2007.09.06 Thursday
説明しよう。ゴールデンウィークに9連敗を喫した時、タイガースは借金7になってしまった。この悔しさにキレた筆者が「絶対に倍返し18連勝じゃあ」と涙目で叫んだ。実際その後の連勝は4で止まってしまったが、その後も根に持ち続け、貯金11を「倍返し18連勝(BG18)ポイント」と定めてカウントしていたのだ。
いやあ時間かかったねぇ。でも見事に倍返しやってのけてくれたね、私のために。ありがとう!虎戦士たち!これで私自身は今季何も思い残すことはないのだが、多くのTファンはそんなの関係ないと思うので、引き続きセ優勝、日本一、アジア一に向けて頑張ってくれ!
試合展開の妙で、K→J→Fの進行途中にダーウィンが挟まって、JFKダー。「谷啓だァ!」みたいでいいじゃん(笑)。相手の打順とか、点差とか疲れ具合とかいろいろ見ながら、ダーやらW(渡辺)やらその他やらを挟んだり代えたりしながらやって良いと思うよ。そうしていくことで彼らも自信がついていくと思うし。セーブがつくなら締めは球児。よく確認してから(笑)。
今日は好勝負かな?と思わせる立ち上がりだったが、結局またも中盤にベイのミスが続出。1−1同点の5回ウラ、好投のベイ先発三橋に対して一死から野口がヒット。関本に送らせて二死二塁として先発上園に代えて高橋光。打球は三塁右への強いゴロ、これをサード村田がグラブに当てながら大きく弾き、二走野口が生還、勝ち越し。ベイにとっては最悪の打球処理。一方ウチにとっては、最高の結果。調子イマイチ、バックの好守備と向かって行く気持ちだけで5回1失点に抑えた上園に6勝目の権利が転がり込む。7勝の金刃との新人王争いだって、今後の優勝争いの行方、そこでの活躍しだいでまだまだわからないからね。この日、上園に勝ちをつけてやるには、ひょっとしたらこの方法しかなかったかも知れない。今、岡田監督のツキは相当なもんだよね。
ハイライトシーンや試合経過には関係しないのだが、この後が素晴らしかったんだなぁ。二死一塁で鳥谷。難しい変化球、行きたくなる誘い球をビシっと見極めて一度もスイングせずに2−3から四球。二死一二塁で赤星。内の厳しい直球は右に引っ張り、タイミングを外してくる変化球や外への直球は左におっつけてファールを重ねる。追い込んでいたはずなのに、逆に追い込まれていくバッテリー。ついに2−3までもっていかれると根負けしたように四球、二死満塁。ここでシーツがドカンと返してくれればカンペキだったけど、そこまでしないのがタイガースの愛嬌のあるところ(笑)。それにしても、この1,2番の怖さ、イヤらしさはなかなかのもんだったよ。
さらに6回ウラは金本、桜井倒れた二死から葛城が糸を引くようなライナー、ライトフェン直の二塁打。続く野口の三遊間クリーンヒットは三塁でストップの当たりなのだが、レフト佐伯がファンブル。走者、コーチともまるでそれを予測していたかのような好走塁、好判断でホームイン。3−1とする。前日は下窪だったが二度までも同じように打球をポロポロやっていたから予測できたってのもある。まあこの2点目、3点目はまたしても頂き物だったね。
この後関本もヒットで続いて、代打桧山。二飛だったけど、これで1500試合出場を達成。おめでとう。
決まり手は「オウンゴール」と「JFKダー」だったが、勝ちへの流れは3回表、金本と野口の好守から。上園は1,2番を簡単に打ち取った二死後連打で1点を失い、さらに連打連打。しかし最後のレフト前を金本がバックホーム、素速く良い送球だが微妙なワンバウンド、野口がこれを上手くキャッチしてスムーズにタッチ、アウト!チームを救うビッグプレーだった。
そしてなにより大きかったのが4回ウラ鳥谷の同点HR。そこまでチームは(準)パーフェクトに抑えられている中、穴をこじ開けるような一発だった。桧山の満塁HRの試合でも、0ー7ビハインドからチームを奮い立たせる2ランを打ったのが鳥谷。流れに乗って活躍することは、こう言っちゃなんだけど簡単なこと。逆流に立ちはだかって、その流れを逆に向けるというのは誰にでもできるもんじゃない。全体を見ると、大きな流れに乗っているように見えるタイガースだが、要所要所で逆流を食い止めるようなパワーを使っているのがわかる。意外なことに、今季鳥谷がそういう仕事をやっている。カツンと良い音とともに、珍しいフォローの風に乗って大きなアーチが右中間に消える。鳥谷のホームランはいつでも爽やかな気持ちを残す。そしてチームに「この試合行ける」という勇気を与える。近い将来、遠い未来への希望を作り出すのが、鳥谷の仕事なのだ。
いやあ時間かかったねぇ。でも見事に倍返しやってのけてくれたね、私のために。ありがとう!虎戦士たち!これで私自身は今季何も思い残すことはないのだが、多くのTファンはそんなの関係ないと思うので、引き続きセ優勝、日本一、アジア一に向けて頑張ってくれ!
