2007.09.01 Saturday
C−D。お、カープ9回裏二死から怒濤の反撃、1点差二死一二塁、森笠打ったライト前、二走廣瀬三塁を回った、ライト藤井が恐ろしいレーザービームでワンバウンド送球、本塁タッチアウト!ゲームセット!いやあ、すっげえもの見た…。ドラは見せるねぇ、やっぱり。
チェンジ。YB−G。おお、横浜も佳境だ。9回二死走者なし、ベイ2点リードでクルーン。はーいあっとひっとりー、ほーれあっとひっとりー。将来は監督のヨシノブ打ったーホームラン!これで1点差。はーいあっとひっとりー、ほーれあっとひっとりー。ガッツ打ったレフトへ大きい大きい、どうだ同点か?ファールか?…ファール!ほー…(笑)。最後は打ち損じて試合終了。いやあ、どっちも最後しか見てないけど熱いねぇ。面白かった(笑)。
高気圧と低気圧のせめぎ合いはまだまだ続いている。今季の新戦力と新鮮力による「イケイケ性高気圧」と、守りたい守りたい「萎縮性低気圧」。誰がどうという話ではなく、片方が強まれば、その反作用でもう片方も刺激される、そういう性質のものなのだろうと思う。
1回裏、鳥谷センター前クリーンヒット、赤星送って、シーツがレフト前。鳥谷判断良く一気に生還、さらにシーツも二塁を取る。やりたくてもできなかったことが簡単にできる。昨夜から発生した桜井が作った高気圧に覆われたまま試合を開始できた。さらに二死一二塁となって、高橋光信が一二塁間真ん中を破るタイムリーヒット。思い切りよく初球から。やっぱり彼らの気持ちがチームを救うんだね。
3回、青木の出塁とラミレスの2ランで2−2同点に追いつかれる。まあこれは仕方ない。今のスワローズなら、どこかで必ず何点かは取ってくるだけの力がある。
だから相手のポイントゲッターの一発に対抗して、すぐにこっちの4番が一発で応戦したのが大きかった。金本久々の一発は、ややバットの先だったが、上手くタイミングが合った。風の助けもあったが、チームも自分の体も苦しい中で、良く打った。
これで元気が出て、高橋光信にも虎1号が出た。緩い変化球を狙って、大きくタイミングを取って強く振る。ドラゴンズ時代はこれにやられたねぇ。これもやや先で捉えたが、今日は浜風じゃなく、もっと強いセンターへのフォロー、楽にスタンドに届いた。
4回には関本にもHRが出て5−2。良いペース。
スワローズ先発石川、かつては打てない投手リストの上の方にいたが、今季は調子良くないみたいね。「意味のわからない強気」は影を潜め、ヒジを下げた軟投派への転換期なのかな。石川を攻略したが、次に出てきた四国アイランドリーグ出身の伊藤秀範投手にピシャリとやられる。スワローズの「イトウ」ってのもイヤな感じよね、うちにとっては(笑)。まずい…という心に低気圧が発生する。
先発ボーグルソンは、まあふだん通り。一発食らっても、その後ずるずる行かないところが良いところ。7回もマウンドに向かう。先頭宮本がヒット。ホンット嫌なヤツ(笑)。いや人間的には知らないけど、だって簡単にアウトにならないんだもん。そういえば田中浩康が宮本っぽいファール打ちをやってくるようになった。手本があるというのは恵まれていることだ。無死一塁、一死後代打真中。ここでウィリアムスにスイッチ。そう言えば、若松って生き続けているよね。若松の後、荒井が同じような打撃を踏襲して、今度はそれを真中が継いでいる。早く四代目若松を育成しないと(笑)。若松、ちゃう真中のどん詰まりはライト桜井スライディングキャッチ及ばずポテン、一死一二塁。1番青木が意表をつくセーフティ、しかしシーツ落ち着いて裁く。これは正直助かった。青木にしてみれば、ジェフにはノーチャンスだと思ったのだろうが、こっちにしてみれば青木をアウトにするというのはタフな仕事だから。二死二三塁で飯原。はい二ゴロ、平凡、え?関本ポロリ。一塁を駆け抜ける俊足飯原。「無失点でピンチ切り抜け」と「タイムリーエラー」の間で、気持ちが守りに入る。悪いことに打者走者飯原は二ゴロだろうが、一瞬の握り直しでもセーフになりかねない。あれだけノーエラーをやった関本でも低気圧に飲まれる。
