2008.03.08 Saturday
先発岩田は、もうどうしたってもローテに入れたくなるような投球。どことなく2年連続で自主トレをともにしている井川を思わせるような投げっぷりになってきた。井川のいかにも「剛」という下から踏ん張るようなフォームではなく、岩田の場合は上からひねり下ろしてくるような投げ方なんだけど、ただタイミングというか、粘り強く球を持って、最後の最後でピシっと切ってくるようなリリースが井川っぽい。
いつも残す談話は、満足してないというものばかりなのだが、それは言葉以上に高い意識を持って投球していることの表れだと思う。
130km/hほどの直球で見逃し三振を取る場面があった。コーナーいっぱいを衝くことが主目的で、球速は多少落ちても構わないという意識の球だった。岩田の直球に、多くの打者がつまらされていたのが、実際の球の速さのせいではなく、視覚的イメージと実際の球速のギャップがあるから。それをうまく活用できているから、直球の使い分けができている。当然、曲げ球、抜き球も生きる。
ヒットもたくさん打たれて、1失点も喫しているが、捉えられたヒットは2本くらい。どん詰まりのポテンや、捕逸、三塁線を破られた二塁打にしたって、「今岡線」を緩いゴロで破られただけで、たいした打球じゃなかった。
少々の無理があっても使っていかなきゃいけない投手、育てていかなきゃいけない投手だと思う。
えーと、能美ちゃん。いや、能見(どうもおちちゃんとこのイメージが強くて)。どうしたもんだか。いずれ「先発レース」への参戦は見送りだわなぁ。
球は良いのに、面白いように点を獲られちゃう。まあ決め球が甘くなる、組み立てが悪いに尽きるんだけどね。この日クリーンヒットを打った小宮山のこぢんまりとまとまったでオーソドックスなリードだとどうしても球が中に寄っちゃうのかな。ずっと年上なんだから、自分で考えなきゃいけないことなんだけど。
ストライクはど真ん中で取る。ボール球はコース真ん中で高く外すか、低く外すかにする。これくらいの組み立ての方が合うんじゃなかろうか、能美ちゃんには。いや、能見には(笑)。
2回を投げた新人石川、1失点ながら堂々と投げていて中身は良かった。ただどうかな、先発ローテはちょっと想定しづらいかな。
で、先発レースは、安藤+2、ボーグルソン+2、岩田+2、福原+1、アッチソン0、下柳0、金村曉−1、杉山未登板…。
新井、まー田中のインハイ直球をライナーでレフトスタンド中段へ。なんて爽快なHRなんだ!狙い通りの球に対して、待ってましたと振り切った。構えたところからまっすぐバットを下ろしてきて、右足を軸にクルッと回る。同時に長い腕をぎゅっと引き寄せて、バットの先端は可能な限り遅く返す。一瞬の反応の中にぎっしり詰まったテクニック。もう当たった瞬間、ボールが吹っ飛んで行くのがわかる。思わず「どうや!」とばかりにバットを放り出す。良い投手と良い打者の力勝負。楽しい!
平野、おもろいわー。
1回表二死、草野の当たりはどんづまりのハーフライナー。スタメン二塁の平野、ダイビングキャッチ!解説の福本さん「飛ぶ必要なし」。
初回初打席、Eまー田中からショート右に鋭いゴロ、渡辺直捕球しきれず、一塁に投げられない。平野悠々と一塁を駆け抜ける…かと思ったら一塁にヘッドスライディング!解説の福本さん「危ない」。
4回第2打席、まー田中から一二塁間を破るクリーンヒット!塁上でプレッシャーをかけ、牽制がかさむ。おっと、投球を捕手が大きく弾いた。これを見た平野、悠々と二塁へ…かと思ったら、猛然とダッシュ、一気に三塁を陥れる!かと思ったけど、ボールは三塁へ送られて、余裕のアウト!平野はすくっと立って、くるっと背を向けてベンチへ。解説の福本さん「見てのとおり」。
こいつはね。デンジャラスですよ、一言で言って(笑)。あのアゴの先端はちょっと危険だと思っていたけれど、それ以上にデンジャラス。アンド・フラジャイル(笑)。
いやあ、だけどね、私はこういうプレーヤーを嫌いにはなれない。香車のようにまっすぐ前しか見えなくても、勇猛果敢、猪突猛進。ホント、ケガだけは…そう願わずにはいられないんだけど、もうこれはね、ケガするなっつったって無理だわ、この選手は。
