2007.12.17 Monday
レポートは、PDF形式で約6.5MBの膨大さ。興味ある方は、原文をダウンロードしてみて(PDFリンク・サイズが大きいのでダウンロードして開いた方がいいよ)。
さて、MLBの動きを受けて、日本プロ野球の根来泰周コミッショナー代行は、「うちの組織としては十分に監視が行き届いている」というコメントを発している(報知)。
そうじゃないだろう。日本球界への疑惑の目を、今は野球界が危機を迎えている中だからという理由だけで、無風でかわそうとするのは、愚だと思う。
誰も日本の方がMLBより薬物汚染が進んでいるだなんて思っちゃいない。日本はMLBより遙かにクリーンだろう。だが、アメリカは何をするにも極端な国なのだから、ここで徹底的に薬物追放に動き、日本球界が動きを誤れば、その構造は逆転する。
「ないと信じる」じゃダメ。ありとあらゆるルート、例えばドーピング規定がなく、同じように薬物汚染が心配される「プロ格闘家」の近辺から販売ルートを探れば、独自調査はできるだろう。MLBのミッチェル・レポート以上の抜き打ち調査をやるべきだと思う。
ジェフ・ウィリアムス(他、数人の日本でプレー経験のある選手)も、来日と同じ年になにがしかの薬物を購入したとされている。本人や周囲から否定の声が上がっているが、なぜ購入の小切手が証拠として提示されているかについては、「弁護士の指示」を理由に説明していない。「禁止指定」の時期ともかぶっているので、一切使用していないという弁明を信じるにしても、キッチリ説明はしないとね。
とにかく今後、厳正にするという姿勢を出すことが大切なのだから、今の状態で流しちゃダメ。日本でも徹底調査をやる、今後の検査は徹底的にやる、これを明確に宣言すべきだ。
すべてのことはそうなんだけど、この危機を、野球を見せ物小屋の興業から、世界に通用するプロスポーツに転換させる好機と捉えられなければ、ただ波に漂うだけの難破船になる。
さて、MLBの動きを受けて、日本プロ野球の根来泰周コミッショナー代行は、「うちの組織としては十分に監視が行き届いている」というコメントを発している(報知)。
そうじゃないだろう。日本球界への疑惑の目を、今は野球界が危機を迎えている中だからという理由だけで、無風でかわそうとするのは、愚だと思う。
誰も日本の方がMLBより薬物汚染が進んでいるだなんて思っちゃいない。日本はMLBより遙かにクリーンだろう。だが、アメリカは何をするにも極端な国なのだから、ここで徹底的に薬物追放に動き、日本球界が動きを誤れば、その構造は逆転する。
「ないと信じる」じゃダメ。ありとあらゆるルート、例えばドーピング規定がなく、同じように薬物汚染が心配される「プロ格闘家」の近辺から販売ルートを探れば、独自調査はできるだろう。MLBのミッチェル・レポート以上の抜き打ち調査をやるべきだと思う。
ジェフ・ウィリアムス(他、数人の日本でプレー経験のある選手)も、来日と同じ年になにがしかの薬物を購入したとされている。本人や周囲から否定の声が上がっているが、なぜ購入の小切手が証拠として提示されているかについては、「弁護士の指示」を理由に説明していない。「禁止指定」の時期ともかぶっているので、一切使用していないという弁明を信じるにしても、キッチリ説明はしないとね。
とにかく今後、厳正にするという姿勢を出すことが大切なのだから、今の状態で流しちゃダメ。日本でも徹底調査をやる、今後の検査は徹底的にやる、これを明確に宣言すべきだ。
すべてのことはそうなんだけど、この危機を、野球を見せ物小屋の興業から、世界に通用するプロスポーツに転換させる好機と捉えられなければ、ただ波に漂うだけの難破船になる。