2007.09.02 Sunday
超満員の市民球場で、しかも大逆転の8回裏、勝利を決める追加点となる貴重なタイムリーヒットで達成とは、さすがにオットコマエだ。おめでとう!
その前田に憧れていたというベイ吉村がサヨナラHRというのも素晴らしい。
おかげさんでG、Dともにリリーフ陣に不安材料を見せながら敗戦。そしてウチだけ勝利という理想的展開で差がまた詰まった。
そして個人的に昨日とても良かったことは、ボブルヘッズの試合に、西田辺さんがやってきて、試合後ボブズのメンバーとともに飲んだこと。当ブログのコメント欄でおなじみの西田辺さんは、私の呼びかけに応じて、ボブルヘッズ・ウェストの主砲としても活躍中なのだ。毎日のように言葉のやりとりをしているのに、会うのはこれが初めて。なんか変な感じ(笑)。で、西田辺さんはとっても大きくて赤井英和みたいな格好良いアスリートでしたよ、ご報告まで(誰に?w)。
飲みながら経過チェックして、西田辺さんと勝利を祝ったT5−2Sの試合、録画チェックをしたが、何この長い試合は。最後切れちゃったじゃないの。もうちょっとキビキビやろうね、両チーム。
まあ下柳にしてみれば慎重の上に慎重を重ねた投球だった。勝てなかった8月が終わって、勝負の9月にチームの力になるために、この試合絶対に無様な投球はできない。たっぷりと間を取りながら、1球1球揺れ動く気持ちを整理しながら投げていた。
3回表は、ヒット犠打ヒットで一死一三塁、打者青木を投ゴロに仕留める。三走福川の飛び出しをしっかり見て挟殺プレーへ。すばやく三塁へ追い込む動きは良かったが、ボールを素直に送球してしまって、折り返されてしまう。手間取る間に走者は二三塁へ。点はやらなかったが、アウトカウント1つ増やして、1コマ進塁されちゃ割りに合わない。
二死二三塁でラミレス。相手の得点源を打席に迎えて、空いた一塁を生かす投球が求められたが、あっさり2球目のシュートをレフト前に運ばれて2点を先制される。全体的には下柳らしさが戻ってきたが、ここだけはちょっともったいなかったね。
こっちが点を取ったら、むこうも取る。実は野球はそうできている。そんな意識で気楽に投げられれば良いのだけれど、投手にしてみれば欲も出るし、せっかくもらったリードをなんとか守りたいと意識してしまう。だから取ったら取り返すという展開は常になくならず、S先発松岡もこの罠にかかったようだった。
3回ウラ、先頭鳥谷が1打席目のリプレイのようなセンター前ヒット。鳥谷のセンター返しが目立ってきた。あの打ち方を続けていればボールの見極めもまた良くなって、出塁率も回復するだろう。長いのも出るだろう。無死一塁。
赤星が2ナッシングからしっかり選んで四球を取る。バッテリーにしてみれば、配球の妙でボール球を打たせて打ち取ろうという考えだったが、逆に赤星はそのシナリオを読み切ったかのようだった。無死一二塁。
シーツは甘い直球を叩いてレフトオーバー、芯に当たりすぎて球が上がらずフェンスダイレクトではあったが二塁打で2点返して同点。無死二塁。
さらに金本はインローを引っ張って、一塁線を破る二塁打で3−2逆転。見事速攻が決まった。
この後無死二塁で、桜井は一二塁間を狙うも二ゴロで進塁打。たぶんサインではないだろうから、この意識、判断と技術は大絶賛に値すると思う。
一死三塁で葛城、低め直球を引っ張って良い当たり!ところがこれが二塁真っ正面のライナー。ついてなかった。二塁の守備位置は前進ではなかったが、三走金本の足の具合を考えたら、抜けてからスタートの指示のはず。ゴロは打てない縛りがあったから、なんとか大きい外野フライにしたかった。その中で真芯でとらえたライナーなら、これはもうしょうがない。内容のあるナイスバッティングだったと思う。矢野も倒れて3点止まり。
4回表、さすがベテラン下柳、徹底した低めへの意識で三者凡退、フィールディングも冴えた。
