2007.06.20 Wednesday
先日の0−0引き分けの時もそう思ったんだけど、ビジターの引き分けは勝ちと一緒。マウンド上でハイタッチして、勝利の握手をして笑顔で戻ったら良し。
唯一の決まり手「JFK」でもね。目標は勝利。その定義は相手より1点以上多く点を取ること。見事完遂したんだから、喜ぼう。
喜びポイントはけっこうあったしね。まずは前向きな走塁。先取点は赤星の盗塁から。アウトになったが今岡のタイムリーで三塁を狙った金本、いいよいいよ、前のめりOK。林が追い込まれた打席でスチールを敢行した赤星、いいよ。期待通り変化球のボール球、林が見逃せれば盗塁成功だった。林も転がすことができれば走者を進められたし、一三塁が作れたかもしれない。
鳥谷のバントミスを除いては、きっちり仕事ができていたというのも良かった。赤星は盗塁の他にも、一打席目からしっかり打席を作っていた。球数を投げさせ、ファールで粘った上で得た第二打席の四球が結局決勝点になった。「赤星への四球=1点」という固定観念が相手投手にはあるのだから、楽に打ってやる必要はないのだ。
今岡のタイムリー。一死二塁で金本と勝負を避けて今岡併殺を狙ってきた。今岡は一二塁間にバットの角度を合わせ、面で打ち返す打撃。テニスのパッシングショットみたいな感じ。スイングは弱々しく、個人的にはまったく感心しないんだけど、おそらく本人のイメージ通り。そういう意味では自分なりに満足のいく仕事だったのだろう。
5回は先頭矢野が右中間二塁打。大好物のやや浮いた外めを矢野本来の打撃で叩いた。だけどまだちょっとその大好物よりさらに外のボールに手が出てしまう。もうちょっと。
続く関本が右打ち意識しすぎでインロー直球に手が出ず見逃し三振。そこが予測できないようじゃ甘いし、予測していればホームランかファールという振りで勝負しても良い。彼ももうちょっと。
次の下柳が見事な二ゴロで走者を三塁に進めて一番に入っている庄田。雰囲気出まくりの第一球、E先発永井のインサイド直球、綺麗な裁きで痛烈に弾き返したがファースト山崎に捕られて一ゴロ。ここで初球から狙い通りに振れた庄田はすごく良かったと思う。守備でも良いポジション取りからライナー好捕もあって、見ていて気持ちが良いね。
それでも試合全体として残る印象は、野村監督がこの試合をなんとかしようという必死さ。
1失点の好投永井に6回表に代打。KJFが始まってしまってはチャンスがないから勝負に出る。ものにできなかったがきっちりチャンスは作った。
6回ウラTの左が続く上位で左の渡辺恒、以降まったく手を抜かない必死の継投。
7回表は絶好調の久保田に2連続三振の後、リックが粘って四球。さらにこれがラストチャンスとばかりに代打憲史で勝負を賭けて連続四球、ジェフをちょい早めに引っ張り出す。
ここもものにならなかったが、この7回表一死後に時間をかけるというのは甲子園ビジター必勝法の一つなのだ。ここで時間がかかると観客を利用できる。勝手に風船を膨らませた観客が、「はよせーよ」「手ぇ痛いわ」と騒ぎ出して、マウンド上の久保田にプレッシャーをかけてくれるんだから(笑)。まあそんなわけで、そろそろ7回と最後の風船は止めた方がいいんじゃない?もう飽きたろう(笑)。
さて話戻して、「野村流くらいつき」に、ちょっとイヤな感じがしつつジェフと球児がしっかり抑えて逃げ切った。確かにああいうことをやっていれば、ちょっとしたことで試合は転ぶ。また選手たちがその気持ちに応えていると思う。
タイガースだって、すでに強いチームの座からひきずり降ろされてしまったのだ。これから強くなって行こうというチームなのだから、野村イーグルスの姿勢を謙虚に参考にすべきだ、そう強く感じた。
(追記)いくらなんでも下柳の見事な投球に一言も触れないなんてのはひどすぎるね(笑)。ギリギリのコースでカウントを稼ぎ、甘そうに見えてお辞儀する変化球でゴロの山を築いたナイスピッチングがあったからこその薄氷勝利。ヒーローインタビューに出ないから忘れられるんだぞ!(笑)
