自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
ABOUT
仕方ない…のか?
「チャンプ対決」F−Dは締まった投手戦。エース川上は一発に泣き、先発多田野が危険球退場となったFは完封リレー。
乱戦模様のE−YB、最後はEの機動力が切れる。8回表に1点差まで追い上げられたが、そのウラ一死から出塁した渡辺直が二盗、三盗を続けざまに決めて、絶望させるような1点を奪う。
L−Gは、グライシンガーをL自慢の一発攻勢で粉砕。
交流戦を見ていると毎年思う。パシフィックはそれぞれのチームの個性が強い。そしてその個性がジャンケンのように絡み合って混戦になる。セは中期で見ると、似たカラーのDとTが抜けて、下位球団が大きく遅れる傾向が強い。
球団の経営方針や商品開発力、それを実現する人材確保、そしてもちろん財力。そういうフロントワークの差が如実にチーム成績として表れるようになっていると思う。


それこそホークスは、常に下馬評のトップにいたチームだが、今年は悪戦苦闘中。だけどやっぱりホークスはホークスだったな。この試合だと2回ウラ二死から飛び出した24歳山形出身の長谷川の一発。全身を使って思いっきりのフルスイング。打球はそこまで飛ばさなくてもというくらいの飛距離。これがホークスの色だろう。
初回、赤星のヒットから金本の2点二塁打まで、流れるような速攻でリードを奪い、主導権を確保しようというタイガースの勢いを完全に止める一撃だった。たった1点でしかなく、流れも何もないただの二死からのソロHRだというのに、たった1球、その打球の質で相手を威圧してしまう。これがホークス。たまにしか当たらないことや、過去のコンプレックスから感じることなのかも知れないが、おそらくチームの伝統だと思う。

H先発大隣は、勇気を得たかのように怖さ知らずの投球を取り戻す。一方の安藤は1点のリードが逆に重圧になってしまったかのよう。
「いつかやられる」そういう予感めいたものが両チームに充満し、6回裏先頭川崎の出塁から爆発してしまった。

序盤中盤、フォードに回った追加点のチャンスでたたみ掛けられなかったこと、特に初回一死二塁で、自分はアウトになっても走者を進めていれば、同じように鳥谷が凡退して2点止まりだったとしても、まったく違う空気が大隣を支配していただろう。投手に警戒心、猜疑心を持たせるということは、それ程重要なことだ。
ま、それ以後はほとんど誰も大隣を打てなかったわけだから、誰を個人攻撃するでもない話だとは思う。

江草はさすが防御率ゼロ男だ。こういう時にガス抜きしてるから。なんて皮肉を言っちゃいけないね。あの6回はなんとか2点まで、つまり逆転されても1点差で止めたかった。流れを止めるのに適したタイミングと人選だったかどうか。
壊れた後の太陽はしっかり投げていた。次は違う場面がもらえるといいね。


ただ確かにあの6回の連打は不運な要素も多かった。いずれもヒットはヒット。ただね、全部関本の周りだったんだよね。関本は守備上手いと思う。この日も真後ろの難しいファールフライを捕った。ポジショニング、安定性、確実性、カン、状況判断と対処については、申し分ない。それらで完全に欠点を隠している。敏捷性、体のキレ、肩には多少の不安があることを感じさせない。
鋭い当たりが横っ飛びのグラブの僅か先を抜けたり、高いバウンドが頭を越したり、高いバウンドに追いついたがわずかに一塁間に合わなかったり。この回のヒットはいずれも文句なくヒット。仕方ない。
そう言いながらも、本当に仕方なかったのか、そういう疑念を持ってしまうのは、数日前に気付いた時にはすでに飛んでいた、信じられないようなバルディリスの身のこなしを見ていたからだと思う。

Posted by torao at 08:08 | comments(10)
[阪神]たわいない話
<< 復刻歓迎、「ぬりえ」は… | TOP | カタルシス >>

交流戦の日程、まったく知らずに職場の先輩と会話。

「今日はどことですかね?
「西武とはいきなりやりたくないね
「涌井とか帆足とかね。簡単にヒネられたりして
「ホークスかな?
「大隣にひねられそうですね
「オリックスだったりして
「安芸の定期戦みたいですね
「負けたりして