そのウラ、S投手吉川に代わる。先頭関本がカウントを作って最後センター前にヒット。ボールを打たずに、打ちやすいボールをじっくり待つようなスタイルがチームに浸透しているのがうかがえる。すっかりじわじわと重厚なプレッシャーをかけ続けていくタイガースのスタイルが戻ってきた感じ。下柳が苦労しながらバントで送って、鳥谷が2−0から見て、粘って、最後は四球。じわじわ、じわじわ、一死一二塁。赤星もカウントを2−3まで持ってきて、最後は一二塁の走者をスタートさせる。赤星の打球は三塁へ高いバウンド、一塁で赤星を刺すのは無理でも、ベースを踏めばアウトの打球。しかしスタートをかけている走者の気配がする、焦った三塁飯原、打球を捕りきれずオールセーフ。一死満塁。じわじわ、じわじわ。そしてシーツがまた真芯で捉えて、センター犠飛、4−2。金本は続けずこの回1点止まり。圧力もじわじわなら、得点もじわじわ(笑)。
5回表、下柳は二死一二塁、打者ラミレスというピンチを作ってしまうが、「打ちたい打ちたい」のラミレスの心理を見透かしたようにボール球を上手く使いながらカウントを作って、最後もボールになるフォークを空振り三振で打ち取る。慎重すぎて93球、シモはここでお疲れさん。
6,7回はダーウィンが力の投球。150km/h近い速球でグイグイ。下柳の後、JFKの前にこんな投球をされたら、相手はチームは絶望的な気分になることだろう。この日二軍で橋本健が1回三者三振で復活をとげたということだが、どこまで強化されるんだ?ウチのリリーフは。ということでこの日は久保田を休ませて「JFダー」。JFKに次ぐ投手が活躍して、JFKを順次休ませる。こういう形が理想だったのよ、春先から(笑)。
6回ウラに相手守備のミスが出て1点をもらって5−2。終盤3点差はタイガースの場合セーフティリード。そうこっちもあっちも思ってしまうことが何より強い。ジェフ、藤川も無難に締めて、7,8回の攻撃もそれなりに攻めた。
すっかり形が出来てきた。相応の投手に対しては、チーム全体でプレッシャーをかけて、得点を重ねていける形。固い投手力と、無理をしないそこそこの守備力で、相手打線に重圧をかけていく形。誰かが欠けても、その時を待っていた選手がしっかりと力を出す形。今日ダメでも明日、誰がすごく良い訳でもなく、皆が交互に良くなる形。
9月最初の試合は、「信」を深めるのに十分だったと思う。どうやら愉快な1ヶ月が始まってくれるようだ。
その前田に憧れていたというベイ吉村がサヨナラHRというのも素晴らしい。
おかげさんでG、Dともにリリーフ陣に不安材料を見せながら敗戦。そしてウチだけ勝利という理想的展開で差がまた詰まった。
そして個人的に昨日とても良かったことは、ボブルヘッズの試合に、西田辺さんがやってきて、試合後ボブズのメンバーとともに飲んだこと。当ブログのコメント欄でおなじみの西田辺さんは、私の呼びかけに応じて、ボブルヘッズ・ウェストの主砲としても活躍中なのだ。毎日のように言葉のやりとりをしているのに、会うのはこれが初めて。なんか変な感じ(笑)。で、西田辺さんはとっても大きくて赤井英和みたいな格好良いアスリートでしたよ、ご報告まで(誰に?w)。
飲みながら経過チェックして、西田辺さんと勝利を祝ったT5−2Sの試合、録画チェックをしたが、何この長い試合は。最後切れちゃったじゃないの。もうちょっとキビキビやろうね、両チーム。
まあ下柳にしてみれば慎重の上に慎重を重ねた投球だった。勝てなかった8月が終わって、勝負の9月にチームの力になるために、この試合絶対に無様な投球はできない。たっぷりと間を取りながら、1球1球揺れ動く気持ちを整理しながら投げていた。
3回表は、ヒット犠打ヒットで一死一三塁、打者青木を投ゴロに仕留める。三走福川の飛び出しをしっかり見て挟殺プレーへ。すばやく三塁へ追い込む動きは良かったが、ボールを素直に送球してしまって、折り返されてしまう。手間取る間に走者は二三塁へ。点はやらなかったが、アウトカウント1つ増やして、1コマ進塁されちゃ割りに合わない。
二死二三塁でラミレス。相手の得点源を打席に迎えて、空いた一塁を生かす投球が求められたが、あっさり2球目のシュートをレフト前に運ばれて2点を先制される。全体的には下柳らしさが戻ってきたが、ここだけはちょっともったいなかったね。
