2007.08.19 Sunday
相手が野球無名国チェコで、延長11回までもつれたことは秘密だ。特にそれほどの話題にもなってないようだけど(笑)。
別にJFKを休めることが目的で試合をやっているワケじゃないけど(笑)、よう打って、よう投げて、よう守った。サクサクっと完勝するのと時を同じくして、GがSグライシンガー&館山に完封リレーを決められ、粘るDもベイに逃げ切られる。いよいよ先頭集団まで1.5差。マラソンで言えば、並ぶ間もなくを1位2位争いを置き去りにして、最終的に大差をつけて勝っちゃうパターンなんだけど、残念ながらこれはマラソンじゃない。チームとしての総合力を競う戦いなので、もうちょっと込み入った展開になるだろう。だけど気力と体力が決め手になるのは同じだろう。
その長い長いマラソンレースで、タイガースは序盤に腹痛のため大きく遅れを取った。
ゴールデンウィークとともに訪れたまさかの9連敗。その1敗目の勝利投手がフェルナンデス、敗戦投手が杉山。翌日の敗戦投手は能見。
ああ、あの試合、あの1敗目。先発の長谷川を打ち崩して、初回から3回まで毎回点を重ねて、逆転また逆転。しかし4回から出てきたフェルナンデスをまったく打てず4イニングスをゼロ、その間に立ち直ったかに思えた杉山が打ち込まれて手痛い負けを喫する。ここからチームは9連敗、対カープも8連敗。
そのツケを払い続けて来たのが今季ここまでで、なにかその完済証明書をもらいに来たのが、前日の杉山であり、この日の能見であったかのようにも思える。カープ戦もこれで5連勝、残る借金は2。できることなら一気に完済してしまいたい。
さて、まるで呪いを解く時間旅行であるかのようなこの試合、そもそもエース黒田に不幸がなければ、フェルナンデスの登板はなかっただろう。こういう巡り合わせの中にも深い意味を感じてしまう。
攻略の糸口は赤星の第一打席。四球を取りに行った。前に打つつもりなどサラサラない。引きつけて引きつけて、ストライクなら左にファールすれば良い。これをやられたら低めのボール球で空振りを取ることはできない。これで赤星は「タダの盗塁」が付いているから二塁打に等しい四球をゲット。ナックル攻略見本の一つを見せたことで、フェルナンデスの球道を高くした貢献度は非常に高い。その後も出塁しまくって3盗塁できたのはそのご褒美だ。
もともとドーム球場だから、自然のゆらぎが出にくいというのもタイガースに有利だった。まあ一部意識しすぎてしまった打者もいたが、普通に対処できたことがなにより。林も野口も関本もシーツも(以下略)みんな良いバッティングだったね。また7,8回、代わった投手に対してもしっかり「現実に戻った」対応ができていたのが良かった。
二走シーツが林の右前ヒットの打球判断良く生還したり、ヒットエンドラン成功が2回あったり、攻撃の一体感があったのも良かった。今度はもっとビビるような場面でもやってみ、ちゃんとできるから。あ、アウトカウント間違った林は正座ね(笑)。
まあこれでバットにかけられた「おデブちゃんふわふわ球の呪い」は完全に解けたろう。
能見、野口のバッテリーも会心の投球を完成させた。祝プロ初完封!ナイスピッチング&ナイスリード!ところでノグっさん、インタビューの時、むちゃええ声やね(笑)。
立ち上がり、あまり制球が良くなかったが、それでも「基本は直球」で押していく野口スタイルで、能見の闘争心を掻き立てていた。初球は直球でコースを狙わせる。攻めさせてカウントが悪くなったら、「いや本当はここでも大丈夫なんだけどな」とばかりにミットを真ん中に構える。投げれば投げるほど、能見が自分のボールを信用して投げられるようになって行く。これが野口のリードの良いところ。ハマった時は(笑)。
スライダーまで抜け気味だったが、チェンジアップの抜けが抜群。ちょっと前より腕の出が遅くなって、威力の増した直球との緩急が冴え渡った。今の調子でどんどん投げたいね。投げれば投げるほど上手くなる時期だ。次戦はナゴドのD戦に行くだろう。自信持って投げ込めよ。
さあ序盤の遅れを挽回する長旅ももう少し。とりあえず先頭集団にガシっと組み付いたのは間違いない。
現在首位の貯金が10。タイガースの貯金が7。どうやら悔し紛れに言った「倍返しで18連勝(BG18)じゃ!」のポイント、貯金11を達成した時、ちょうど首位に浮上できるかもね。