5−3となって、二死一三塁、ラミレス。高く弾んだアンラッキーなタイムリー内野安打でもう1点、5−4、なお二死一二塁でガイエル。まあここで切れるだろう。ところがここで矢野が二塁へ牽制、走者に当たる悪送球で一三塁にしてしまう。チャレンジというよりも不要なプレーだろうなぁ、点が入るようなところに弾まなくて良かったよ。ジェフ踏ん張ってガイエルを三振。はあ、なんとか凌いだ。
そのウラ7回はウィリアムスに代えて桧山。良いよ、空気が変わるよ。相手投手はシコースキー。初球ど真ん中まっすぐに気圧されて見逃し、2球目は空振り。でもここから妙に冷静にカウントを整えていく。もうこの人はホンマモンの代打やね。2−2から痛烈にセンター前。代走狩野。鳥谷が綺麗に送って、赤星。直球をなんとか弾き返した打球は、フラフラと三塁線、レフト前方へ。狩野敢然とスパート、吉竹コーチの腕が回る、狩野三塁を蹴る、ボールが地面に落ちる、ラミレス捕ってバックホーム、逸れたホームイン!6−4。ナイスラン狩野!それで良いんだよ。赤星もよう食らいついたね、二塁取れなかったん?
一死一塁、シーツ一二塁間を破る、赤星三塁へ!良いね良いね。さあ決めちゃおう。ところがここからシコースキーにスイッチが入っちゃって、金本が3球三振、桜井が当たり損ね一ゴロでチャンス終了。いやいや、これはどうよ、低気圧、どうよ。
ところが8回表の久保田がマウンドで凄んでみせる。ユウイチ、田中といううるさいところを簡単に退け、うるさい親分宮本が外の球をファールを打つためのファールで粘ってくるところ、ビシーっと内角に決めたった!もう審判も一緒になって気持ち良さそうに「ストラックバッターアウトー」。いやあ、快感(笑)。もう大丈夫。
9回藤川。スワローズって、もし投手力がここまで破綻していなければ、たとえば石井弘と五十嵐が健やかだったなら、チーム全体のやる気はさらに上がっていて、チーム打撃成績はもっと上がっていただろうね。怖いチームなんだよ、本当は。
度会、真中ときっちりバットを合わせるも押し込んで二死。さあ、あと一人。青木の打球は高く弾んで藤川の頭を越える、ああこれは内野安打だ…ところがこのボテボテに猛然と突っ込んで、球に触るやいなや前足を手のように器用に使って一塁に素速く送球する一匹の猿。こういうプレーをやらせると藤本はすごいよね。一塁楽々アウト、試合終了!
9回の守備で、簡単なのとかなり難しいのと2つのゴロをさばいた藤本、前日のトンネルもあって、良い笑顔だね。外野から戻ってきた金本も藤本の肩を抱きながら、笑顔でおちょくる(笑)。仕事を終えた選手たちの爽やかな笑顔が並ぶ。一人一人丁寧に、心に刻みつけるように、手を合わせていく高橋光信の笑顔。良いね、萎縮性低気圧は、もうすぐ消えてなくなるよ。
一度死んだ男、助けてもらったはずなのに、恩返しできずに一線から退いた男。この日が来るかどうかもわからぬまま、若手とともに強い日差しの中、汗と土にまみれる。若い者が呼ばれ、成果を上げるほどに、焦りを感じる自分がいたことだろう。インタビューに呼ばれるとわかっていて、何を言おうかと考えたのだろうけど、ありきたりのことしか言えなかった。でもそれで良い。定型句しか言えないことで、かえってその表情や、声から強い思いが伝わってくる。良く辛抱した。ナイスバッティング!ナイスホームラン、ミツ!タイガースへようこそ!