はい、初戦負けました。
大隣にもヤられました。
根拠のない、それでいて的中確率の高いネガ、思うだけでもやめておこうと思います。
| zero-52 | 2008/05/24 8:39 AM |
またしても「球場の利」が全てホークスに…(しかしよく打球が弾むわ)
江草は「人が出したランナーを帰すのが1番悔しい」と言いながらもやはり『全帰し』。torao監督の皮肉も頷けます。

今日の杉内だけは撃って、2003からの怨み晴らしてくれ!
| ジジィ | 2008/05/24 9:23 AM |
関本を責めるつもりは毛頭ないがバルちゃんだったら二つや三つさばいていたと思う。
三遊間のあと一歩はかなり余裕で追いついただろうし、松中の弾んだゴロも飛びついて素早い送球ができただろう。
あれだけ集中砲火だったら横っ飛び大好きのバルちゃんは嬉しくなってとんでもないプレーが出ていたかもしれない。

何より今チームが必要とする右の大砲。見渡して桜井かバルちゃんしかいない。
守りのリスクがないどころかおつりがくるのに何を躊躇することがあるのかな〜。
| とらぽるた | 2008/05/24 10:45 AM |
福岡に来ています。昨日の試合は追加点を取れなかったのが全てでしょう。安藤投手も良く踏ん張っていましたが、魔の6回になってしまいましたね。
今日のホークスの先発は杉内でダイエーの復刻ユニと言うのは何かの嫌がらせですかね(^_^;)。試合前に杉内弁当でも食べて、飲んでかかるしかないか(笑)。
| びゅあらっく | 2008/05/24 10:47 AM |
昨日は地元での初観戦。今年イマイチのホークスにボッコボコにされる光景を見せつけられました。ホント風船上げる前の6回表までは良かったんですが。。左だからといってフォードはまだしも全くやる気のみえない今岡を出すのはどうなんですかねえ。今日はバルちゃんでお願いします!とにかくJFKがみたいよ〜
| タイガーキッズ | 2008/05/24 11:13 AM |
いつも思うんですけど、セの中継見てると、安藤ってなんていい投手なんだろう、と思うのに、なぜ、鷹とやるときはああなっちゃうんでしょうね?ピッチング自体いいのに、結果的にあれ?鷹が勝っちゃった?みたいなことが多いような印象が。
| DAI | 2008/05/24 11:46 AM |
ま〜名将も人事には色々シガラミを抱えておられると、思いますが‥
私なども、とらぼるたさんの発展型で、バルのファインプレーで、守備の流れが良くなり、ルーと今岡とタイムリーが出て、5対1で快勝でしたもん(笑)
勝つことも大事だが(勝とうとしてるのか〜笑)負けても、これぞプロ野球と言うプレーが見れる事がファンの願いですから。
4タテ喰らっても、貯金10
岩田か上園かどちらにしても、全力で!

今日はバルがみえるかな?
| toyo | 2008/05/24 11:48 AM |
エースになるためには昨日は2−0もしくは2−1で勝たないと…。
安藤本人にその気はなくても順番としてはエースの登板日なんだからねぇ。

こりゃエース候補・一番手は岩田かな?
| やっぱりトラ! | 2008/05/24 3:21 PM |
安藤は悪くなかった。あの人工芝のはね方は異常なのです。星野阪神の日本シリーズのときもありました。あんなコンクリートの上で野球をやってのでは、膝なんかが確実に悪くなります。ソフトバンクの選手のためにも、よくないでしょう。何とかなりませんね。
| apatite | 2008/05/24 6:15 PM |
不覚にも長谷川くんのホームランの瞬間。
叫び声をあげ涙ぐんでしまいました。
ええ、私は虎キチのかわをかぶった単なるいち酒田南OBです(汗)

>先発大隣は、勇気を得たかのように怖さ知らずの投球を取り戻す。
大隣は、長谷川“勇”也の思いっきりから勇気を得たのですね。
ここ、大のお気に入りの表現となりました(笑)

しかし今日は長谷川くんが城所に変わった瞬間から、
「もうこれでホークスには何の義理もねえ!」
「おら行けえ!おら行けえええ!」って思ってたら大逆転。

なんて素晴らしい結果w
| KEN | 2008/05/24 7:00 PM |

←必須!「通りすがり」等は禁止!独自のハンドルネームを入れて下さい。

←空欄可。メールアドレスは入れないで!



評論家たちの声
Tigers-net.com様のご協賛により、
T-Blogで運営しています。