2008.04.17 Thursday
初回アレックスにはど真ん中のスライダーをソロHRされてしまったが、以降はスイスイスイの投球。この日は非力な打者に対して食い込む球でインハイを攻めたことが球数減少に貢献していた。下柳と言えば右に左に真ん中に「おじぎする球」の見極めが難しい投手なのだが、時々ハッとするような高めが混ざるとついつい手が出る。そしてそれが内に切れ込んでくればどうしても詰まる。打ち取られる。ファールで逃げても、次は詰まったという意識があるから低めで泳ぐ。んまあ、老バッテリーによる「術」だわなぁ。
初回、C先発宮崎から赤星がヒットで出塁。平野への初球で盗塁を試みる。捕球したところが二塁ベースという石原の完璧な送球でタッチアウト。あの場所でさえなく、捕球→タッチという動作があればセーフだったろう。でも全然OKなのよ。初球から行った、もうここのことでチームはつんのめって行けるんだから。
前回内角攻めで調子を狂わされた投手だったが、今の新井はもうどっしりしたもん。内角を投げてもらったおかげで自信を持って外を待てる。追い込まれるまでは、内角の甘い球をガツンといったろうという気持ちも持っている。外を待った同点のきっかけのセンター前、内を待ったレフト前逆転タイムリー、充実ぶりがわかる2安打。
追い込まれてからの外よりの直球を左中間に運んだ金本。出だしの絶好調から比べたらまだだけど、「意識のスランプ」からは完全に抜けて、また上昇中だろう。はじめから行くと決めている新井ナイスランでホームイン。
ちょっと落としていたかなと見えていた、平野と鳥谷がイイ感じ。良く振れていた。特に鳥谷は凡退した打球もすべてヒット性。スバラシ。
もう好走塁や、下地となる好プレーは、毎試合必ずちりばめられるようになったね。凄いことだ。例えば下柳は打席内でしっかり粘っり(というかタイムリー含む2安打、スゴイ)。平野のセンター前ライナーのヒットで赤星が三塁に行くのは当たり前すぎたり。一二塁から金本の大きなライトフライで二走新井が三塁へ行くのはもちろんだが、一走平野も二塁を獲ったり。一三塁で石原が自分のすぐまえにコロコロっとボールを弾いただけなのに、一走鳥谷が鋭く二塁を奪ったり。投手の足元を鋭く抜くゴロに二塁平野が追いついてあわや二塁封殺できそうだったり(惜しかった)。
まあ長いから短く言うと「お前ら良いよ!」ってこと(笑)。
16試合目にして初めて投手・捕手以外のスタメンを変更する。
今岡がスイングできずに3三振した前日の試合後、スタメン変更を決めたという。タイミングとしては遅いけれど、遅すぎるという程ではない。また、フォードも同時に代えることで、全体の流れに影響がないように配慮し、またどちらかといえば「心の不振」である今岡に配慮した。
個人的にはスタメン決定のプロセスについても、手直しのタイミングについても不満がある。しかし現にこうして6カード連続勝ち越し&貯金10という快進撃と、チャンスをもらった関本と葛城が勝利に絡む活躍をする様子を見ると、悪手を打っているわけではないのがわかる。
体調万全の試合の中で落ちるところまで落ちたから、やっと今岡は浮上する力を得たと言える。これもまた必要なプロセスだったのかも知れない。
葛城と関本が働いた。きっと出れば働くと思っていたけれど、もし働かないと逆にイヤな雰囲気になる。勝ち続けているチームをいじるのは難しいことだ。
2人とも2安打。どっちの2安打も素晴らしかった。どっちもすぐには結果を出せず、押し気味ながらもリードは1点しかないという中盤6回で、本当に欲しいヒットを打った。
無死一塁で一塁線を破る二塁打でビッグチャンスを作った葛城。
キャンプ、オープン戦で、他とは違う打撃力を見せていた。その躍進はレギュラー確保でも不思議じゃないものだった。それでもレギュラーは今岡、フォード。
シーズンに入っても代打で強打者の格を見せ続けていた。出ればヒットだった。それでも代打の切り札は桧山。
ようやくめぐったチャンスだったが、第1打席はチャンスで凡退。第2打席の打球は良かったが右飛。焦るところだったが、本当に欲しいところで出た二塁打だった。試合に出ていなくても、同じ気持ちでチームを支えていなかったら、あそこであんなヒットは出ない。
カープはこのピンチで鳥谷を歩かせ無死満塁を作る。矢野のヒット性を二塁山崎の好守でまんまと1アウト。8番関本が併殺ならこの試合はまだわからなかっただろう。ここで関本は右におっつけライトオーバー二塁打。嬉しい今季初ヒットで2点追加。試合の趨勢を決める一打。犠打、守備固めだけじゃないというところを見せつけた。