チェンジ。YB−G。おお、横浜も佳境だ。9回二死走者なし、ベイ2点リードでクルーン。はーいあっとひっとりー、ほーれあっとひっとりー。将来は監督のヨシノブ打ったーホームラン!これで1点差。はーいあっとひっとりー、ほーれあっとひっとりー。ガッツ打ったレフトへ大きい大きい、どうだ同点か?ファールか?…ファール!ほー…(笑)。最後は打ち損じて試合終了。いやあ、どっちも最後しか見てないけど熱いねぇ。面白かった(笑)。
高気圧と低気圧のせめぎ合いはまだまだ続いている。今季の新戦力と新鮮力による「イケイケ性高気圧」と、守りたい守りたい「萎縮性低気圧」。誰がどうという話ではなく、片方が強まれば、その反作用でもう片方も刺激される、そういう性質のものなのだろうと思う。
1回裏、鳥谷センター前クリーンヒット、赤星送って、シーツがレフト前。鳥谷判断良く一気に生還、さらにシーツも二塁を取る。やりたくてもできなかったことが簡単にできる。昨夜から発生した桜井が作った高気圧に覆われたまま試合を開始できた。さらに二死一二塁となって、高橋光信が一二塁間真ん中を破るタイムリーヒット。思い切りよく初球から。やっぱり彼らの気持ちがチームを救うんだね。
3回、青木の出塁とラミレスの2ランで2−2同点に追いつかれる。まあこれは仕方ない。今のスワローズなら、どこかで必ず何点かは取ってくるだけの力がある。
だから相手のポイントゲッターの一発に対抗して、すぐにこっちの4番が一発で応戦したのが大きかった。金本久々の一発は、ややバットの先だったが、上手くタイミングが合った。風の助けもあったが、チームも自分の体も苦しい中で、良く打った。
これで元気が出て、高橋光信にも虎1号が出た。緩い変化球を狙って、大きくタイミングを取って強く振る。ドラゴンズ時代はこれにやられたねぇ。これもやや先で捉えたが、今日は浜風じゃなく、もっと強いセンターへのフォロー、楽にスタンドに届いた。
4回には関本にもHRが出て5−2。良いペース。
スワローズ先発石川、かつては打てない投手リストの上の方にいたが、今季は調子良くないみたいね。「意味のわからない強気」は影を潜め、ヒジを下げた軟投派への転換期なのかな。石川を攻略したが、次に出てきた四国アイランドリーグ出身の伊藤秀範投手にピシャリとやられる。スワローズの「イトウ」ってのもイヤな感じよね、うちにとっては(笑)。まずい…という心に低気圧が発生する。
先発ボーグルソンは、まあふだん通り。一発食らっても、その後ずるずる行かないところが良いところ。7回もマウンドに向かう。先頭宮本がヒット。ホンット嫌なヤツ(笑)。いや人間的には知らないけど、だって簡単にアウトにならないんだもん。そういえば田中浩康が宮本っぽいファール打ちをやってくるようになった。手本があるというのは恵まれていることだ。無死一塁、一死後代打真中。ここでウィリアムスにスイッチ。そう言えば、若松って生き続けているよね。若松の後、荒井が同じような打撃を踏襲して、今度はそれを真中が継いでいる。早く四代目若松を育成しないと(笑)。若松、ちゃう真中のどん詰まりはライト桜井スライディングキャッチ及ばずポテン、一死一二塁。1番青木が意表をつくセーフティ、しかしシーツ落ち着いて裁く。これは正直助かった。青木にしてみれば、ジェフにはノーチャンスだと思ったのだろうが、こっちにしてみれば青木をアウトにするというのはタフな仕事だから。二死二三塁で飯原。はい二ゴロ、平凡、え?関本ポロリ。一塁を駆け抜ける俊足飯原。「無失点でピンチ切り抜け」と「タイムリーエラー」の間で、気持ちが守りに入る。悪いことに打者走者飯原は二ゴロだろうが、一瞬の握り直しでもセーフになりかねない。あれだけノーエラーをやった関本でも低気圧に飲まれる。
