自称阪神タイガース評論家（跡地）

相手は俊足右打ちの山田真介外野手（大阪出身、上宮高−９８Ｇドラ３−０６Ｃ）。去年キムタクとトレードされた選手。
もう一つの話題は、桜井を初めて一軍登録、抹消は赤松。赤星復帰にめどがたったからなのか、それにしてもスペシャル代走・赤松のものすごさを前日に見せつけられて、それでもひょこっと抹消できちゃうんだから、ウチの大将の野球観てのも揺るがないね（笑）。だけど右の俊足外野手をトレードしてまで欲しかったんちゃうんかい…。
さて、喜田のトレード。どういうビジョンを描いてのことかはわからないが、私は喜田放出は賛成である。来季は林を一塁のレギュラーとして使って欲しいと思っているし、そうなると喜田はノーチャンスになってしまう。新井、栗原のいるカープでも同じようにチャンスは薄いが、左の代打、ＤＨ候補としての獲得だろうから一軍で使われる機会は増える。長距離砲を外国人に頼らないというチームカラーも合うだろう。今季二軍での成績も悪く、環境を変える良いタイミングだったように思う。
新加入の山田は、赤松との出世争いになる。競争率が激しいと思っていたウチの外野陣も、高齢化、故障者続出でむしろ手薄と言って良い。「打つだけ班」も多いしね。高橋勇丞まで加えて、センターかライトを一気に奪い取るくらいの大暴れを期待してるよ。


１失点に封じて勝ったと言っても、苦言の山になるような守り。ジャンはよく粘ったと思うけどね。キーになった矢野のバント処理二塁アウトはワンバウンド送球のデンジャラスなプレー。三振ゲッツーも素晴らしい送球という程でもなく、むしろ二塁アウトは「不思議判定」。挟殺プレーは手間取る間に元を取り返されちゃったし、ピーゴロゲッツーでピンチ脱出のはずが久保田あわや悪送球のワンバウンドで一死のみ、失点。この日の相手がまるで「去年までのベイ」で、併殺併殺で助かったようなもの。まあ、えらく大変な中国遠征だったから、選手に疲れはあったろうけどね。そういうことにしておくよ。


林は高い球は強いね。少々ボールでも持っていっちゃう。センター左深い所への先制ＨＲは、まるで速球を投げる投手のような体の使い方で飛ばした。
今岡は２安打でチャンスメーク。その打ち方で良いのかどうなのかさっぱりわからん（笑）。でも一頃よりはまともな打ち方になっているかな。
矢野も前日までは好きな外めのそのもうちょっと外を振らされていたが、この日はそういうイヤらしい攻めもされず、見事な長打で一走今岡を返した。
打席のジャンは、マウンドのジャンより冷静かもね（笑）。関本が返せなかった走者を、しっかりボールを選びながらカウントを作って、見事にセンター前に弾き返した。
６回代打桧山のタイムリーは、楽な気持ちで初球から狙っていったのが良かった。代打の桧山はファーストストライクを打てれば相当率が良いはず。チャンスでの打撃はこれが基本だと思う。


で登録された桜井のプロ第１打席は、勝敗の大勢決した８回ウラ、大歓声に迎えられて代打。対する投手はクルーン。まっすぐを打ちにいって、初球の外低めの153km/hワンバウンドにはしっかりバットを止める。２球目まん中高めのボール球156km/hは空振り。体の芯から力強く振り切って、ストライクだったら打てるかも、そう感じさせるナイススイング。３球目はフォーク、崩されながらバットに当たってしまうが左に転がりファール。２−１と追い込まれて、直球にヤマを張ったが来たのはフォーク、アジャスト及ばず空振り三振に終わった。しかし１球たりとて無駄にしなかった内容のある打席。もっと見てみたい。今日あたりスタメンで使ってもらえると良いんだけどね。