2008.09.16 Tuesday
しかも2,3,4,5回と連続得点で7点というバリバリ勤勉モード、鬼門改めオアシスのナゴドでちょっと一息つけた。
といってもまたもや「ドラゴンズらしからぬ」ミスの連続。もはや今季に限っては「ドラゴンズらしさ」のなんたるかもわからなくなってきた。無死一二塁でバント空振り&二走飛び出しタッチアウト、右中間ゴロヒットでニアミス後逸→三塁打、制止する三塁コーチャーの手に三塁を回る走者が触れてアウト。そのいずれもが、試合展開上非常に重要なポイントで、いずれもが「三塁がらみ」の大事故だった。
さらには試合展開の妙もあるが、4併殺というのもらしくない。ままならず3位争いを強いられている焦りが、振りを鈍くしているように思われた。
そんなこんなで先発岩田は楽に飛ばして良かったのだが、やっぱりチーム全体の重さがその左腕にのしかかったか、中盤以降スイスイいけない。長打絡めて3失点、踏ん張りどころの5回こそ、久保コーチのタイミング良いアドバイスもあって強気を取り戻して乗り切ったが、なんとかもう1回粘って欲しかった6回は無死一三塁の大ピンチを残してアッチソンを頼るしかなくなってしまった(最終的には5回0/3、4失点)。
ただし立ち上がりから野口も強気を引き出して、テンポ良く右打者の内をグイグイ衝いた投球は決して悪くなかった。プレッシャーの中、集中力の限界が早く来てしまったという感じだろう。
任されたアッチソンは、この大ピンチでウッズを注文通りの併殺に斬って、7回も軽く抑える。試合の流れを収めた。もはや「アッチ様」と呼ぶべき働きで、「損」の字のことはすっかり忘れている(笑)。
ジェフも右打者の内角への制球がまとまって、すっかり自信を取り戻した様子。8回をピシャリで形になってきた。
9回、セーブがつく場面で藤川。そしていつ以来だかわからないくらい久々のセーブ(7/26以来の33セーブ目)。らしくないドラゴンズにも助けられながら、ようやく、本当にようやくタイガースらしい勝利で逃げ切った。
口火を切ったのは、2回表、6番一塁でスタメンの高橋光信、先制HR。立ち上がりカーブを多投していたD先発小笠原と谷繁のバッテリー、その配球を読んで、カーブ1本待ちでフルスイング、バックスクリーンに放り込んだ。一番貯金を稼いでいた頃、脇役たちが日替わりヒーローになっていたが、ミツはその常連の一人。最近はちょっと落ち気味だったが、ここから矢印を上に向けて来れば面白いね。この日は単打、二塁打もあって猛打賞。乗って行け。
野口も2安打、2打点、1得点と、打席でも良く働いた。間違いなく今季のタイガースを支えている一人ではあるが、ここまではマイナス面が目立つことが多かった。矢野が戻り、野口の原動力である「ナニクソ」も戻ったかな。ナイスバッティング!
赤星が連日の3安打と盗塁。赤星が上向けばチームも上向く。特に盗塁量産は何より力になる。
ちょっと心配なのが平野。自分も生きようというバントで一塁へヘッドスライディング。次の守備から退いた。試合中もベンチにいたようなので、大事故ではなさそうだが、特にライト守備の最終兵器なのだから離脱だけは…今日当たり詳報があるだろう。
さて、ミツのホームランによる先制で首脳陣も勇気が湧いたか、積極性、集中力を高めるような良いサインを出していた。
7−4と3点リード、サクサクモードに入った9回表、二死から四球で出た鳥谷に出した、初球盗塁のサインは良かったと思う。アウトにはなったが、打席でも守備でも、アグレッシブさを失っている鳥谷なので、こういうのは良いと思う。ショートでフルイニング続けながら、結果が出ない悔しさで、この時期でも試合後に特打するような男。疲れを心配するのもバカバカしいほど頑丈な男。もっともっと積極性を出してやったら良い。
そして3回表、ヒットで出た平野を一塁に置いて、今岡にヒットエンドランのサイン。1打席目、一死一塁に赤星という場面で、直球に対し振り遅れの空振りを連発した今岡に対して、集中を促した。外角に逃げるボール球にバットを投げ出しながら合わせてライト前へ、好スタートの平野は躊躇なく三塁を奪う、見事な攻撃。こういうの久しぶりに見たような気がするなぁ。金本は「確信犯」で一二塁間にゴロを転がして劇走、コース良く内野安打で2点目。
