2007.07.11 Wednesday
濱中二軍戦で3ランHR。平田監督曰くまだまだ実績積まなきゃダメだって。
ラッキーな勝利。
7回表、先頭赤星が左前クリーンヒットで出塁。続く今岡が何を考えていたのか聞いてみたいのだが、初球の外低めチェンジアップを引っかけて6−4−3。おそらく盗塁警戒で直球が来るとヤマを張って振っていったのだろうが、そこまで完全に読まれる。最後まで直球のつもりで空振りすれば良いのだけれど、こういうボールを追いかけて当ててしまうのがいけない。最後の最後まで直球だけ打つつもりなら赤星を進めることくらいはできただろう。
でももし一死二塁になっていたら点が入ったかどうか。タイガースは金本と林だけ打たせなきゃ点は取れない。これ常識。危なくなったら無理に勝負することない。だが、二死走者なしになって、そのアラートが弱くなる。完全に外に外して欲しいと阿部がかまえた直球がストライクゾーンに入り、久々に見た金本のレフトへのHRが生まれる。何がどうなるかわからんもんだ。
JKFと繋いで、8回の藤川はほとんどやられていた。3アウト目の二塁封殺は疑惑の判定だった。ベースカバーが藤本だったら脚力でアウトにしただろうが、関本は雰囲気でアウトにした(笑)。もっとも本人は「スパイクが破れている」と主張しているようだ(サンスポ)。こんなことに備えてふだんから破れたスパイクを履いている関本に頭が下がる(笑)。
さらにラッキーなのは、勝った上でJFKが翳りを見せたこと。もうエエ加減にしとかんとヤバイ。みんな痛感しただろう。もう本当に打たなきゃ血ぃ見るで。
矢野の先制HRは見事。5回終了しタイガースは1安打、しかもヒットの走者も併殺で失う準ノーヒッター。6回先頭矢野は初球インコーススライダー一本待ち、どんぴしゃり。こういう試合、下位の打者は一発狙って、打ち損ねがヒットなくらいで良いのよ。内海にしてみれば不用意な入りだった。
T先発福原が6回を投げてゼロ。それではそんなに素晴らしい投球だったのかといえば、けっしてそうでもない。相変わらずマウンドから威圧するような雰囲気はなく、下半身の力強さを感じさせる粘りもキレもない。でもこの日はスライダーのコントロールだけは抜群に良かった。初回、2番谷の打席で初球と3球目に外のスライダー。これがけっこうイヤらしいコースに決まってくれたことで矢野へのインプットが完了。本当に困った時に、救いの手が差し伸べられたような感じ。初球の入りは対戦打者21人中およそ半分の10人に対しスライダーで入った。
相手内海も多彩な変化球でスイスイ来ていたが、拮抗した試合展開で渡り合う感覚がちょっと戻ってきているのは良いこと。だけど試合が動いた時、持ち味の「半返し」で済むかどうか。リードをもらった6回ウラ、先頭内海がラッキーヒット、無死一塁で高橋由。踏ん張りどころ。ここで1点リードを返されちゃ半返し王子の名がすたる。ここでの矢野のリードが秀逸だった。この試合初めて走者が二塁に進んだこの場面、矢野は外高め直球でストライク、内低めカーブでボール、外高め直球でストライク。まさかの強気で追い込む。上手い。
投手陣が打たれていると言ったって、打つ方の破壊力は相変わらず。特に高橋由が絶好調。コイツが打つと打線に火が点く。第1打席は初球のまっすぐ、ボール球を打たせた。第2打席は一転して、フォーク、カーブとタテの変化で揺さぶった。そしてもっとも大事なこの第3打席、他の打者を含めてまったくなかった直球グイグイの組み立て。4球目さらに内角直球で詰まらせてファール、5球目さらに直球を続け外低めに外して見せる。矢野は当たっている。もう万全だ。あと2つボールになるフォーク、2−2からは見逃せても2−3からは絶対に振る。一つ目はワンバウンドで暴投となってしまうが、2−3からのフォークは思い描いたとおり空振り三振。
後続も断ってこの回をゼロ。まだまだ仕事は終わっていないが、とりあえずこれでJFKだ。矢野もここで軽く一息ついただろう。
