2007.06.05 Tuesday
8日のBs戦で上園を先発で使う!なんていう記事が出ている(サンスポ)。
良いと思うよ。救世主になれなくたって良いんだから。めった打ちされたって、それでも一歩前進。「1アウト」を失っても、チームにとって大きな「進塁打」になるだろうから。
岡田監督は選手の格を大事にする。「レギュラー」「将来のレギュラー」「サブ」「育成中」選手に貼られたレッテルは、時々貼り替えられることもあるが、その頻度は高くない。
「おるもんでやらなしゃあない」よく口にするこの言葉は、実にすなおな表現だが、「おるもん」の気持ち、「おるもん」とやらされるものの気持ちは盛り上がってこないだろう。その手持ちの強いはずの駒が故障したり不調だったりすると、「格下」の手駒で戦っているという意識がチーム内に伝わって、集団として士気低下に陥る。
優勝後の「熟れすぎ」は、必ずやってくる。その時の主力たちが抜けていく。それは編成上の理由であったり、年齢からくる衰えであったり、達成感による虚脱であったり、いろいろな理由から必ず来るもの。その期間をいかに短くするか、なくしてしまうか、これが球団の編成と現場の監督の力に左右される。
編成でも現場でも、どんなにファンや選手たちから憎まれても、常に「異物」を連れて来なきゃいけないんだろうと思う。マリーンズでもファイターズでも、編成上の理由から優勝直後に大きな戦力を失い、チームの骨格を再構築する必要があり、少々の回り道をしても新陳代謝によってさらに活力を得た部分がある。ドラゴンズの場合も若手や新人を上手く活用することで、上手く危機感を作り出している。
岡田監督の目指す「格」を大切にするチーム作りというのは、それはそれで理解できる。ガチャガチャ言われるレベルの選手と、すべてを任せられる選手とでは違う。信頼を寄せるかわりに、結果で返せということだから、結果が出ている限りはそれで良い。ただそれが崩れた時の生命力の弱さというか、足腰の弱さというか、そこに欠陥があると言わざるを得ない。
格下選手の格をどうやって引き上げるか。岡田監督の場合は「偶然待ち」「ハプニング待ち」しかないという点がいかにも弱い。簡単に言っちゃえば、野手も投手と同じようにとっかえひっかえ上と下を入れ替えてごらんよ、ということ。いずれレギュラーじゃない選手たちなんだから、エキストラでも、小さい役でも、とにかくやって欲しい役を与えて、出してみる。そこでブレークしてくれなくても、その積み重ねでどんどん選手は成長していく。下でできたことを上でもトライする。ダメならまた下で磨いて…そういう活力をチームに作らないと、下から突き上げてくるような力強さが出てこないと思う。
試合に出さない、上下代えないという控え野手の使い方には大いに不満を感じる昨今だ。
岡田監督は選手の格を大事にする。「レギュラー」「将来のレギュラー」「サブ」「育成中」選手に貼られたレッテルは、時々貼り替えられることもあるが、その頻度は高くない。
「おるもんでやらなしゃあない」よく口にするこの言葉は、実にすなおな表現だが、「おるもん」の気持ち、「おるもん」とやらされるものの気持ちは盛り上がってこないだろう。その手持ちの強いはずの駒が故障したり不調だったりすると、「格下」の手駒で戦っているという意識がチーム内に伝わって、集団として士気低下に陥る。
優勝後の「熟れすぎ」は、必ずやってくる。その時の主力たちが抜けていく。それは編成上の理由であったり、年齢からくる衰えであったり、達成感による虚脱であったり、いろいろな理由から必ず来るもの。その期間をいかに短くするか、なくしてしまうか、これが球団の編成と現場の監督の力に左右される。
編成でも現場でも、どんなにファンや選手たちから憎まれても、常に「異物」を連れて来なきゃいけないんだろうと思う。マリーンズでもファイターズでも、編成上の理由から優勝直後に大きな戦力を失い、チームの骨格を再構築する必要があり、少々の回り道をしても新陳代謝によってさらに活力を得た部分がある。ドラゴンズの場合も若手や新人を上手く活用することで、上手く危機感を作り出している。
岡田監督の目指す「格」を大切にするチーム作りというのは、それはそれで理解できる。ガチャガチャ言われるレベルの選手と、すべてを任せられる選手とでは違う。信頼を寄せるかわりに、結果で返せということだから、結果が出ている限りはそれで良い。ただそれが崩れた時の生命力の弱さというか、足腰の弱さというか、そこに欠陥があると言わざるを得ない。
格下選手の格をどうやって引き上げるか。岡田監督の場合は「偶然待ち」「ハプニング待ち」しかないという点がいかにも弱い。簡単に言っちゃえば、野手も投手と同じようにとっかえひっかえ上と下を入れ替えてごらんよ、ということ。いずれレギュラーじゃない選手たちなんだから、エキストラでも、小さい役でも、とにかくやって欲しい役を与えて、出してみる。そこでブレークしてくれなくても、その積み重ねでどんどん選手は成長していく。下でできたことを上でもトライする。ダメならまた下で磨いて…そういう活力をチームに作らないと、下から突き上げてくるような力強さが出てこないと思う。
試合に出さない、上下代えないという控え野手の使い方には大いに不満を感じる昨今だ。