2008.07.02 Wednesday
「なぜ日本のプロ野球ではできないのか」という素朴な疑問に対し、愚直に対峙し続けて欲しいと思う。
敵は米大リーグなどの他のスポーツ団体や、他の娯楽にあらず。敵はちっぽけな既得権益を守ろうとするNPB構成球団のエゴだ。それと戦う姿勢があるのなら心から応援したい。
大阪ドームでの二軍戦では、ボギーが7回3安打無失点、大和が今季1号、桜井が今季1号含む2安打、庄田が2安打2打点、今岡も2安打と好走塁、スカッとするような8−0でサーパスを下す。桜井の浮上は近そうな予感。
中軸打者の働きと、リリーフ陣の頑張りでドラゴンズに勝利。これで対戦成績6勝2敗1分。7.5ゲーム差のうち4.0ゲームは直接対決で開いているということ(ちなみに交流戦で3.0ゲーム開いたので、リーグ内他チーム戦では差がないといえる)。
ま、ドラゴンズの現状は、主力級の故障が相次ぎ、本来の実力が発揮できていないということだろうから、勝てる時に勝っておかないとね。勝つことで、飲んでかかる気持ちが育てば、それより心強いものはないんだから。
両先発が締まらず。アッチソンは四球、ボーク絡みで2回に1失点。「元虎キラー(若い方)」中田も四球、エラー絡みで3回に1失点。
タイガースはさらに4回も四球絡みの二死満塁で新井がショート左への内野安打、ダイビングしたデラロサのグラブを弾き、ボールがころころしている間に2得点。中田はここで交代となった。信頼を失っている中田に対して、二死なんだからなんとか頑張れと引っ張ったのだろうが裏目に出た。
ところがところがアッチソンがまた情けない。5回表に先頭にストレートの四球という超脱力投球と連打で無死満塁。こっちもすっかり信頼を失っている投手なわけで、同点打を打たれるまで引っ張ったのは「期待しすぎ」の部類だと思う。防御率4.72。4回投げれば2点は取られる投手なのだ。まして長い回に挑戦させるとことごとくへばってしまったのだから、「助っ人」だとか、「先発ローテ投手」という型にこだわらず、早め早めに手を打ってやりゃあ、なかなか使いでのある投手なのだ。中継ぎで使えばなおのことね。
結局ウッズにライト前2点タイムリーを打たれて同点となって、なお無死一二塁のピンチを残して渡辺にスイッチ。
ここで渡辺が前回の失敗を取り戻すナイスピッチ。和田をインハイでポップ、李もインハイを逃げさせて見逃し三振、デラロサへはなぜかストライクが入らずストレート四球、ここは矢野の警戒心がナベにもうつったように見えた。しかし谷繁も高めの直球を打ち上げさせて火消し完了。ドラゴンズはこれにて本日完全鎮火。素晴らしかった。
3−3同点の5回ウラ、前の回から出ていた左腕小林続投。先頭林がセンター前クリーンヒット、鳥谷四球(2−3からの四球だったが、私には全部ボールに見えた)。左対策の投手に左2枚で無死一二塁、コレ大きかった。投手浅尾に代わって、矢野が見事なバントで一死二三塁。藤本、痛烈に転がす。前進守備の荒木が左に横っ飛びキャッチ、素速くバックホームするが林の足が先に入ってセーフ!FCで勝ち越し。荒木も良いプレーだったけどね。一死一三塁となって代打葛城、低めの力のある速球を軽々とミートして飛距離十分センターへの犠飛で5−3。8,9番での2点の取り方が、なんとも力強かった。
6回表は久保田。前回の炎上で、怖々立ち上がったように見えたが、だんだん腕が振れるようになると直球のパワーが戻っていた。やっぱり強気を引き出してやらないといけないね、久保田は。叩きつけて手前でワンバウンドしてしまうのも多かったが、良い高さに行った時の、ガクっというフォークの軌道が素晴らしかった。
6回ウラが気持ち良かったあ(笑)。投手平井。先頭関本クリーンヒット、続く新井に対して谷繁は執拗に内角攻め。これに対して新井もまったく引かず、ボール気味でもファール、ファール。こういうところだね、新井の良いところ。決してムキになるわけでもなく、淡々と。最後は内角の要求に対して、平井のフォークが甘くなったところをガツンとセンターオーバータイムリー三塁打、6−3。
さらには内角カットで詰まらせようとしたのが、まったく気弱にど真ん中に入って、金本がライトポール内側に一直線のライナー、2ランでダメ押し、8−3で勝負あり。谷繁のリードは理屈にかなっているが、投手の気持ちが弱くなってしまったり、技術が足りなかったりで攻めきれなければ、こうなっちゃうんだね。矢野と谷繁は正反対の捕手。面白い個性だと思う。
7回、久保田続投。ウッズ四球、李ポテンはあったがまずまず。
8回、ジェフ。こちらも前回打たれたので、調整登板の意味合いが強い。ゴロヒットはあったが、併殺とボテボテで気分も晴れただろう。
9回は藤川。こちらは登板間隔開きすぎのため調整登板。ウッズと直球勝負をやって、感覚も戻っただろう。最後は和田がレフト線へのライナー、これを金本がダイビングキャッチして、格好良く試合終了。