こうやって少ないチャンスをものにする選手がポンと(しかも二人も)現れると、他のベンチメンバーも当然燃える。平野だって大いに刺激を受けるだろう。しばらくはこの好循環をみんなでまわし続けていきたい。
初回、C先発宮崎から赤星がヒットで出塁。平野への初球で盗塁を試みる。捕球したところが二塁ベースという石原の完璧な送球でタッチアウト。あの場所でさえなく、捕球→タッチという動作があればセーフだったろう。でも全然OKなのよ。初球から行った、もうここのことでチームはつんのめって行けるんだから。
前回内角攻めで調子を狂わされた投手だったが、今の新井はもうどっしりしたもん。内角を投げてもらったおかげで自信を持って外を待てる。追い込まれるまでは、内角の甘い球をガツンといったろうという気持ちも持っている。外を待った同点のきっかけのセンター前、内を待ったレフト前逆転タイムリー、充実ぶりがわかる2安打。
追い込まれてからの外よりの直球を左中間に運んだ金本。出だしの絶好調から比べたらまだだけど、「意識のスランプ」からは完全に抜けて、また上昇中だろう。はじめから行くと決めている新井ナイスランでホームイン。
ちょっと落としていたかなと見えていた、平野と鳥谷がイイ感じ。良く振れていた。特に鳥谷は凡退した打球もすべてヒット性。スバラシ。
もう好走塁や、下地となる好プレーは、毎試合必ずちりばめられるようになったね。凄いことだ。例えば下柳は打席内でしっかり粘っり(というかタイムリー含む2安打、スゴイ)。平野のセンター前ライナーのヒットで赤星が三塁に行くのは当たり前すぎたり。一二塁から金本の大きなライトフライで二走新井が三塁へ行くのはもちろんだが、一走平野も二塁を獲ったり。一三塁で石原が自分のすぐまえにコロコロっとボールを弾いただけなのに、一走鳥谷が鋭く二塁を奪ったり。投手の足元を鋭く抜くゴロに二塁平野が追いついてあわや二塁封殺できそうだったり(惜しかった)。
まあ長いから短く言うと「お前ら良いよ!」ってこと(笑)。
16試合目にして初めて投手・捕手以外のスタメンを変更する。
今岡がスイングできずに3三振した前日の試合後、スタメン変更を決めたという。タイミングとしては遅いけれど、遅すぎるという程ではない。また、フォードも同時に代えることで、全体の流れに影響がないように配慮し、またどちらかといえば「心の不振」である今岡に配慮した。
個人的にはスタメン決定のプロセスについても、手直しのタイミングについても不満がある。しかし現にこうして6カード連続勝ち越し&貯金10という快進撃と、チャンスをもらった関本と葛城が勝利に絡む活躍をする様子を見ると、悪手を打っているわけではないのがわかる。
体調万全の試合の中で落ちるところまで落ちたから、やっと今岡は浮上する力を得たと言える。これもまた必要なプロセスだったのかも知れない。
葛城と関本が働いた。きっと出れば働くと思っていたけれど、もし働かないと逆にイヤな雰囲気になる。勝ち続けているチームをいじるのは難しいことだ。
2人とも2安打。どっちの2安打も素晴らしかった。どっちもすぐには結果を出せず、押し気味ながらもリードは1点しかないという中盤6回で、本当に欲しいヒットを打った。
無死一塁で一塁線を破る二塁打でビッグチャンスを作った葛城。
キャンプ、オープン戦で、他とは違う打撃力を見せていた。その躍進はレギュラー確保でも不思議じゃないものだった。それでもレギュラーは今岡、フォード。
シーズンに入っても代打で強打者の格を見せ続けていた。出ればヒットだった。それでも代打の切り札は桧山。
ようやくめぐったチャンスだったが、第1打席はチャンスで凡退。第2打席の打球は良かったが右飛。焦るところだったが、本当に欲しいところで出た二塁打だった。試合に出ていなくても、同じ気持ちでチームを支えていなかったら、あそこであんなヒットは出ない。
カープはこのピンチで鳥谷を歩かせ無死満塁を作る。矢野のヒット性を二塁山崎の好守でまんまと1アウト。8番関本が併殺ならこの試合はまだわからなかっただろう。ここで関本は右におっつけライトオーバー二塁打。嬉しい今季初ヒットで2点追加。試合の趨勢を決める一打。犠打、守備固めだけじゃないというところを見せつけた。
こうやって少ないチャンスをものにする選手がポンと(しかも二人も)現れると、他のベンチメンバーも当然燃える。平野だって大いに刺激を受けるだろう。しばらくはこの好循環をみんなでまわし続けていきたい。