もちろんケガはして欲しくない。だけど、どうしてもしてしまうというのなら、シーズンを分けるような珠玉の1プレーで、華々しく砕けて欲しい。そう願わざるを得ないよ。
いつも残す談話は、満足してないというものばかりなのだが、それは言葉以上に高い意識を持って投球していることの表れだと思う。
130km/hほどの直球で見逃し三振を取る場面があった。コーナーいっぱいを衝くことが主目的で、球速は多少落ちても構わないという意識の球だった。岩田の直球に、多くの打者がつまらされていたのが、実際の球の速さのせいではなく、視覚的イメージと実際の球速のギャップがあるから。それをうまく活用できているから、直球の使い分けができている。当然、曲げ球、抜き球も生きる。
ヒットもたくさん打たれて、1失点も喫しているが、捉えられたヒットは2本くらい。どん詰まりのポテンや、捕逸、三塁線を破られた二塁打にしたって、「今岡線」を緩いゴロで破られただけで、たいした打球じゃなかった。
少々の無理があっても使っていかなきゃいけない投手、育てていかなきゃいけない投手だと思う。
えーと、能美ちゃん。いや、能見(どうもおちちゃんとこのイメージが強くて)。どうしたもんだか。いずれ「先発レース」への参戦は見送りだわなぁ。
球は良いのに、面白いように点を獲られちゃう。まあ決め球が甘くなる、組み立てが悪いに尽きるんだけどね。この日クリーンヒットを打った小宮山のこぢんまりとまとまったでオーソドックスなリードだとどうしても球が中に寄っちゃうのかな。ずっと年上なんだから、自分で考えなきゃいけないことなんだけど。
ストライクはど真ん中で取る。ボール球はコース真ん中で高く外すか、低く外すかにする。これくらいの組み立ての方が合うんじゃなかろうか、能美ちゃんには。いや、能見には(笑)。
2回を投げた新人石川、1失点ながら堂々と投げていて中身は良かった。ただどうかな、先発ローテはちょっと想定しづらいかな。
で、先発レースは、安藤+2、ボーグルソン+2、岩田+2、福原+1、アッチソン0、下柳0、金村曉−1、杉山未登板…。
新井、まー田中のインハイ直球をライナーでレフトスタンド中段へ。なんて爽快なHRなんだ!狙い通りの球に対して、待ってましたと振り切った。構えたところからまっすぐバットを下ろしてきて、右足を軸にクルッと回る。同時に長い腕をぎゅっと引き寄せて、バットの先端は可能な限り遅く返す。一瞬の反応の中にぎっしり詰まったテクニック。もう当たった瞬間、ボールが吹っ飛んで行くのがわかる。思わず「どうや!」とばかりにバットを放り出す。良い投手と良い打者の力勝負。楽しい!
平野、おもろいわー。
1回表二死、草野の当たりはどんづまりのハーフライナー。スタメン二塁の平野、ダイビングキャッチ!解説の福本さん「飛ぶ必要なし」。
初回初打席、Eまー田中からショート右に鋭いゴロ、渡辺直捕球しきれず、一塁に投げられない。平野悠々と一塁を駆け抜ける…かと思ったら一塁にヘッドスライディング!解説の福本さん「危ない」。
4回第2打席、まー田中から一二塁間を破るクリーンヒット!塁上でプレッシャーをかけ、牽制がかさむ。おっと、投球を捕手が大きく弾いた。これを見た平野、悠々と二塁へ…かと思ったら、猛然とダッシュ、一気に三塁を陥れる!かと思ったけど、ボールは三塁へ送られて、余裕のアウト!平野はすくっと立って、くるっと背を向けてベンチへ。解説の福本さん「見てのとおり」。
こいつはね。デンジャラスですよ、一言で言って(笑)。あのアゴの先端はちょっと危険だと思っていたけれど、それ以上にデンジャラス。アンド・フラジャイル(笑)。
いやあ、だけどね、私はこういうプレーヤーを嫌いにはなれない。香車のようにまっすぐ前しか見えなくても、勇猛果敢、猪突猛進。ホント、ケガだけは…そう願わずにはいられないんだけど、もうこれはね、ケガするなっつったって無理だわ、この選手は。
もちろんケガはして欲しくない。だけど、どうしてもしてしまうというのなら、シーズンを分けるような珠玉の1プレーで、華々しく砕けて欲しい。そう願わざるを得ないよ。