって、岡田タイガースの場合、強さを見せつけるのも、脆さを露呈するのも、「心」次第なんだもん。こいつら、魂に火がつけば信じられないくらい強くなるくせに、そうでないとうすらぼんやりしくさって(笑)。だからこの1週間、どんな練習をしていくか。チームとしてどんな気持ちを形成していくか。それ次第。
ただ一つ、今岡の強い気持ちだけは常にチームに良い影響を与え続けていると感じる。淡々としているのはいつもだが、非常に高い意識レベルで安定しているように思える。
この日の第4打席、右中間へ鋭く弾き返す。ライト志田が小さく弾くと、当然のように二塁を奪う。守備にいても鋭い打球への反応は、常に高い集中力を維持していることを感じさせる。
第3打席、ライト前ヒット。セットポジションのグライシンガーが牽制球、素速く手から帰塁する今岡。こんなシーンを見たのは久しぶりかも知れない。当たり前のことなんだけどね。もう一つ牽制球、今岡また手から帰る。これだけ投手に気にさせるということは、離塁が大きいということだろうか、今岡の盗塁などABCは想定していないだろうから、塁上の今岡にカメラを切り替えたりはしない(笑)。グライシンガーはしきりと今岡を警戒する。また牽制球、今岡またも手から…そして一塁塁審が手を上げてボークを宣告。
今岡は、「好きに打てばええんよ」という岡田タイガースの象徴的存在。守備位置と塁上で見せる集中力とどん欲さは、確実にプラスアルファになる。