試合展開の妙で、K→J→Fの進行途中にダーウィンが挟まって、JFKダー。「谷啓だァ!」みたいでいいじゃん(笑)。相手の打順とか、点差とか疲れ具合とかいろいろ見ながら、ダーやらW(渡辺)やらその他やらを挟んだり代えたりしながらやって良いと思うよ。そうしていくことで彼らも自信がついていくと思うし。セーブがつくなら締めは球児。よく確認してから(笑)。
今日は好勝負かな?と思わせる立ち上がりだったが、結局またも中盤にベイのミスが続出。1−1同点の5回ウラ、好投のベイ先発三橋に対して一死から野口がヒット。関本に送らせて二死二塁として先発上園に代えて高橋光。打球は三塁右への強いゴロ、これをサード村田がグラブに当てながら大きく弾き、二走野口が生還、勝ち越し。ベイにとっては最悪の打球処理。一方ウチにとっては、最高の結果。調子イマイチ、バックの好守備と向かって行く気持ちだけで5回1失点に抑えた上園に6勝目の権利が転がり込む。7勝の金刃との新人王争いだって、今後の優勝争いの行方、そこでの活躍しだいでまだまだわからないからね。この日、上園に勝ちをつけてやるには、ひょっとしたらこの方法しかなかったかも知れない。今、岡田監督のツキは相当なもんだよね。
ハイライトシーンや試合経過には関係しないのだが、この後が素晴らしかったんだなぁ。二死一塁で鳥谷。難しい変化球、行きたくなる誘い球をビシっと見極めて一度もスイングせずに2−3から四球。二死一二塁で赤星。内の厳しい直球は右に引っ張り、タイミングを外してくる変化球や外への直球は左におっつけてファールを重ねる。追い込んでいたはずなのに、逆に追い込まれていくバッテリー。ついに2−3までもっていかれると根負けしたように四球、二死満塁。ここでシーツがドカンと返してくれればカンペキだったけど、そこまでしないのがタイガースの愛嬌のあるところ(笑)。それにしても、この1,2番の怖さ、イヤらしさはなかなかのもんだったよ。
さらに6回ウラは金本、桜井倒れた二死から葛城が糸を引くようなライナー、ライトフェン直の二塁打。続く野口の三遊間クリーンヒットは三塁でストップの当たりなのだが、レフト佐伯がファンブル。走者、コーチともまるでそれを予測していたかのような好走塁、好判断でホームイン。3−1とする。前日は下窪だったが二度までも同じように打球をポロポロやっていたから予測できたってのもある。まあこの2点目、3点目はまたしても頂き物だったね。
この後関本もヒットで続いて、代打桧山。二飛だったけど、これで1500試合出場を達成。おめでとう。
決まり手は「オウンゴール」と「JFKダー」だったが、勝ちへの流れは3回表、金本と野口の好守から。上園は1,2番を簡単に打ち取った二死後連打で1点を失い、さらに連打連打。しかし最後のレフト前を金本がバックホーム、素速く良い送球だが微妙なワンバウンド、野口がこれを上手くキャッチしてスムーズにタッチ、アウト!チームを救うビッグプレーだった。
そしてなにより大きかったのが4回ウラ鳥谷の同点HR。そこまでチームは(準)パーフェクトに抑えられている中、穴をこじ開けるような一発だった。桧山の満塁HRの試合でも、0ー7ビハインドからチームを奮い立たせる2ランを打ったのが鳥谷。流れに乗って活躍することは、こう言っちゃなんだけど簡単なこと。逆流に立ちはだかって、その流れを逆に向けるというのは誰にでもできるもんじゃない。全体を見ると、大きな流れに乗っているように見えるタイガースだが、要所要所で逆流を食い止めるようなパワーを使っているのがわかる。意外なことに、今季鳥谷がそういう仕事をやっている。カツンと良い音とともに、珍しいフォローの風に乗って大きなアーチが右中間に消える。鳥谷のホームランはいつでも爽やかな気持ちを残す。そしてチームに「この試合行ける」という勇気を与える。近い将来、遠い未来への希望を作り出すのが、鳥谷の仕事なのだ。