2008.08.30 Saturday
ただし能見は抹消中もっぱらリリーフだったので土曜の先発ってのはないと思うのだが。大方の予想は金村曉、さらに一軍帯同しているという福原、そして能見含む「中継ぎリレーデー」、さてつらい谷間の2戦目はどうするのか。ジャイアンツも試験のヤマをはるのがたいへんかもね。
7−0という楽勝の展開になったから仕方ないといえば仕方ないが、今のジャイアンツ打線はなめたらあかんて。4,5点は一気に取ってくるからね。しかも一時のようにHRだけではなく、亀井、坂本らは鋭いベースヒットで繋いでくるし、もちろん上から下まで、甘くなれば持って行く力がある。スンヨプもよう振れとるしね。あのシモが崩れるきっかけとなってしまったボテボテにしたって、とてつもなく強く振っているからすごいスピンがかかったのだろうし。
攻める気持ちをひるませたらダメ。
しかし不思議なもので、それまでまったく的を絞らせず、タイミングを外していた下柳が、7回二死、ボテボテ内野安打から5連打で3失点、アッチソンにアウト一つを頼らなくてはならなくなっちゃうんだもんね。上手くいっている時は、先手先手で相手を制していくのだけれど、ひとたびリズムが狂い始めると、なかなか抑えきれなくなる。
面白かったのが、降板前の下柳が、ずーっと鳥谷に何かを言い続けていて、鳥谷が神妙な顔で「はい…はい…はい…」と聞いていたこと。きっと4連打目となった代打二岡の遊内野安打(詰まらせた緩いゴロが三遊間真ん中に転がり、鳥谷捕って二塁送球もセーフ)のポジショニングについてじゃないかな。あの打球を打たせようとしてインハイに投げたのだから、センター前を警戒した鳥谷のポジショニングが納得できなかったのかもね。インハイに詰まった上で二遊間方向に行くのなら、当たりが悪いだろうからまずはオレが捕るよ、そしてオレが捕れなかったとしても三遊間を絞っておけば、足の運びと同じ向きに投げられるからお前の肩なら一塁で刺せるだろ。それに三塁後方のポテンやファールフライの可能性も高いだろ。きっとそんな話だね。
いずれにせよ、下柳は内野手を育てる。平野の話が面白かった(スポニチより)。
ここへ来て、アッチソンには助けられている。終わってみれば8回表、上位打線をピシャリと締めたのが「本当の勝因」だ。もしそれができていなければ、もっともっとどえらい展開になっていただろう。万一この時期、この試合で、7−0をひっくり返されたりでもしていたら…おおお、恐ろしいので考えるのやめよ(笑)。
ホント素晴らしいよ。あっち損の「あっち=先発やらしておくこと」だったってことが良くわかったよ(笑)。
ってことで、実はこの試合どうしても「先発金刃だと?」がクローズアップされるが、なんつったって下柳がG打線の序盤中盤を抑えたことがとてつもなくデカい。打って打ちまくって調子を上げて、烈火の如く乗り込んで来たところを、壁となって止めたんだからね。これはクラシリにも繋がるだろう。
ボールを振らして、ストライクはファールか見逃し。いつものことだけど、ストライクorボール、内角or外角、変化球or直球、シュートorスライダー、高めor低め、ありとあらゆる「どっち?」を駆使するまさに「投球術」。素晴らしかった。スゴイよ下柳は。
タイガースもジャイアンツ先発金刃は読めていなかっただろうが、まあ良く打てた。不振の時期ならきっとやられていただろうが、今は今年の春のような、ボールを振らずに、打てる球は強く振るという姿に戻りつつある。
HRは少なくても、二塁打、三塁打は多く、効果的に出る。二死からのタイムリーが多い。四球が多い。これが今季のタイガース打線の特徴で、その通りの攻撃ができた。また上位から下位まで、ぽつぽつでも、まんべんなく当たりが出てきたのは良いことだ。
赤星3四球と4回二死からの中前タイムリー。平野この日は守備の人。鳥谷四球とヒットでチャンスメーク2得点。金本は力みがちだったが1四球1得点。林は三塁打を含むタイムリー2安打2打点1得点で来日中のお兄さんに良いところを見せる。関本は適時打2本を含む3安打3打点、初回の2点タイムリー二塁打がこの試合を方向付けた。矢野はまずリードが大仕事。バルディリスが四球、二塁打、ホームラン。2安打1打点2得点。特に間を割らないセンター右への二塁打、ヘッドスライディングでチームを鼓舞したのが良かったよ。甲子園初本塁打は打った瞬間文句なしのライナー。それと横っ飛びでボールを捕れなかった時の地面を叩く悔しがり方も良い。再び上昇気流だ。
なんともアッサリと3連戦の目標「1勝」をクリア。あとはクラシリを十分意識しながら、集中力の高い野球を心がけていったら良いよ。びっくりするようなことなんてしなくていいんだから。とにかく、最後まで勝利をあきらめずに声を掛け合うこと。ボールを見極めて甘い球を強く振りきること。投手と野手が心を一つに攻め込む守りをすること。出塁&進塁に神経を集中すること。
作戦や采配なんてのは、それらの10分の1も役に立たないんだからね。さあ、今日はグライシンガーかな?手強い相手に挑んで行こう。もう一つ行こう。