唯一の決まり手「JFK」でもね。目標は勝利。その定義は相手より1点以上多く点を取ること。見事完遂したんだから、喜ぼう。
喜びポイントはけっこうあったしね。まずは前向きな走塁。先取点は赤星の盗塁から。アウトになったが今岡のタイムリーで三塁を狙った金本、いいよいいよ、前のめりOK。林が追い込まれた打席でスチールを敢行した赤星、いいよ。期待通り変化球のボール球、林が見逃せれば盗塁成功だった。林も転がすことができれば走者を進められたし、一三塁が作れたかもしれない。
鳥谷のバントミスを除いては、きっちり仕事ができていたというのも良かった。赤星は盗塁の他にも、一打席目からしっかり打席を作っていた。球数を投げさせ、ファールで粘った上で得た第二打席の四球が結局決勝点になった。「赤星への四球=1点」という固定観念が相手投手にはあるのだから、楽に打ってやる必要はないのだ。
今岡のタイムリー。一死二塁で金本と勝負を避けて今岡併殺を狙ってきた。今岡は一二塁間にバットの角度を合わせ、面で打ち返す打撃。テニスのパッシングショットみたいな感じ。スイングは弱々しく、個人的にはまったく感心しないんだけど、おそらく本人のイメージ通り。そういう意味では自分なりに満足のいく仕事だったのだろう。
5回は先頭矢野が右中間二塁打。大好物のやや浮いた外めを矢野本来の打撃で叩いた。だけどまだちょっとその大好物よりさらに外のボールに手が出てしまう。もうちょっと。
続く関本が右打ち意識しすぎでインロー直球に手が出ず見逃し三振。そこが予測できないようじゃ甘いし、予測していればホームランかファールという振りで勝負しても良い。彼ももうちょっと。
次の下柳が見事な二ゴロで走者を三塁に進めて一番に入っている庄田。雰囲気出まくりの第一球、E先発永井のインサイド直球、綺麗な裁きで痛烈に弾き返したがファースト山崎に捕られて一ゴロ。ここで初球から狙い通りに振れた庄田はすごく良かったと思う。守備でも良いポジション取りからライナー好捕もあって、見ていて気持ちが良いね。
それでも試合全体として残る印象は、野村監督がこの試合をなんとかしようという必死さ。
1失点の好投永井に6回表に代打。KJFが始まってしまってはチャンスがないから勝負に出る。ものにできなかったがきっちりチャンスは作った。
6回ウラTの左が続く上位で左の渡辺恒、以降まったく手を抜かない必死の継投。
7回表は絶好調の久保田に2連続三振の後、リックが粘って四球。さらにこれがラストチャンスとばかりに代打憲史で勝負を賭けて連続四球、ジェフをちょい早めに引っ張り出す。
ここもものにならなかったが、この7回表一死後に時間をかけるというのは甲子園ビジター必勝法の一つなのだ。ここで時間がかかると観客を利用できる。勝手に風船を膨らませた観客が、「はよせーよ」「手ぇ痛いわ」と騒ぎ出して、マウンド上の久保田にプレッシャーをかけてくれるんだから(笑)。まあそんなわけで、そろそろ7回と最後の風船は止めた方がいいんじゃない?もう飽きたろう(笑)。
さて話戻して、「野村流くらいつき」に、ちょっとイヤな感じがしつつジェフと球児がしっかり抑えて逃げ切った。確かにああいうことをやっていれば、ちょっとしたことで試合は転ぶ。また選手たちがその気持ちに応えていると思う。
タイガースだって、すでに強いチームの座からひきずり降ろされてしまったのだ。これから強くなって行こうというチームなのだから、野村イーグルスの姿勢を謙虚に参考にすべきだ、そう強く感じた。
(追記)いくらなんでも下柳の見事な投球に一言も触れないなんてのはひどすぎるね(笑)。ギリギリのコースでカウントを稼ぎ、甘そうに見えてお辞儀する変化球でゴロの山を築いたナイスピッチングがあったからこその薄氷勝利。ヒーローインタビューに出ないから忘れられるんだぞ!(笑)