連戦連戦の7月、まあまあのスタート。ただしアッチソンの扱い、今後のリリーフ陣の使用方法には要注意という意識は忘れずに。
敵は米大リーグなどの他のスポーツ団体や、他の娯楽にあらず。敵はちっぽけな既得権益を守ろうとするNPB構成球団のエゴだ。それと戦う姿勢があるのなら心から応援したい。
大阪ドームでの二軍戦では、ボギーが7回3安打無失点、大和が今季1号、桜井が今季1号含む2安打、庄田が2安打2打点、今岡も2安打と好走塁、スカッとするような8−0でサーパスを下す。桜井の浮上は近そうな予感。
中軸打者の働きと、リリーフ陣の頑張りでドラゴンズに勝利。これで対戦成績6勝2敗1分。7.5ゲーム差のうち4.0ゲームは直接対決で開いているということ(ちなみに交流戦で3.0ゲーム開いたので、リーグ内他チーム戦では差がないといえる)。
ま、ドラゴンズの現状は、主力級の故障が相次ぎ、本来の実力が発揮できていないということだろうから、勝てる時に勝っておかないとね。勝つことで、飲んでかかる気持ちが育てば、それより心強いものはないんだから。
両先発が締まらず。アッチソンは四球、ボーク絡みで2回に1失点。「元虎キラー(若い方)」中田も四球、エラー絡みで3回に1失点。
タイガースはさらに4回も四球絡みの二死満塁で新井がショート左への内野安打、ダイビングしたデラロサのグラブを弾き、ボールがころころしている間に2得点。中田はここで交代となった。信頼を失っている中田に対して、二死なんだからなんとか頑張れと引っ張ったのだろうが裏目に出た。
ところがところがアッチソンがまた情けない。5回表に先頭にストレートの四球という超脱力投球と連打で無死満塁。こっちもすっかり信頼を失っている投手なわけで、同点打を打たれるまで引っ張ったのは「期待しすぎ」の部類だと思う。防御率4.72。4回投げれば2点は取られる投手なのだ。まして長い回に挑戦させるとことごとくへばってしまったのだから、「助っ人」だとか、「先発ローテ投手」という型にこだわらず、早め早めに手を打ってやりゃあ、なかなか使いでのある投手なのだ。中継ぎで使えばなおのことね。
結局ウッズにライト前2点タイムリーを打たれて同点となって、なお無死一二塁のピンチを残して渡辺にスイッチ。
ここで渡辺が前回の失敗を取り戻すナイスピッチ。和田をインハイでポップ、李もインハイを逃げさせて見逃し三振、デラロサへはなぜかストライクが入らずストレート四球、ここは矢野の警戒心がナベにもうつったように見えた。しかし谷繁も高めの直球を打ち上げさせて火消し完了。ドラゴンズはこれにて本日完全鎮火。素晴らしかった。
3−3同点の5回ウラ、前の回から出ていた左腕小林続投。先頭林がセンター前クリーンヒット、鳥谷四球(2−3からの四球だったが、私には全部ボールに見えた)。左対策の投手に左2枚で無死一二塁、コレ大きかった。投手浅尾に代わって、矢野が見事なバントで一死二三塁。藤本、痛烈に転がす。前進守備の荒木が左に横っ飛びキャッチ、素速くバックホームするが林の足が先に入ってセーフ!FCで勝ち越し。荒木も良いプレーだったけどね。一死一三塁となって代打葛城、低めの力のある速球を軽々とミートして飛距離十分センターへの犠飛で5−3。8,9番での2点の取り方が、なんとも力強かった。
6回表は久保田。前回の炎上で、怖々立ち上がったように見えたが、だんだん腕が振れるようになると直球のパワーが戻っていた。やっぱり強気を引き出してやらないといけないね、久保田は。叩きつけて手前でワンバウンドしてしまうのも多かったが、良い高さに行った時の、ガクっというフォークの軌道が素晴らしかった。
6回ウラが気持ち良かったあ(笑)。投手平井。先頭関本クリーンヒット、続く新井に対して谷繁は執拗に内角攻め。これに対して新井もまったく引かず、ボール気味でもファール、ファール。こういうところだね、新井の良いところ。決してムキになるわけでもなく、淡々と。最後は内角の要求に対して、平井のフォークが甘くなったところをガツンとセンターオーバータイムリー三塁打、6−3。
さらには内角カットで詰まらせようとしたのが、まったく気弱にど真ん中に入って、金本がライトポール内側に一直線のライナー、2ランでダメ押し、8−3で勝負あり。谷繁のリードは理屈にかなっているが、投手の気持ちが弱くなってしまったり、技術が足りなかったりで攻めきれなければ、こうなっちゃうんだね。矢野と谷繁は正反対の捕手。面白い個性だと思う。
7回、久保田続投。ウッズ四球、李ポテンはあったがまずまず。
8回、ジェフ。こちらも前回打たれたので、調整登板の意味合いが強い。ゴロヒットはあったが、併殺とボテボテで気分も晴れただろう。
9回は藤川。こちらは登板間隔開きすぎのため調整登板。ウッズと直球勝負をやって、感覚も戻っただろう。最後は和田がレフト線へのライナー、これを金本がダイビングキャッチして、格好良く試合終了。
連戦連戦の7月、まあまあのスタート。ただしアッチソンの扱い、今後のリリーフ陣の使用方法には要注意という意識は忘れずに。