2007.05.20 Sunday
5/19は三菱重工神戸と対戦し、濱中が4打席立って(無安打)、小嶋が5回5安打1失点で負け投手になったとのこと。5/20ニチダイ戦(鳴尾浜)は辻本が先発するとのこと(サンスポ)。
それは良いんだけど、辻本の父親が逮捕されたって?(報知)なんかタニマチっぽい人だったように記憶したが、いかんねぇ…。
シーツが2HR。正田コーチからガムをもらってリラックスして打てたとか。気の持ちようとしか言いようがないエピソードだが、意外とそんなもんかも知れないね。ボール球に手が出る、ストライクに手が出ないというのは構えやスイングの形もさることながら、メンタルのおちつきのなさが大きいから。アンディはいつでもニヤっと笑っているくらいがちょうど良い。
桜井プロ初安打。第一打席では初球外のチェンジアップをひっかけて遊ゴロ。そして次の打席、同じ球をきっちりと右前に弾き返した。前日から積極的に振っているのが良い。バッテリーにしてみれば、長打力があるのはわかっているから、まともに行きたくなかったのだろうが、すぐに対応して余裕でヒットにした。今年のキャンプでも、ただ飛ばすだけの打者ではなく、実戦向きな所を見せていたからね。大勝ムードを引き寄せるチャンスメークの功績大。守備のボロもそのうち出るだろうが、何より落ち着いて対応することで上手くなる部分はある。使うチャンスがある時、どんどん使っておいて欲しい。
杉山は前回の方がずっと出来が良かった。立ち上がり思う所に球が行かない。しかしやっぱりベイスターズは5連敗中、負けるチームの条件を満たしている。好機で焦り、ミスが出る。相手に見下されて押さえつけられる。思い切りが悪くなりまた焦るの悪循環。経験者が言うんだから間違いない(笑)。
二回一死満塁、牽制球で二走吉村を刺した場面が、この試合の流れを決めるハイライトになったが、打者土肥という場面で二走が大きくリードオフを取る必要性などまったくない。もちろんそれを見逃さなかったタイガース守備陣は立派の一言。アウトに結びつけたのは、全員の集中があったからこそ。
乗せてしまうと杉山は楽な投手。特にベイ打線は前回の対戦とうってかわって結果を恐れてしまっているからトントンと打ち取れる。矢野もなんか吹っ切れたような思い切りの良いリード。直球、スライダーの外出し入れをベースに、時にゆるいカーブやフォークで目先を変えながら、時にシュートの連投でグイグイ攻め込みながら、まったく絞らせない配球をした。
そんなわけで、大量リードに守られて、試合の最後の方は楽な気分でいられたのだが、それぞれ楽な気持ちで打席に入れたから生まれた得点。その楽な気持ちを生み出すもとは、ベイスターズの不調ということになってしまうのだけれど、結局は相手のほころびをしっかり見て、やるべきことをやるという冷静さと集中力と積極性。初回の先制点につきると思う。
決して得意なタイプではない土肥に対して、鳥谷はコンパクトなミート狙いで三塁線を抜く。関本死球の後、シーツは右方向を心がけるもやや早めに当たってセンター右へのフライ。鳥谷は捕球体勢不十分と見るや躊躇無く三塁を取る。これで一死一三塁。外野フライでOKのこの場面、2−1と追い込まれた4番金本は、もっと確実な併殺崩れでOKと冷静に判断した。併殺を崩すなら6−4−3に限る。ベイのセカンドは仁志、踏ん張って反転する送球にかつての勢いはない。かくしてどうやってもショートゴロにしかならない打ち方できっちり1点をもぎ取る。
やれることを確実にやれば良いんだ。豪快にスタンドに放り込む1点や、格好良くキッチリと打ち上げた犠飛で取る1点より、こういう泥臭い1点の方がまわりを楽にさせる効果は大きい。
楽が楽を生み、もっと大きな楽を呼ぶ。好循環の推進力は、いつでも小さな献身から始まるのだ。
それは良いんだけど、辻本の父親が逮捕されたって?(報知)なんかタニマチっぽい人だったように記憶したが、いかんねぇ…。
シーツが2HR。正田コーチからガムをもらってリラックスして打てたとか。気の持ちようとしか言いようがないエピソードだが、意外とそんなもんかも知れないね。ボール球に手が出る、ストライクに手が出ないというのは構えやスイングの形もさることながら、メンタルのおちつきのなさが大きいから。アンディはいつでもニヤっと笑っているくらいがちょうど良い。
桜井プロ初安打。第一打席では初球外のチェンジアップをひっかけて遊ゴロ。そして次の打席、同じ球をきっちりと右前に弾き返した。前日から積極的に振っているのが良い。バッテリーにしてみれば、長打力があるのはわかっているから、まともに行きたくなかったのだろうが、すぐに対応して余裕でヒットにした。今年のキャンプでも、ただ飛ばすだけの打者ではなく、実戦向きな所を見せていたからね。大勝ムードを引き寄せるチャンスメークの功績大。守備のボロもそのうち出るだろうが、何より落ち着いて対応することで上手くなる部分はある。使うチャンスがある時、どんどん使っておいて欲しい。
杉山は前回の方がずっと出来が良かった。立ち上がり思う所に球が行かない。しかしやっぱりベイスターズは5連敗中、負けるチームの条件を満たしている。好機で焦り、ミスが出る。相手に見下されて押さえつけられる。思い切りが悪くなりまた焦るの悪循環。経験者が言うんだから間違いない(笑)。
二回一死満塁、牽制球で二走吉村を刺した場面が、この試合の流れを決めるハイライトになったが、打者土肥という場面で二走が大きくリードオフを取る必要性などまったくない。もちろんそれを見逃さなかったタイガース守備陣は立派の一言。アウトに結びつけたのは、全員の集中があったからこそ。
乗せてしまうと杉山は楽な投手。特にベイ打線は前回の対戦とうってかわって結果を恐れてしまっているからトントンと打ち取れる。矢野もなんか吹っ切れたような思い切りの良いリード。直球、スライダーの外出し入れをベースに、時にゆるいカーブやフォークで目先を変えながら、時にシュートの連投でグイグイ攻め込みながら、まったく絞らせない配球をした。
そんなわけで、大量リードに守られて、試合の最後の方は楽な気分でいられたのだが、それぞれ楽な気持ちで打席に入れたから生まれた得点。その楽な気持ちを生み出すもとは、ベイスターズの不調ということになってしまうのだけれど、結局は相手のほころびをしっかり見て、やるべきことをやるという冷静さと集中力と積極性。初回の先制点につきると思う。
決して得意なタイプではない土肥に対して、鳥谷はコンパクトなミート狙いで三塁線を抜く。関本死球の後、シーツは右方向を心がけるもやや早めに当たってセンター右へのフライ。鳥谷は捕球体勢不十分と見るや躊躇無く三塁を取る。これで一死一三塁。外野フライでOKのこの場面、2−1と追い込まれた4番金本は、もっと確実な併殺崩れでOKと冷静に判断した。併殺を崩すなら6−4−3に限る。ベイのセカンドは仁志、踏ん張って反転する送球にかつての勢いはない。かくしてどうやってもショートゴロにしかならない打ち方できっちり1点をもぎ取る。
やれることを確実にやれば良いんだ。豪快にスタンドに放り込む1点や、格好良くキッチリと打ち上げた犠飛で取る1点より、こういう泥臭い1点の方がまわりを楽にさせる効果は大きい。
楽が楽を生み、もっと大きな楽を呼ぶ。好循環の推進力は、いつでも小さな献身から始まるのだ。