5−3となって、二死一三塁、ラミレス。高く弾んだアンラッキーなタイムリー内野安打でもう1点、5−4、なお二死一二塁でガイエル。まあここで切れるだろう。ところがここで矢野が二塁へ牽制、走者に当たる悪送球で一三塁にしてしまう。チャレンジというよりも不要なプレーだろうなぁ、点が入るようなところに弾まなくて良かったよ。ジェフ踏ん張ってガイエルを三振。はあ、なんとか凌いだ。
そのウラ7回はウィリアムスに代えて桧山。良いよ、空気が変わるよ。相手投手はシコースキー。初球ど真ん中まっすぐに気圧されて見逃し、2球目は空振り。でもここから妙に冷静にカウントを整えていく。もうこの人はホンマモンの代打やね。2−2から痛烈にセンター前。代走狩野。鳥谷が綺麗に送って、赤星。直球をなんとか弾き返した打球は、フラフラと三塁線、レフト前方へ。狩野敢然とスパート、吉竹コーチの腕が回る、狩野三塁を蹴る、ボールが地面に落ちる、ラミレス捕ってバックホーム、逸れたホームイン!6−4。ナイスラン狩野!それで良いんだよ。赤星もよう食らいついたね、二塁取れなかったん?
一死一塁、シーツ一二塁間を破る、赤星三塁へ!良いね良いね。さあ決めちゃおう。ところがここからシコースキーにスイッチが入っちゃって、金本が3球三振、桜井が当たり損ね一ゴロでチャンス終了。いやいや、これはどうよ、低気圧、どうよ。
ところが8回表の久保田がマウンドで凄んでみせる。ユウイチ、田中といううるさいところを簡単に退け、うるさい親分宮本が外の球をファールを打つためのファールで粘ってくるところ、ビシーっと内角に決めたった!もう審判も一緒になって気持ち良さそうに「ストラックバッターアウトー」。いやあ、快感(笑)。もう大丈夫。
9回藤川。スワローズって、もし投手力がここまで破綻していなければ、たとえば石井弘と五十嵐が健やかだったなら、チーム全体のやる気はさらに上がっていて、チーム打撃成績はもっと上がっていただろうね。怖いチームなんだよ、本当は。
度会、真中ときっちりバットを合わせるも押し込んで二死。さあ、あと一人。青木の打球は高く弾んで藤川の頭を越える、ああこれは内野安打だ…ところがこのボテボテに猛然と突っ込んで、球に触るやいなや前足を手のように器用に使って一塁に素速く送球する一匹の猿。こういうプレーをやらせると藤本はすごいよね。一塁楽々アウト、試合終了!
9回の守備で、簡単なのとかなり難しいのと2つのゴロをさばいた藤本、前日のトンネルもあって、良い笑顔だね。外野から戻ってきた金本も藤本の肩を抱きながら、笑顔でおちょくる(笑)。仕事を終えた選手たちの爽やかな笑顔が並ぶ。一人一人丁寧に、心に刻みつけるように、手を合わせていく高橋光信の笑顔。良いね、萎縮性低気圧は、もうすぐ消えてなくなるよ。
一度死んだ男、助けてもらったはずなのに、恩返しできずに一線から退いた男。この日が来るかどうかもわからぬまま、若手とともに強い日差しの中、汗と土にまみれる。若い者が呼ばれ、成果を上げるほどに、焦りを感じる自分がいたことだろう。インタビューに呼ばれるとわかっていて、何を言おうかと考えたのだろうけど、ありきたりのことしか言えなかった。でもそれで良い。定型句しか言えないことで、かえってその表情や、声から強い思いが伝わってくる。良く辛抱した。ナイスバッティング!ナイスホームラン、ミツ!タイガースへようこそ!