2008.07.29 Tuesday
クローザーの林は前回G戦でひっくり返されている。大きな期待も、赤星、平野、関本が三者連続空振り三振に倒れて虚しく終わる。
立ち上がれないバルディリスの肩を久保田が叩いてやる。決勝点は6回ウラ久保田の替わりばな、宮本のボテボテをダッシュ良く突っ込んだバルが捕球し損ねたエラーから始まった。打者青木でエンドラン&遊ゴロ、一死二塁。畠山のレフト前、久保田にとって悔やまれたのはこの1本のヒットだけだ。一死一三塁。田中の高いバウンドのゴロが久保田のグラブを弾き二ゴロとなって三塁走者生還。
痛恨のエラーだけど、皆がそれをカバーしようと必死だった。それでもカバーしきれなかった。
押し気味の試合。押しているのに押し切れず、カウンターを食らう。焦って反撃を試みるも、少しずつ空回りしてしまう。
7回表、投手は松岡。代打葛城が美しいヒット。二死一塁での鳥谷の素晴らしい当たりもセンター青木の守備範囲。
8回表、投手は押本。先頭桧山の打球は痛烈だったが一塁畠山に上手く裁かれた。二死からの矢野の打球はセンター最深部で失速。
攻撃がだんだん単発になって、最終的には三者三振で終わる。スワローズ側からすれば、会心の試合運びだったろう。
S先発村中は6回3失点。立ち上がりから悪かったのだが、とどめを与えられなかった。
初回四球連発、赤星の盗塁や送りバントも絡めて、金本の狙った二ゴロでノーヒット1点。鳥谷タイムリーも続き2点先制。
ケチのつき始めは2回表だなぁ。先頭バルがヒット、その後の上園の送りバント失敗。攻撃の流れを断ったばかりか、まるで自身の投球にまで影響を与えてしまったかのようだった。上園2回ウラに2四球と連打で3失点。この回で交代した。
最後センターへの犠飛で3点目が入ったのだが、これは後方の打球を赤星が好捕、その後の中継プレーがスムーズで一走をアウトにした。もし三走が余裕でホームインしようとしたら、得点が認められなくなるかも知れないような良いプレーだった。
渡辺が「早期治療」で3回1イニングを抑え、阿部がこの日も自分の投球で4,5回をゼロ。その間、4回表、先頭野口が左中間二塁打、バルがレフト前で続いて無死一三塁。渡辺に代わる浅井が、ライト前にクリーンヒットで同点に追いつく。さらに赤星が絶妙の三塁線セーフティ気味送りバント(間一髪!)で一死二三塁。S内野陣は前進守備。ここで平野の当たりはセカンド左、頭上を破ろうとしたが、これを田中がジャンピングキャッチ。二走浅井が飛び出していて、田中自分でベースまで走ってゲッツー。殊勲の浅井だったが、ライナーが飛んだ時点でベースに戻るのが基本。スタートが遅れてホームに帰れないのは仕方ない。アウトになっちゃ元も子もない。もちろん3番関本も凡退して、同じように同点止まりだったかも知れない。だが、そうだとしても、ここまで大きく流れが変わることはなかっただろう。
草野球でも確認し合うような基本。この大きなミスで浅井はせっかくの殊勲打が一瞬で消し飛んでしまった。
6回表、二死から代打矢野が四球でつないで一二塁、さらに赤星が内野安打で二死満塁。あと一歩まで追い込むも平野が投ゴロで無得点。村中を逃がしてしまった。
勝てた試合。勝たなきゃいけなかった試合。
悔しい1敗。辛い1敗。ミスで負けた痛い連敗。
負けに「良い負け」などない、というのはイチローの言葉。
でも、全力を出し合って競り負けた1敗が無価値だとは思わない。この壁は、今必要だから現れた壁だと思う。これを越えなきゃいけない。
ミス満載で負けた試合にしては熱い思いを感じる良い試合だったとは思う。越えられるよ。
立ち上がれないバルディリスの肩を久保田が叩いてやる。決勝点は6回ウラ久保田の替わりばな、宮本のボテボテをダッシュ良く突っ込んだバルが捕球し損ねたエラーから始まった。打者青木でエンドラン&遊ゴロ、一死二塁。畠山のレフト前、久保田にとって悔やまれたのはこの1本のヒットだけだ。一死一三塁。田中の高いバウンドのゴロが久保田のグラブを弾き二ゴロとなって三塁走者生還。
痛恨のエラーだけど、皆がそれをカバーしようと必死だった。それでもカバーしきれなかった。
押し気味の試合。押しているのに押し切れず、カウンターを食らう。焦って反撃を試みるも、少しずつ空回りしてしまう。
7回表、投手は松岡。代打葛城が美しいヒット。二死一塁での鳥谷の素晴らしい当たりもセンター青木の守備範囲。
8回表、投手は押本。先頭桧山の打球は痛烈だったが一塁畠山に上手く裁かれた。二死からの矢野の打球はセンター最深部で失速。
攻撃がだんだん単発になって、最終的には三者三振で終わる。スワローズ側からすれば、会心の試合運びだったろう。
S先発村中は6回3失点。立ち上がりから悪かったのだが、とどめを与えられなかった。
初回四球連発、赤星の盗塁や送りバントも絡めて、金本の狙った二ゴロでノーヒット1点。鳥谷タイムリーも続き2点先制。
ケチのつき始めは2回表だなぁ。先頭バルがヒット、その後の上園の送りバント失敗。攻撃の流れを断ったばかりか、まるで自身の投球にまで影響を与えてしまったかのようだった。上園2回ウラに2四球と連打で3失点。この回で交代した。
最後センターへの犠飛で3点目が入ったのだが、これは後方の打球を赤星が好捕、その後の中継プレーがスムーズで一走をアウトにした。もし三走が余裕でホームインしようとしたら、得点が認められなくなるかも知れないような良いプレーだった。
渡辺が「早期治療」で3回1イニングを抑え、阿部がこの日も自分の投球で4,5回をゼロ。その間、4回表、先頭野口が左中間二塁打、バルがレフト前で続いて無死一三塁。渡辺に代わる浅井が、ライト前にクリーンヒットで同点に追いつく。さらに赤星が絶妙の三塁線セーフティ気味送りバント(間一髪!)で一死二三塁。S内野陣は前進守備。ここで平野の当たりはセカンド左、頭上を破ろうとしたが、これを田中がジャンピングキャッチ。二走浅井が飛び出していて、田中自分でベースまで走ってゲッツー。殊勲の浅井だったが、ライナーが飛んだ時点でベースに戻るのが基本。スタートが遅れてホームに帰れないのは仕方ない。アウトになっちゃ元も子もない。もちろん3番関本も凡退して、同じように同点止まりだったかも知れない。だが、そうだとしても、ここまで大きく流れが変わることはなかっただろう。
草野球でも確認し合うような基本。この大きなミスで浅井はせっかくの殊勲打が一瞬で消し飛んでしまった。
6回表、二死から代打矢野が四球でつないで一二塁、さらに赤星が内野安打で二死満塁。あと一歩まで追い込むも平野が投ゴロで無得点。村中を逃がしてしまった。
勝てた試合。勝たなきゃいけなかった試合。
悔しい1敗。辛い1敗。ミスで負けた痛い連敗。
負けに「良い負け」などない、というのはイチローの言葉。
でも、全力を出し合って競り負けた1敗が無価値だとは思わない。この壁は、今必要だから現れた壁だと思う。これを越えなきゃいけない。
ミス満載で負けた試合にしては熱い思いを感じる良い試合だったとは思う。越えられるよ。