2008.06.15 Sunday
それはぜんっぜん構わない。日曜は鶴が先発するかもっていう噂もある。今季初の3連敗もあるかも知れない。でもそれはぜんっぜん構わないのだ。初回で逆転されようが、大差がつこうがいいの。何がいけないって「序盤で10点取られる」のがイヤだっつうの!(笑)
なんてね。いや、実際そう思ってカリカリ来た。またソレかよってね。だけどかえってよかったと思うよ。勝ちすぎてて、何がなんだかわかなくなっちゃってた部分もあったろうから。05シリーズに縁もゆかりもないアッチソンや阿部が10点取られて、ああそうだ、日本一にならなきゃ意味がないんだった、あの時と一緒じゃダメなんだとメラメラ燃えた選手が必ずいたはずだ。
マリーンズの「負けすぎ」は、去年のタイガースを思わせるものがある。ケガや不調に泣いたところがあるにしても、どちらかと言えば「噛み合わない」という状況が負の連鎖になってしまっていた。タイガースとの対戦(とスタンドに押しかけるタイガースファンのうるささ)で闘志を掻き立てられたのかも知れないね。Bsともども、これから反攻して来そうだよ。
アッチソンについても、必要なプロセスだったと思う。立ち上がりそこそこで、途中プチ崩壊という内容が続いていた。序盤のスタートダッシュへの貢献度は高かったが、その個人貯金も使い果たし、ピンチで踏ん張ることで得ていた信頼も、すっかり地に落ちてしまった。これで本人も周囲も「ローテ投手失格」という共通認識からやり直すことになるだろう。
だけどこの投手は絶対に役に立つよ。どう役立てるか、そのイメージさえ変えれば良いだけなんだから。
2番手阿部は、代わりバナ西岡に10点目となる2ランを打たれたが、あとはまあ淡々と良く投げた。マリーンズ打線も、去年の大逆転のこともあって決して「もういいや」という感じではなかった。まっすぐはとても良いが、変化球の制球がもう一つ。だけど今この仕事でもらっている経験値はとてつもなくデカいということを覚えておいて欲しいと思う。今は先発入りの期待を「それほどは」受けていない現状だが、敗戦処理で打者との間合いを覚えれば、長くプロでやっていくベースができる。とても恵まれていると思うし、まずまずの内容を見せていると思う。
3番手太陽が6,7,8回をゼロに抑えて、タイガースの追撃ムードを作った。とても良い仕事だった。横手投げにフォームチェンジ。もう「ドラ1の本格派」だとか「未完の大器」だとか、そんな言葉に踊らされている場合じゃないことは自覚している。プロ野球にしがみつく、ただそれだけだ。
でも決してすべてを捨てたって感じじゃなかったね。直球の145km/h前後というスピードはかえってアップしている感じだし、今までの欠点が逆に武器になっているようだった。下半身の力を上手くボールに乗せられず、高めに浮いてシュート回転してしまうという致命的な欠点。それがナチュラルにシュートする直球で、インハイをグイグイ攻めるに転換させた。細かい制球のなさで失っていた自信を、攻める気持ちで克服していた。
働き場への足掛かりを掴んだ3イニング、かなり嬉しかったよ。
もうすっかり忘れちゃったけど初回の速攻は見事だった。シフトの読み合いから珍しいバスターエンドランを決めたところなんかは相当気分良かった。新井もスカッと続いて、今日こそマリーンズから10点と思ったんだけどな(笑)。関本はこれを含めてヒットいっぱい打ったけど、バント上手くて、右打ち上手くて、バスター出来れば最強の2番になれるんよ。あ、足がないから「最強」とまではアレか(笑)。
反撃の狼煙となったのが鳥谷の久々5号ソロ。ちょい低迷気味だったけどまた良くなって来るんじゃない。だけどずーっと良く守っているからね。
葛城もイイ感じで振れているし、藤本も良いじゃない。しぶとく当てるヒットも出たし、ビッグポップで犠飛もあったし。なんたって8回ウラ先頭西岡の痛烈な二ゴロに飛びついてヒザ立ちで素速く猿投げしたスーパーモンキープレーが最高だった。
赤星も良いプレーあったね。7回ウラ、ベニーが快音響かせてセンターオーバー。あ、ちょっと脱線。マリーンズの応援は相変わらず声量豊かで歌が上手だったんだけど、鳴り物やメガホン叩きの音がうるさくないから、打球音が良く聞こえて良いよね。それ、すごく羨ましかった。で、ベニーの打球音が良い音だったんでヤバイと思ったんだけど、強風の中、赤星背走、最後はフェンスの位置を確認してタイミングぴったりのジャンピングキャッチ!お見事だった。
そうそう守備固めで入ったマリーンズの大塚も、素晴らしいポジショニングとスタートで好守備連発だったね。ああいうのは敵味方関係なく見ていて気持ち良い。本当はムチャ悔しいけど(笑)。
この日も代打高橋光が見事に右前ヒット、代打フォードが右越ソロHR。どちらも狙いを持って、しっかり振っている良い内容。敗戦処理組の投手を含めて、こういう試合でも控え選手たちがしっかり仕事をするってのは素晴らしい。この辺で「10点」のストレスは完全に忘れた(笑)。
こうやってみんなが自分の仕事を考えて、やるべきことをやっていれば、みんなが納得、見ているこっちも納得だ。これを続けてくれりゃ、それで良いよ。何も言うことはない。
