自称阪神タイガース評論家（跡地）

逆転逆転逆転、大逆転！19安打と20安打、「挑戦権」を賭けたリング中央での殴り合い、Ｃ−Ｓ戦が熱かった。今日からのカープ戦、ビシッと行かないとね。



巨額の対ベイ黒字を誇るタイガースが３敗目。そのすべてが三浦。
金村曉でなくとも「なんで昨日じゃなくて今日やねん」と言いたくもなるわな（笑）。
もっとも岡田監督でなくとも「ヒルマンは圧倒的に正しかった」と言いたくもなるが（笑）。

初回三浦から３点先制（関本３ランＨＲ、素晴らしすぎる）という理想的なスタート。さらにそのウラを三者凡退！と思ったら、振り逃げ成功されちゃって、直後に長打で１失点。この精神的ダメージが金村曉、チーム全体に与えた影響があまりにも大きかった。
素晴らしいアイディアと制球でカウントを稼ぎ、もう一丁！と調子に乗ろうとすると甘く入ってガツンという失敗を繰り返したことも含め、この日は勝てない投手の投球と言われても仕方ない。野口も一緒に反省会だね。
若手ムーブメントの季節だから、金村は二軍調整から出直しさせてあげるのも良いかもね。

江草、渡辺、久保田はお疲れさま。それにしても逆転されて以後の打線は、三浦相手にぽんぽこぽんぽこポップ連発、実に淡泊な攻撃。ただ三浦がぐいぐい来てるもんだから、ある意味しょうがない。小技の利く選手がいかに嫌がられることをやれるか、ってことになるのだろうが、なんというかこの気っぷの良さもまたタイガースらしいとは言える。
友だちにするなら、こういう人が良いのは間違いないが、あんまりお人好しが過ぎるのもね（笑）。でもやっぱりそういう「人柄」もまた魅力なのさ。

ベイの三浦はこれでタイガース戦通算３６勝１４敗だって。全１２１勝の３０％か。相手５球団均等なら２０％、さらに最近では交流戦もあるのだから、やっぱり３０％は多いよな。「虎キラー」で検索すると、Ｄ中田、Ｈ杉内らと一緒にいっぱい出てくる。

そしてもう一人「虎キラー」で出てくるラジコンおじさん山本昌が２００勝。全盛期を過ぎての粘りが素晴らしい。見るからに頑強そうな体と、ガシっと固まった投球フォーム。長生きの秘訣は、変化球の制球力と、押し引きの間合い。まさにベテランの味だ。
２００の内、タイガースも相当貢献しているだろうと調べてみると４４だった。２２％、思ったほど多くないが、それでもやっぱり歴代５位の虎キラーだそうだ（上４人が誰だかはわからず。カネやんとかが入るのだろうけど）。一昨年は思い出のノーヒットノーランも献上したし、もうこれで思い残すこともなかろう…なんて思ったりするけど、あの様子じゃまだまだできるね。
思いついてふと調べてみたら、ＹＢ工藤（４５）、Ｄ山本昌・Ｍ小宮山（４３）、Ｔ下柳・Ｍ高木・Ｓ木田（４０）、Ｃ高橋建（３９）。４０近辺から上の投手７人のうち、５人までが左投手、しかもみんなよく働いている。昌との対決もまだしばらく余儀なくされるのだろうね。
とにもかくにも自分より１つ上の選手がバリバリ現役で、見事な完投勝利で偉業を達成。凄いなあと思う。心からおめでとうと申し上げたい。