(修正:12:50時系列を整える)
ラッキーな勝利。
7回表、先頭赤星が左前クリーンヒットで出塁。続く今岡が何を考えていたのか聞いてみたいのだが、初球の外低めチェンジアップを引っかけて6−4−3。おそらく盗塁警戒で直球が来るとヤマを張って振っていったのだろうが、そこまで完全に読まれる。最後まで直球のつもりで空振りすれば良いのだけれど、こういうボールを追いかけて当ててしまうのがいけない。最後の最後まで直球だけ打つつもりなら赤星を進めることくらいはできただろう。
でももし一死二塁になっていたら点が入ったかどうか。タイガースは金本と林だけ打たせなきゃ点は取れない。これ常識。危なくなったら無理に勝負することない。だが、二死走者なしになって、そのアラートが弱くなる。完全に外に外して欲しいと阿部がかまえた直球がストライクゾーンに入り、久々に見た金本のレフトへのHRが生まれる。何がどうなるかわからんもんだ。
JKFと繋いで、8回の藤川はほとんどやられていた。3アウト目の二塁封殺は疑惑の判定だった。ベースカバーが藤本だったら脚力でアウトにしただろうが、関本は雰囲気でアウトにした(笑)。もっとも本人は「スパイクが破れている」と主張しているようだ(サンスポ)。こんなことに備えてふだんから破れたスパイクを履いている関本に頭が下がる(笑)。
さらにラッキーなのは、勝った上でJFKが翳りを見せたこと。もうエエ加減にしとかんとヤバイ。みんな痛感しただろう。もう本当に打たなきゃ血ぃ見るで。
矢野の先制HRは見事。5回終了しタイガースは1安打、しかもヒットの走者も併殺で失う準ノーヒッター。6回先頭矢野は初球インコーススライダー一本待ち、どんぴしゃり。こういう試合、下位の打者は一発狙って、打ち損ねがヒットなくらいで良いのよ。内海にしてみれば不用意な入りだった。
T先発福原が6回を投げてゼロ。それではそんなに素晴らしい投球だったのかといえば、けっしてそうでもない。相変わらずマウンドから威圧するような雰囲気はなく、下半身の力強さを感じさせる粘りもキレもない。でもこの日はスライダーのコントロールだけは抜群に良かった。初回、2番谷の打席で初球と3球目に外のスライダー。これがけっこうイヤらしいコースに決まってくれたことで矢野へのインプットが完了。本当に困った時に、救いの手が差し伸べられたような感じ。初球の入りは対戦打者21人中およそ半分の10人に対しスライダーで入った。
相手内海も多彩な変化球でスイスイ来ていたが、拮抗した試合展開で渡り合う感覚がちょっと戻ってきているのは良いこと。だけど試合が動いた時、持ち味の「半返し」で済むかどうか。リードをもらった6回ウラ、先頭内海がラッキーヒット、無死一塁で高橋由。踏ん張りどころ。ここで1点リードを返されちゃ半返し王子の名がすたる。ここでの矢野のリードが秀逸だった。この試合初めて走者が二塁に進んだこの場面、矢野は外高め直球でストライク、内低めカーブでボール、外高め直球でストライク。まさかの強気で追い込む。上手い。
投手陣が打たれていると言ったって、打つ方の破壊力は相変わらず。特に高橋由が絶好調。コイツが打つと打線に火が点く。第1打席は初球のまっすぐ、ボール球を打たせた。第2打席は一転して、フォーク、カーブとタテの変化で揺さぶった。そしてもっとも大事なこの第3打席、他の打者を含めてまったくなかった直球グイグイの組み立て。4球目さらに内角直球で詰まらせてファール、5球目さらに直球を続け外低めに外して見せる。矢野は当たっている。もう万全だ。あと2つボールになるフォーク、2−2からは見逃せても2−3からは絶対に振る。一つ目はワンバウンドで暴投となってしまうが、2−3からのフォークは思い描いたとおり空振り三振。
後続も断ってこの回をゼロ。まだまだ仕事は終わっていないが、とりあえずこれでJFKだ。矢野もここで軽く一息ついただろう。
(修正:12:50時系列を整える)