最後になるが、岩手・宮城内陸地震が発生。被害に遭われた方にお見舞い申し上げたい。
なんてね。いや、実際そう思ってカリカリ来た。またソレかよってね。だけどかえってよかったと思うよ。勝ちすぎてて、何がなんだかわかなくなっちゃってた部分もあったろうから。05シリーズに縁もゆかりもないアッチソンや阿部が10点取られて、ああそうだ、日本一にならなきゃ意味がないんだった、あの時と一緒じゃダメなんだとメラメラ燃えた選手が必ずいたはずだ。
マリーンズの「負けすぎ」は、去年のタイガースを思わせるものがある。ケガや不調に泣いたところがあるにしても、どちらかと言えば「噛み合わない」という状況が負の連鎖になってしまっていた。タイガースとの対戦(とスタンドに押しかけるタイガースファンのうるささ)で闘志を掻き立てられたのかも知れないね。Bsともども、これから反攻して来そうだよ。
アッチソンについても、必要なプロセスだったと思う。立ち上がりそこそこで、途中プチ崩壊という内容が続いていた。序盤のスタートダッシュへの貢献度は高かったが、その個人貯金も使い果たし、ピンチで踏ん張ることで得ていた信頼も、すっかり地に落ちてしまった。これで本人も周囲も「ローテ投手失格」という共通認識からやり直すことになるだろう。
だけどこの投手は絶対に役に立つよ。どう役立てるか、そのイメージさえ変えれば良いだけなんだから。
2番手阿部は、代わりバナ西岡に10点目となる2ランを打たれたが、あとはまあ淡々と良く投げた。マリーンズ打線も、去年の大逆転のこともあって決して「もういいや」という感じではなかった。まっすぐはとても良いが、変化球の制球がもう一つ。だけど今この仕事でもらっている経験値はとてつもなくデカいということを覚えておいて欲しいと思う。今は先発入りの期待を「それほどは」受けていない現状だが、敗戦処理で打者との間合いを覚えれば、長くプロでやっていくベースができる。とても恵まれていると思うし、まずまずの内容を見せていると思う。
3番手太陽が6,7,8回をゼロに抑えて、タイガースの追撃ムードを作った。とても良い仕事だった。横手投げにフォームチェンジ。もう「ドラ1の本格派」だとか「未完の大器」だとか、そんな言葉に踊らされている場合じゃないことは自覚している。プロ野球にしがみつく、ただそれだけだ。
でも決してすべてを捨てたって感じじゃなかったね。直球の145km/h前後というスピードはかえってアップしている感じだし、今までの欠点が逆に武器になっているようだった。下半身の力を上手くボールに乗せられず、高めに浮いてシュート回転してしまうという致命的な欠点。それがナチュラルにシュートする直球で、インハイをグイグイ攻めるに転換させた。細かい制球のなさで失っていた自信を、攻める気持ちで克服していた。
働き場への足掛かりを掴んだ3イニング、かなり嬉しかったよ。
もうすっかり忘れちゃったけど初回の速攻は見事だった。シフトの読み合いから珍しいバスターエンドランを決めたところなんかは相当気分良かった。新井もスカッと続いて、今日こそマリーンズから10点と思ったんだけどな(笑)。関本はこれを含めてヒットいっぱい打ったけど、バント上手くて、右打ち上手くて、バスター出来れば最強の2番になれるんよ。あ、足がないから「最強」とまではアレか(笑)。
反撃の狼煙となったのが鳥谷の久々5号ソロ。ちょい低迷気味だったけどまた良くなって来るんじゃない。だけどずーっと良く守っているからね。
葛城もイイ感じで振れているし、藤本も良いじゃない。しぶとく当てるヒットも出たし、ビッグポップで犠飛もあったし。なんたって8回ウラ先頭西岡の痛烈な二ゴロに飛びついてヒザ立ちで素速く猿投げしたスーパーモンキープレーが最高だった。
赤星も良いプレーあったね。7回ウラ、ベニーが快音響かせてセンターオーバー。あ、ちょっと脱線。マリーンズの応援は相変わらず声量豊かで歌が上手だったんだけど、鳴り物やメガホン叩きの音がうるさくないから、打球音が良く聞こえて良いよね。それ、すごく羨ましかった。で、ベニーの打球音が良い音だったんでヤバイと思ったんだけど、強風の中、赤星背走、最後はフェンスの位置を確認してタイミングぴったりのジャンピングキャッチ!お見事だった。
そうそう守備固めで入ったマリーンズの大塚も、素晴らしいポジショニングとスタートで好守備連発だったね。ああいうのは敵味方関係なく見ていて気持ち良い。本当はムチャ悔しいけど(笑)。
この日も代打高橋光が見事に右前ヒット、代打フォードが右越ソロHR。どちらも狙いを持って、しっかり振っている良い内容。敗戦処理組の投手を含めて、こういう試合でも控え選手たちがしっかり仕事をするってのは素晴らしい。この辺で「10点」のストレスは完全に忘れた(笑)。
こうやってみんなが自分の仕事を考えて、やるべきことをやっていれば、みんなが納得、見ているこっちも納得だ。これを続けてくれりゃ、それで良いよ。何も言うことはない。
最後になるが、岩手・宮城内陸地震が発生。被害に遭われた方にお見舞い申し上げたい。