別にJFKを休めることが目的で試合をやっているワケじゃないけど(笑)、よう打って、よう投げて、よう守った。サクサクっと完勝するのと時を同じくして、GがSグライシンガー&館山に完封リレーを決められ、粘るDもベイに逃げ切られる。いよいよ先頭集団まで1.5差。マラソンで言えば、並ぶ間もなくを1位2位争いを置き去りにして、最終的に大差をつけて勝っちゃうパターンなんだけど、残念ながらこれはマラソンじゃない。チームとしての総合力を競う戦いなので、もうちょっと込み入った展開になるだろう。だけど気力と体力が決め手になるのは同じだろう。
その長い長いマラソンレースで、タイガースは序盤に腹痛のため大きく遅れを取った。
ゴールデンウィークとともに訪れたまさかの9連敗。その1敗目の勝利投手がフェルナンデス、敗戦投手が杉山。翌日の敗戦投手は能見。
ああ、あの試合、あの1敗目。先発の長谷川を打ち崩して、初回から3回まで毎回点を重ねて、逆転また逆転。しかし4回から出てきたフェルナンデスをまったく打てず4イニングスをゼロ、その間に立ち直ったかに思えた杉山が打ち込まれて手痛い負けを喫する。ここからチームは9連敗、対カープも8連敗。
そのツケを払い続けて来たのが今季ここまでで、なにかその完済証明書をもらいに来たのが、前日の杉山であり、この日の能見であったかのようにも思える。カープ戦もこれで5連勝、残る借金は2。できることなら一気に完済してしまいたい。
さて、まるで呪いを解く時間旅行であるかのようなこの試合、そもそもエース黒田に不幸がなければ、フェルナンデスの登板はなかっただろう。こういう巡り合わせの中にも深い意味を感じてしまう。
攻略の糸口は赤星の第一打席。四球を取りに行った。前に打つつもりなどサラサラない。引きつけて引きつけて、ストライクなら左にファールすれば良い。これをやられたら低めのボール球で空振りを取ることはできない。これで赤星は「タダの盗塁」が付いているから二塁打に等しい四球をゲット。ナックル攻略見本の一つを見せたことで、フェルナンデスの球道を高くした貢献度は非常に高い。その後も出塁しまくって3盗塁できたのはそのご褒美だ。
もともとドーム球場だから、自然のゆらぎが出にくいというのもタイガースに有利だった。まあ一部意識しすぎてしまった打者もいたが、普通に対処できたことがなにより。林も野口も関本もシーツも(以下略)みんな良いバッティングだったね。また7,8回、代わった投手に対してもしっかり「現実に戻った」対応ができていたのが良かった。
二走シーツが林の右前ヒットの打球判断良く生還したり、ヒットエンドラン成功が2回あったり、攻撃の一体感があったのも良かった。今度はもっとビビるような場面でもやってみ、ちゃんとできるから。あ、アウトカウント間違った林は正座ね(笑)。
まあこれでバットにかけられた「おデブちゃんふわふわ球の呪い」は完全に解けたろう。
能見、野口のバッテリーも会心の投球を完成させた。祝プロ初完封!ナイスピッチング&ナイスリード!ところでノグっさん、インタビューの時、むちゃええ声やね(笑)。
立ち上がり、あまり制球が良くなかったが、それでも「基本は直球」で押していく野口スタイルで、能見の闘争心を掻き立てていた。初球は直球でコースを狙わせる。攻めさせてカウントが悪くなったら、「いや本当はここでも大丈夫なんだけどな」とばかりにミットを真ん中に構える。投げれば投げるほど、能見が自分のボールを信用して投げられるようになって行く。これが野口のリードの良いところ。ハマった時は(笑)。
スライダーまで抜け気味だったが、チェンジアップの抜けが抜群。ちょっと前より腕の出が遅くなって、威力の増した直球との緩急が冴え渡った。今の調子でどんどん投げたいね。投げれば投げるほど上手くなる時期だ。次戦はナゴドのD戦に行くだろう。自信持って投げ込めよ。
さあ序盤の遅れを挽回する長旅ももう少し。とりあえず先頭集団にガシっと組み付いたのは間違いない。
現在首位の貯金が10。タイガースの貯金が7。どうやら悔し紛れに言った「倍返しで18連勝(BG18)じゃ!」のポイント、貯金11を達成した時、ちょうど首位に浮上できるかもね。