2008.06.26 Thursday
今朝はちょっと時間が無くて、考えがうまくまとまらなかったので箇条書きで失礼。
野球界は、情報発信をスポーツ新聞頼みにしている必要はないんじゃない?という話だ。
・テレビや新聞の報道は、数限りなくあるニュース、話題の中から、限られた時間、限られた紙面に納まるように取捨選択することで、その話題は重要性が高いと権威付けすることになる。
・しかしその取捨選択の仕方や取り扱い方にどうやら問題があったようだ。
・商業的な意図が感じられたり(スポンサー保護や広告主義)、政治的思惑が感じられたりで、不信感を招くことが少なくない。
・加えてネットによって、各自が情報の「ウラ取り」や「評判」を聞きつける作業を行えるようになったことで、マスメディアの思惑をより読み取るようになった。
・情報はマスメディアから発信されるものだけが「間違いない」という神話は崩壊した。
・音楽業界でもネットでの配信、ダウンロード販売という新媒体の出現により、インディーズとメジャーの地位に以前ほどの格差がなくなりつつあるという。その垣根が取り払われることは業界としては望ましいこと。アーティストにとっても、楽曲が広く知られるチャンスが広がったことは単純に良いこと。
・プロ野球界は永年スポーツ新聞に情報発信機能を頼ってきたが、そのスタイルを変えるべき時。
・スポーツ新聞自体が、(自社サイトを含む)ネットとの競合により、経営基盤が怪しくなっている。単に主催者発表を羅列したり、話題のまとめをしたり、既存読者へのサービスに終始するだけでは発行部数の維持は難しい。
・スポーツ新聞の今後は、(1)ニュース配信サイトの収益化、(2)紙媒体はコンセプトの再構成からやり直し。分析力、資料提出能力、表現力、嗅覚で勝負すべき。
・プロ野球各球団は、プレス発表する内容だけじゃなく、従来スポーツ紙の記事としてちょこっと書いて欲しかったようなことも、どんどん自球団のサイトで発信していけば良い。選手のブログ任せじゃ芸がない。
・それを束ねるNPBのサイトで、各球団から配信されるニュースをまとめていけば、1つの有力なメディアになれる。
・結局これも「株主がメディア」というNPBの縛りのためにできないのか。