2007.09.29 Saturday
若いのに川上さんみたいな貫禄(声質に貫禄はないけど)があるよなぁ。だけど今岡のことを何度も「今中」って言っちゃう小野塚アナはちょっと…だけど(笑)。
昨日の試合でもムチャかっこええ解説を連発していた。
「井端へは左右を意識させて、勝負球は真ん中低め。右に打つか左に打つか迷う。低めなら捉えられてもアウトになる率が高い。ゴロが野手の間を抜けるのはしょうがない」
「(逆転してもらった5回表)上園は、(慎重と大胆のバランスが)慎重になりすぎて制球を乱している」
「(5回表二死一塁、走者は投手の中田、打者井端で)鳥谷の守備位置が浅すぎる。二塁封殺で良い状況なので、打者走者の俊足井端を一塁で刺すために前に守る必要はなく、守備範囲を広く取れるよう深く守るべき」
「(8回表二死一塁、カウント2−3からノリがショート左へヒット。スタートを切っていた一走荒木は三塁へというシーンの後)鳥谷の凡ミス(カウント間違い)。今、ベースカバーに入る動きをしたため、正面のショートゴロがヒットになってしまった。集中してない」
ちょっと辛気くさくて、あら探しっぽいところはあるけど、良い監督になりそうだなぁ。
鳥谷は何か集中できない理由でもあるのであろうか(棒読みw)。
野口が慎重の上に慎重を重ねるような配球をし、球児がさらに慎重を重ねるようにスピードをこらえて制球に注意する。ゴロ3つで試合終了。なかなか緊張が解けないが、全身から安堵の気持ちが溢れ出る。なんか外科手術を終えた執刀医のような藤川球児。マウンドに集まる野手たちに久しぶりの笑顔が浮かぶ。
正直、こんな勝ち方しかできないのか。こんな勝ち方にどれほどの意味があるのかと、問いたくなる気持ちが沸きかける。いや、そうじゃない。
相手はいまだ「短期決戦モード」まっただ中のドラゴンズ。またしばらくしてから、場所を変えて対戦しなきゃならなくなる可能性が高い。レギュラーシーズン残り4試合は別だが、このD最終戦の1試合には内容より結果の方に意味がある。
そうそう、通年でDに勝ち越しを決めたというのも意味のあること。唯一マジックを点灯できずに優勝戦線から消えてしまったけど、Gにも、Dにも勝ち越してクラシリに進める。ダンカンも言っているけど、何恥じることなく胸を張って行けるよ。
6回7回は久保田。完璧だった。直球の威力、スライダーのスピン、そして制球、文句なし。6回は荒木3球三振、ノリ1球で投ゴロ、ウッズ3球三振だもの。ウッズには3つともスライダーで、2球目と3球目を空振り。しかもウッズは、アウトローに決まるボールの軌道とはかけ離れて、ただど真ん中のあたりを振るばかり。それだけすごいキレだったということだろうね。
7回は今岡の守備に足を引っ張られたが、揺るがない強さがあった。やっぱり久保田って凄いよ。
8回はジェフ。二死からピンチを招いたが、ウッズに外の直球を揃えて見逃し三振。次の対戦ではまたいろいろと状況が変わってくるだろうが、とにかくこの細かい勝利たちは大きいね。野口さん、これは大きいよ、ナイスだよ!
上園のクソ度胸に助けられた。さすがは新チームのエース。中4日の登板で、状況が状況だったから、5回までってのは仕方ないね。ホント、来季は春からちゃんと先発を育てて行かないとね。ゲームで育てなきゃ意味ないからね。Dの若い投手たち、みんな長い回投げて、頼もしいもんなぁ。投手の精神を軽視しちゃいかんよ。
さて上園。1回表、第1球。無造作に構えた野口のミットに、無造作に直球ど真ん中、ストライク。以降、臆することなく130km/h台の直球で押し込む。こういう気の強さが求められていたんだけど、新人頼みだってのが淋しいよ。
4回に足を絡められて、進塁打進塁打で1点を失ったが、ピンチでも堂々と勝負していた。久しぶりにのびのびと腕を振る投手を見た気がするわ。失点すると、もうダメだのチームだったのに、この日は失点して逆にこの投手を勝たさなきゃ!とナインが結束できた。
上園は、投手としてもっとも大切な不屈の闘争心を持っている。このオフ、しっかり鍛えてもっと制球を磨こうな。球速なんて関係ないよ。ただその前にクラシリも頼むよ!