こっちが点を取ったら、むこうも取る。実は野球はそうできている。そんな意識で気楽に投げられれば良いのだけれど、投手にしてみれば欲も出るし、せっかくもらったリードをなんとか守りたいと意識してしまう。だから取ったら取り返すという展開は常になくならず、S先発松岡もこの罠にかかったようだった。
3回ウラ、先頭鳥谷が1打席目のリプレイのようなセンター前ヒット。鳥谷のセンター返しが目立ってきた。あの打ち方を続けていればボールの見極めもまた良くなって、出塁率も回復するだろう。長いのも出るだろう。無死一塁。
赤星が2ナッシングからしっかり選んで四球を取る。バッテリーにしてみれば、配球の妙でボール球を打たせて打ち取ろうという考えだったが、逆に赤星はそのシナリオを読み切ったかのようだった。無死一二塁。
シーツは甘い直球を叩いてレフトオーバー、芯に当たりすぎて球が上がらずフェンスダイレクトではあったが二塁打で2点返して同点。無死二塁。
さらに金本はインローを引っ張って、一塁線を破る二塁打で3−2逆転。見事速攻が決まった。
この後無死二塁で、桜井は一二塁間を狙うも二ゴロで進塁打。たぶんサインではないだろうから、この意識、判断と技術は大絶賛に値すると思う。
一死三塁で葛城、低め直球を引っ張って良い当たり!ところがこれが二塁真っ正面のライナー。ついてなかった。二塁の守備位置は前進ではなかったが、三走金本の足の具合を考えたら、抜けてからスタートの指示のはず。ゴロは打てない縛りがあったから、なんとか大きい外野フライにしたかった。その中で真芯でとらえたライナーなら、これはもうしょうがない。内容のあるナイスバッティングだったと思う。矢野も倒れて3点止まり。
4回表、さすがベテラン下柳、徹底した低めへの意識で三者凡退、フィールディングも冴えた。
そのウラ、S投手吉川に代わる。先頭関本がカウントを作って最後センター前にヒット。ボールを打たずに、打ちやすいボールをじっくり待つようなスタイルがチームに浸透しているのがうかがえる。すっかりじわじわと重厚なプレッシャーをかけ続けていくタイガースのスタイルが戻ってきた感じ。下柳が苦労しながらバントで送って、鳥谷が2−0から見て、粘って、最後は四球。じわじわ、じわじわ、一死一二塁。赤星もカウントを2−3まで持ってきて、最後は一二塁の走者をスタートさせる。赤星の打球は三塁へ高いバウンド、一塁で赤星を刺すのは無理でも、ベースを踏めばアウトの打球。しかしスタートをかけている走者の気配がする、焦った三塁飯原、打球を捕りきれずオールセーフ。一死満塁。じわじわ、じわじわ。そしてシーツがまた真芯で捉えて、センター犠飛、4−2。金本は続けずこの回1点止まり。圧力もじわじわなら、得点もじわじわ(笑)。
5回表、下柳は二死一二塁、打者ラミレスというピンチを作ってしまうが、「打ちたい打ちたい」のラミレスの心理を見透かしたようにボール球を上手く使いながらカウントを作って、最後もボールになるフォークを空振り三振で打ち取る。慎重すぎて93球、シモはここでお疲れさん。
6,7回はダーウィンが力の投球。150km/h近い速球でグイグイ。下柳の後、JFKの前にこんな投球をされたら、相手はチームは絶望的な気分になることだろう。この日二軍で橋本健が1回三者三振で復活をとげたということだが、どこまで強化されるんだ?ウチのリリーフは。ということでこの日は久保田を休ませて「JFダー」。JFKに次ぐ投手が活躍して、JFKを順次休ませる。こういう形が理想だったのよ、春先から(笑)。
6回ウラに相手守備のミスが出て1点をもらって5−2。終盤3点差はタイガースの場合セーフティリード。そうこっちもあっちも思ってしまうことが何より強い。ジェフ、藤川も無難に締めて、7,8回の攻撃もそれなりに攻めた。
すっかり形が出来てきた。相応の投手に対しては、チーム全体でプレッシャーをかけて、得点を重ねていける形。固い投手力と、無理をしないそこそこの守備力で、相手打線に重圧をかけていく形。誰かが欠けても、その時を待っていた選手がしっかりと力を出す形。今日ダメでも明日、誰がすごく良い訳でもなく、皆が交互に良くなる形。
9月最初の試合は、「信」を深めるのに十分だったと思う。どうやら愉快な1ヶ月が始まってくれるようだ。