7−0という楽勝の展開になったから仕方ないといえば仕方ないが、今のジャイアンツ打線はなめたらあかんて。4,5点は一気に取ってくるからね。しかも一時のようにHRだけではなく、亀井、坂本らは鋭いベースヒットで繋いでくるし、もちろん上から下まで、甘くなれば持って行く力がある。スンヨプもよう振れとるしね。あのシモが崩れるきっかけとなってしまったボテボテにしたって、とてつもなく強く振っているからすごいスピンがかかったのだろうし。
攻める気持ちをひるませたらダメ。
しかし不思議なもので、それまでまったく的を絞らせず、タイミングを外していた下柳が、7回二死、ボテボテ内野安打から5連打で3失点、アッチソンにアウト一つを頼らなくてはならなくなっちゃうんだもんね。上手くいっている時は、先手先手で相手を制していくのだけれど、ひとたびリズムが狂い始めると、なかなか抑えきれなくなる。
面白かったのが、降板前の下柳が、ずーっと鳥谷に何かを言い続けていて、鳥谷が神妙な顔で「はい…はい…はい…」と聞いていたこと。きっと4連打目となった代打二岡の遊内野安打(詰まらせた緩いゴロが三遊間真ん中に転がり、鳥谷捕って二塁送球もセーフ)のポジショニングについてじゃないかな。あの打球を打たせようとしてインハイに投げたのだから、センター前を警戒した鳥谷のポジショニングが納得できなかったのかもね。インハイに詰まった上で二遊間方向に行くのなら、当たりが悪いだろうからまずはオレが捕るよ、そしてオレが捕れなかったとしても三遊間を絞っておけば、足の運びと同じ向きに投げられるからお前の肩なら一塁で刺せるだろ。それに三塁後方のポテンやファールフライの可能性も高いだろ。きっとそんな話だね。
いずれにせよ、下柳は内野手を育てる。平野の話が面白かった(スポニチより)。
二塁手の平野は「シモさんの時には守っていて楽しい」と言う。3−0の2回2死三塁から左打者・阿部の痛烈なゴロを逆シングルでさばいた。「普通は一、二塁間を閉じる。でも、あの時は開いた。ポジショニングした所にボールが飛んできた」。球足の速い打球が中前に抜けていれば試合は分からなかった。「シモさんとは常にアイコンタクトをしている」。守備位置を考え、打たせ、さばく能力を見せつけた。うおー、かっこいい!そういうレベルの高い話はとても好きだ(笑)。
ここへ来て、アッチソンには助けられている。終わってみれば8回表、上位打線をピシャリと締めたのが「本当の勝因」だ。もしそれができていなければ、もっともっとどえらい展開になっていただろう。万一この時期、この試合で、7−0をひっくり返されたりでもしていたら…おおお、恐ろしいので考えるのやめよ(笑)。
ホント素晴らしいよ。あっち損の「あっち=先発やらしておくこと」だったってことが良くわかったよ(笑)。
ってことで、実はこの試合どうしても「先発金刃だと?」がクローズアップされるが、なんつったって下柳がG打線の序盤中盤を抑えたことがとてつもなくデカい。打って打ちまくって調子を上げて、烈火の如く乗り込んで来たところを、壁となって止めたんだからね。これはクラシリにも繋がるだろう。
ボールを振らして、ストライクはファールか見逃し。いつものことだけど、ストライクorボール、内角or外角、変化球or直球、シュートorスライダー、高めor低め、ありとあらゆる「どっち?」を駆使するまさに「投球術」。素晴らしかった。スゴイよ下柳は。
タイガースもジャイアンツ先発金刃は読めていなかっただろうが、まあ良く打てた。不振の時期ならきっとやられていただろうが、今は今年の春のような、ボールを振らずに、打てる球は強く振るという姿に戻りつつある。
HRは少なくても、二塁打、三塁打は多く、効果的に出る。二死からのタイムリーが多い。四球が多い。これが今季のタイガース打線の特徴で、その通りの攻撃ができた。また上位から下位まで、ぽつぽつでも、まんべんなく当たりが出てきたのは良いことだ。
赤星3四球と4回二死からの中前タイムリー。平野この日は守備の人。鳥谷四球とヒットでチャンスメーク2得点。金本は力みがちだったが1四球1得点。林は三塁打を含むタイムリー2安打2打点1得点で来日中のお兄さんに良いところを見せる。関本は適時打2本を含む3安打3打点、初回の2点タイムリー二塁打がこの試合を方向付けた。矢野はまずリードが大仕事。バルディリスが四球、二塁打、ホームラン。2安打1打点2得点。特に間を割らないセンター右への二塁打、ヘッドスライディングでチームを鼓舞したのが良かったよ。甲子園初本塁打は打った瞬間文句なしのライナー。それと横っ飛びでボールを捕れなかった時の地面を叩く悔しがり方も良い。再び上昇気流だ。
なんともアッサリと3連戦の目標「1勝」をクリア。あとはクラシリを十分意識しながら、集中力の高い野球を心がけていったら良いよ。びっくりするようなことなんてしなくていいんだから。とにかく、最後まで勝利をあきらめずに声を掛け合うこと。ボールを見極めて甘い球を強く振りきること。投手と野手が心を一つに攻め込む守りをすること。出塁&進塁に神経を集中すること。
作戦や采配なんてのは、それらの10分の1も役に立たないんだからね。さあ、今日はグライシンガーかな?手強い相手に挑んで行こう。もう一つ行こう。