5回ウラ、先頭シーツがセンター前。最後の打席のレフトフライも感じとしてはまあまあ。というか東京ドームならHR。アンディ、陽気に頼むよ!(笑)
さあ行こう!ところが金本が二ゴロ併殺。一二塁間に転がしたかったのだろうが、うまく攻められちゃっうんだよなぁ。ううん…。
D先発中田も、1点もらって心が乱れるイニング。打たれて、ゲッツー、ここで1打席目も大きな中飛を打った今岡。相当な雰囲気を放出しまくっている。中田、慎重になりすぎて四球。
林への初球、谷繁の構えは外ボールゾーン。ところがこれはカムフラージュ、投球動作とともに少しずつ構えを中よりにずらし、外いっぱいのフォークでカウントを取るつもり。もちろん失投と見て打ってくればゴロで打ち取るという狙いもある。
ドラゴンズとの戦いは谷繁との戦いだ。ワンバウンド捕球、盗塁阻止、守備力、そしてウラをかく配球。憎たらしいけどやっぱり良い捕手だ。審判にストライクと言わせるキャッチング技術も相当なものだ。ボールゾーンに外れて構えて、中に寄りながら受ける。これだけですごくストライクに見える。
林への初球のフォーク、谷繁の思惑よりわずかに内、わずかに高く、そしてわずかに落ちが悪かった。低く下ろしたグリップの後を、ムチのようにしなりながら黒いバットが走る。ハードヒット。低い弾道で白球が走る。ライトへの強い風は、打球の速度には好影響でも、ダウンフォースとなってライナーを押し下げる、どうだ、右翼線、一番甲子園の狭いところ、フェンスを越えた!逆転2ラン!
故障の回復具合がどうなのかわからないけど、今季の最後は林と一緒に迎えないとね。
昨日の試合でもムチャかっこええ解説を連発していた。
「井端へは左右を意識させて、勝負球は真ん中低め。右に打つか左に打つか迷う。低めなら捉えられてもアウトになる率が高い。ゴロが野手の間を抜けるのはしょうがない」
「(逆転してもらった5回表)上園は、(慎重と大胆のバランスが)慎重になりすぎて制球を乱している」
「(5回表二死一塁、走者は投手の中田、打者井端で)鳥谷の守備位置が浅すぎる。二塁封殺で良い状況なので、打者走者の俊足井端を一塁で刺すために前に守る必要はなく、守備範囲を広く取れるよう深く守るべき」
「(8回表二死一塁、カウント2−3からノリがショート左へヒット。スタートを切っていた一走荒木は三塁へというシーンの後)鳥谷の凡ミス(カウント間違い)。今、ベースカバーに入る動きをしたため、正面のショートゴロがヒットになってしまった。集中してない」
ちょっと辛気くさくて、あら探しっぽいところはあるけど、良い監督になりそうだなぁ。
鳥谷は何か集中できない理由でもあるのであろうか(棒読みw)。
野口が慎重の上に慎重を重ねるような配球をし、球児がさらに慎重を重ねるようにスピードをこらえて制球に注意する。ゴロ3つで試合終了。なかなか緊張が解けないが、全身から安堵の気持ちが溢れ出る。なんか外科手術を終えた執刀医のような藤川球児。マウンドに集まる野手たちに久しぶりの笑顔が浮かぶ。
正直、こんな勝ち方しかできないのか。こんな勝ち方にどれほどの意味があるのかと、問いたくなる気持ちが沸きかける。いや、そうじゃない。
相手はいまだ「短期決戦モード」まっただ中のドラゴンズ。またしばらくしてから、場所を変えて対戦しなきゃならなくなる可能性が高い。レギュラーシーズン残り4試合は別だが、このD最終戦の1試合には内容より結果の方に意味がある。
そうそう、通年でDに勝ち越しを決めたというのも意味のあること。唯一マジックを点灯できずに優勝戦線から消えてしまったけど、Gにも、Dにも勝ち越してクラシリに進める。ダンカンも言っているけど、何恥じることなく胸を張って行けるよ。
6回7回は久保田。完璧だった。直球の威力、スライダーのスピン、そして制球、文句なし。6回は荒木3球三振、ノリ1球で投ゴロ、ウッズ3球三振だもの。ウッズには3つともスライダーで、2球目と3球目を空振り。しかもウッズは、アウトローに決まるボールの軌道とはかけ離れて、ただど真ん中のあたりを振るばかり。それだけすごいキレだったということだろうね。
7回は今岡の守備に足を引っ張られたが、揺るがない強さがあった。やっぱり久保田って凄いよ。
8回はジェフ。二死からピンチを招いたが、ウッズに外の直球を揃えて見逃し三振。次の対戦ではまたいろいろと状況が変わってくるだろうが、とにかくこの細かい勝利たちは大きいね。野口さん、これは大きいよ、ナイスだよ!
