2008.07.03 Thursday
こっちは二本立ての2本目ね。1本目はこっち。
ここしばらくの関本はスゴイ。
良く打つし、バントは一発成功、守備は良い。でもそれを「スゴイ」の一言で片付けちゃ関本に失礼だと思うのだ。もともとセンスに満ちあふれた選手だけど、現在の一つ一つのプレーを見ていれば、練習の蓄積で得た「職人芸」だってわかるから。
まあ、打撃は「好調」にすぎないのかもしれないね。悪い時は上半身がボールに近寄ってしまって詰まってしまう癖があるが、今は下がどしっとしていて背骨全体でボールのコースに対応しているから、常に力の入るポイントで球を捉えている。
バントは本当に職人芸。これも下半身の使い方。Dr.KENさんのところにアップされていた写真を見てみて。「打球を殺す」って言うと、ボールとバットのコンタクトの瞬間にすべてがかかっているかのように思うけど、そうじゃないんだね。まずどういう形で球を待っていれば、投球に対してバットを合わせられるか、そこが重要。上半身はインパクトの形でガチッと固定。その上で重心を右足に置きながら全体に低く、ボールへの対応は右のヒザの動きで、柔軟に。当たる瞬間、固めていた筋肉をフッと緩める。しびれるわあ。
守備はとてつもなく上手いとは言わない。反応の良さや俊敏性、肩の強さはどれも「並」。だから本当のスーパープレーはない。だけれども、確実にアウトにする技術を良く研究し、特に重心の移動や、打球を追う→捕球→送球をつなぎ目なく行う工夫、それを確実に行うための訓練がしっかり積まれている。だから関本の守備は素晴らしい。
この日も8回表、二死一三塁、打者代打立浪というジェフが迎えた大ピンチで、一二塁間に転がったヒット性のゴロを見事なプレーで裁いた。守備範囲が狭く下手な二塁手なら横っ飛びで捕ろうとするだろう。起きあがって送球して一塁は際どいタイミング、あるいは慌てて悪送球。俊敏で上手な二塁手なら、一二塁間深く足で追いついてローリングターンで一塁に送球するだろう。
関本にはその俊敏性と脚力はないが、技術がある。打球を追って、横っ飛びに近い形で倒れ込むようにしながら確実にキャッチ、倒れ込みと同時に左足を抱え込むように曲げながらスパイク底面で土を掴み支点を作り、転がる動作の中で右足をクロスさせてスパイクの歯を立てるとあら不思議、流れるように立ち上がり、スムーズな送球動作で一塁楽々アウト!横っ飛びの中にローリングの力学を組み込むという工夫、さらってやってのけているが、賢さやセンスだけでできるものではないと思う。
意図と運動を高次元で統合させるている関本。これを「技術力」と言わずしてなんと言おうか。
良く打つし、バントは一発成功、守備は良い。でもそれを「スゴイ」の一言で片付けちゃ関本に失礼だと思うのだ。もともとセンスに満ちあふれた選手だけど、現在の一つ一つのプレーを見ていれば、練習の蓄積で得た「職人芸」だってわかるから。
まあ、打撃は「好調」にすぎないのかもしれないね。悪い時は上半身がボールに近寄ってしまって詰まってしまう癖があるが、今は下がどしっとしていて背骨全体でボールのコースに対応しているから、常に力の入るポイントで球を捉えている。
バントは本当に職人芸。これも下半身の使い方。Dr.KENさんのところにアップされていた写真を見てみて。「打球を殺す」って言うと、ボールとバットのコンタクトの瞬間にすべてがかかっているかのように思うけど、そうじゃないんだね。まずどういう形で球を待っていれば、投球に対してバットを合わせられるか、そこが重要。上半身はインパクトの形でガチッと固定。その上で重心を右足に置きながら全体に低く、ボールへの対応は右のヒザの動きで、柔軟に。当たる瞬間、固めていた筋肉をフッと緩める。しびれるわあ。
守備はとてつもなく上手いとは言わない。反応の良さや俊敏性、肩の強さはどれも「並」。だから本当のスーパープレーはない。だけれども、確実にアウトにする技術を良く研究し、特に重心の移動や、打球を追う→捕球→送球をつなぎ目なく行う工夫、それを確実に行うための訓練がしっかり積まれている。だから関本の守備は素晴らしい。
この日も8回表、二死一三塁、打者代打立浪というジェフが迎えた大ピンチで、一二塁間に転がったヒット性のゴロを見事なプレーで裁いた。守備範囲が狭く下手な二塁手なら横っ飛びで捕ろうとするだろう。起きあがって送球して一塁は際どいタイミング、あるいは慌てて悪送球。俊敏で上手な二塁手なら、一二塁間深く足で追いついてローリングターンで一塁に送球するだろう。
関本にはその俊敏性と脚力はないが、技術がある。打球を追って、横っ飛びに近い形で倒れ込むようにしながら確実にキャッチ、倒れ込みと同時に左足を抱え込むように曲げながらスパイク底面で土を掴み支点を作り、転がる動作の中で右足をクロスさせてスパイクの歯を立てるとあら不思議、流れるように立ち上がり、スムーズな送球動作で一塁楽々アウト!横っ飛びの中にローリングの力学を組み込むという工夫、さらってやってのけているが、賢さやセンスだけでできるものではないと思う。
意図と運動を高次元で統合させるている関本。これを「技術力」と言わずしてなんと言おうか。