2008.06.25 Wednesday
ライオンズの歴史についてあれこれブレーンストーミングする中で、「今や『阪神史観』というものが台頭しつつある」という話題が出た。かつて圧倒的な情報発信力を武器に、「最終的にはジャイアンツの主張が正しい。なぜなら日本プロ野球とはすなわちジャイアンツだからだ」という歴史観、「読売史観」がプロ野球界を支配していた。しかしその思想が崩壊すると同時に、まるでそれを穴埋めするかのように、「阪神こそが正しい球団のあり方であり、阪神のやることがすべて正しい」とする「阪神史観」が目に付くようになったというのである。
これについてはうすうす私も感じていた。特に球場などで無粋なヤジや、傍若無人のふるまいをする「阪神ファン」が、そういう浅はかな感覚の持ち主であるということは容易に想像がつく。そしてそういう感覚がじわじわと蔓延しつつあることが心配である。
あのクソ暗黒時代などは、どう考えても球団運営の間違い(それでも球団が潰れなかったのは、ひとえにジャイアンツ人気のおかげだ)だと思うのだが、それすらも「神話」になってしまいかねない。いい気になるな!っちゅう話やね(笑)。
阪神史観が生まれる背景として、中心にあるのは「タイガースファンのシェアの大きさ」だろう。ホーム+ビジターの動員力で言えば、現在12球団最強であるのはどうやら間違いなさそうだ。
なぜそこにいたったのかは、色々な理由が複合的にからまっていると思うが、メディアの力が大きかったことは間違いない。
東京の人気球団ジャイアンツのライバル、大阪(じゃないんだけどね)のタイガース。強い時も弱い時も地元の球団を応援してきた関西マスコミの姿勢について、私は大筋で良いものと思っている。ただし、関西の他球団や、他のスポーツへの冷淡が同時にあったこと(現に今もあること)は非常に残念に感じている。タイガース一辺倒報道の罪は大きい。
ともかく、どんな時でもタイガースだけを祭り上げるような歪曲した「報道」が、現在のタイガース人気を作り、「阪神史観」を形成する大きな原動力になったことは否定できないと思う。
しかしながら、ファンが自分のひいき球団のことを、まったく他の球団とは違うと思うことは当然のことだ。特に野球のように毎日のように試合を見ることが出来るものなら、生活への密着度もひとしおだし、選手たちのへの親近感も大きい。「生活習慣病」の源であり、特別な存在である。それはとても良いことなのだ。自分とタイガース、この関係はこの世に二つと無い特別な関係である。それは全面的に正しいし、素晴らしいことだ。
だけどそのことと、「日本球界においてタイガースだけは特別」という歪んだ思想とを混同してはいけないということだ。特に「洗脳」に近い阪神マスコミの中で成長してきた、関西の阪神ファンはそういう影響下にあった(ある)ということを、常に自覚していた方が良いと思う。
シーズン中に野球がないと退屈しちゃうね。交流戦もゆったりした日程だから予備日も中で消化できるだろう。交流戦の優勝争いで盛り上がった後で、この小休止はいただけないよなぁ。
さて明日は今日の話を、音楽界のことも参考にしながら、「プロ野球とメディア流通」へと繋げていこうと思う(忘れないように書いといたりしてw)。
これについてはうすうす私も感じていた。特に球場などで無粋なヤジや、傍若無人のふるまいをする「阪神ファン」が、そういう浅はかな感覚の持ち主であるということは容易に想像がつく。そしてそういう感覚がじわじわと蔓延しつつあることが心配である。
あのクソ暗黒時代などは、どう考えても球団運営の間違い(それでも球団が潰れなかったのは、ひとえにジャイアンツ人気のおかげだ)だと思うのだが、それすらも「神話」になってしまいかねない。いい気になるな!っちゅう話やね(笑)。
阪神史観が生まれる背景として、中心にあるのは「タイガースファンのシェアの大きさ」だろう。ホーム+ビジターの動員力で言えば、現在12球団最強であるのはどうやら間違いなさそうだ。
なぜそこにいたったのかは、色々な理由が複合的にからまっていると思うが、メディアの力が大きかったことは間違いない。
東京の人気球団ジャイアンツのライバル、大阪(じゃないんだけどね)のタイガース。強い時も弱い時も地元の球団を応援してきた関西マスコミの姿勢について、私は大筋で良いものと思っている。ただし、関西の他球団や、他のスポーツへの冷淡が同時にあったこと(現に今もあること)は非常に残念に感じている。タイガース一辺倒報道の罪は大きい。
ともかく、どんな時でもタイガースだけを祭り上げるような歪曲した「報道」が、現在のタイガース人気を作り、「阪神史観」を形成する大きな原動力になったことは否定できないと思う。
しかしながら、ファンが自分のひいき球団のことを、まったく他の球団とは違うと思うことは当然のことだ。特に野球のように毎日のように試合を見ることが出来るものなら、生活への密着度もひとしおだし、選手たちのへの親近感も大きい。「生活習慣病」の源であり、特別な存在である。それはとても良いことなのだ。自分とタイガース、この関係はこの世に二つと無い特別な関係である。それは全面的に正しいし、素晴らしいことだ。
だけどそのことと、「日本球界においてタイガースだけは特別」という歪んだ思想とを混同してはいけないということだ。特に「洗脳」に近い阪神マスコミの中で成長してきた、関西の阪神ファンはそういう影響下にあった(ある)ということを、常に自覚していた方が良いと思う。
シーズン中に野球がないと退屈しちゃうね。交流戦もゆったりした日程だから予備日も中で消化できるだろう。交流戦の優勝争いで盛り上がった後で、この小休止はいただけないよなぁ。
さて明日は今日の話を、音楽界のことも参考にしながら、「プロ野球とメディア流通」へと繋げていこうと思う(忘れないように書いといたりしてw)。