上園のクソ度胸に助けられた。さすがは新チームのエース。中4日の登板で、状況が状況だったから、5回までってのは仕方ないね。ホント、来季は春からちゃんと先発を育てて行かないとね。ゲームで育てなきゃ意味ないからね。Dの若い投手たち、みんな長い回投げて、頼もしいもんなぁ。投手の精神を軽視しちゃいかんよ。
さて上園。1回表、第1球。無造作に構えた野口のミットに、無造作に直球ど真ん中、ストライク。以降、臆することなく130km/h台の直球で押し込む。こういう気の強さが求められていたんだけど、新人頼みだってのが淋しいよ。
4回に足を絡められて、進塁打進塁打で1点を失ったが、ピンチでも堂々と勝負していた。久しぶりにのびのびと腕を振る投手を見た気がするわ。失点すると、もうダメだのチームだったのに、この日は失点して逆にこの投手を勝たさなきゃ!とナインが結束できた。
上園は、投手としてもっとも大切な不屈の闘争心を持っている。このオフ、しっかり鍛えてもっと制球を磨こうな。球速なんて関係ないよ。ただその前にクラシリも頼むよ!
5回ウラ、先頭シーツがセンター前。最後の打席のレフトフライも感じとしてはまあまあ。というか東京ドームならHR。アンディ、陽気に頼むよ!(笑)
さあ行こう!ところが金本が二ゴロ併殺。一二塁間に転がしたかったのだろうが、うまく攻められちゃっうんだよなぁ。ううん…。
D先発中田も、1点もらって心が乱れるイニング。打たれて、ゲッツー、ここで1打席目も大きな中飛を打った今岡。相当な雰囲気を放出しまくっている。中田、慎重になりすぎて四球。
林への初球、谷繁の構えは外ボールゾーン。ところがこれはカムフラージュ、投球動作とともに少しずつ構えを中よりにずらし、外いっぱいのフォークでカウントを取るつもり。もちろん失投と見て打ってくればゴロで打ち取るという狙いもある。
ドラゴンズとの戦いは谷繁との戦いだ。ワンバウンド捕球、盗塁阻止、守備力、そしてウラをかく配球。憎たらしいけどやっぱり良い捕手だ。審判にストライクと言わせるキャッチング技術も相当なものだ。ボールゾーンに外れて構えて、中に寄りながら受ける。これだけですごくストライクに見える。
林への初球のフォーク、谷繁の思惑よりわずかに内、わずかに高く、そしてわずかに落ちが悪かった。低く下ろしたグリップの後を、ムチのようにしなりながら黒いバットが走る。ハードヒット。低い弾道で白球が走る。ライトへの強い風は、打球の速度には好影響でも、ダウンフォースとなってライナーを押し下げる、どうだ、右翼線、一番甲子園の狭いところ、フェンスを越えた!逆転2ラン!
故障の回復具合がどうなのかわからないけど、今季の最後は林と一緒に迎えないとね。