集中した今岡は、4回表、レフトに2ランHR。2−2、谷繁のミットは外角低めボールゾーン、しかし球は真ん中、高めのボールゾーン。普通の打者なら、これはこれでなかなか打てる球じゃないが、今岡は自分自身のスイング軌道を取り戻しているのだろう。悪球打ちともてはやされた05年と同じように、スムーズに反応し、くるっとバットを回すと、球は面白いように飛んでいった。
今、今岡の状態が、05年と比べ、あるいは03年と比べてどの程度なのか。きっと比べるほどでもないのだと思う。だけど、現在のチームにとっては、大きな上向き矢印が出現したということは言えるだろう。油断ならない強打者がクリーンナップにいる。調子も悪くないらしい。このことが相手に与えるプレッシャーもバカにならない。このムードがもっと大きくなるといいね。
といってもまたもや「ドラゴンズらしからぬ」ミスの連続。もはや今季に限っては「ドラゴンズらしさ」のなんたるかもわからなくなってきた。無死一二塁でバント空振り&二走飛び出しタッチアウト、右中間ゴロヒットでニアミス後逸→三塁打、制止する三塁コーチャーの手に三塁を回る走者が触れてアウト。そのいずれもが、試合展開上非常に重要なポイントで、いずれもが「三塁がらみ」の大事故だった。
さらには試合展開の妙もあるが、4併殺というのもらしくない。ままならず3位争いを強いられている焦りが、振りを鈍くしているように思われた。
そんなこんなで先発岩田は楽に飛ばして良かったのだが、やっぱりチーム全体の重さがその左腕にのしかかったか、中盤以降スイスイいけない。長打絡めて3失点、踏ん張りどころの5回こそ、久保コーチのタイミング良いアドバイスもあって強気を取り戻して乗り切ったが、なんとかもう1回粘って欲しかった6回は無死一三塁の大ピンチを残してアッチソンを頼るしかなくなってしまった(最終的には5回0/3、4失点)。
ただし立ち上がりから野口も強気を引き出して、テンポ良く右打者の内をグイグイ衝いた投球は決して悪くなかった。プレッシャーの中、集中力の限界が早く来てしまったという感じだろう。
任されたアッチソンは、この大ピンチでウッズを注文通りの併殺に斬って、7回も軽く抑える。試合の流れを収めた。もはや「アッチ様」と呼ぶべき働きで、「損」の字のことはすっかり忘れている(笑)。
ジェフも右打者の内角への制球がまとまって、すっかり自信を取り戻した様子。8回をピシャリで形になってきた。
9回、セーブがつく場面で藤川。そしていつ以来だかわからないくらい久々のセーブ(7/26以来の33セーブ目)。らしくないドラゴンズにも助けられながら、ようやく、本当にようやくタイガースらしい勝利で逃げ切った。
口火を切ったのは、2回表、6番一塁でスタメンの高橋光信、先制HR。立ち上がりカーブを多投していたD先発小笠原と谷繁のバッテリー、その配球を読んで、カーブ1本待ちでフルスイング、バックスクリーンに放り込んだ。一番貯金を稼いでいた頃、脇役たちが日替わりヒーローになっていたが、ミツはその常連の一人。最近はちょっと落ち気味だったが、ここから矢印を上に向けて来れば面白いね。この日は単打、二塁打もあって猛打賞。乗って行け。
野口も2安打、2打点、1得点と、打席でも良く働いた。間違いなく今季のタイガースを支えている一人ではあるが、ここまではマイナス面が目立つことが多かった。矢野が戻り、野口の原動力である「ナニクソ」も戻ったかな。ナイスバッティング!
赤星が連日の3安打と盗塁。赤星が上向けばチームも上向く。特に盗塁量産は何より力になる。
ちょっと心配なのが平野。自分も生きようというバントで一塁へヘッドスライディング。次の守備から退いた。試合中もベンチにいたようなので、大事故ではなさそうだが、特にライト守備の最終兵器なのだから離脱だけは…今日当たり詳報があるだろう。
さて、ミツのホームランによる先制で首脳陣も勇気が湧いたか、積極性、集中力を高めるような良いサインを出していた。
7−4と3点リード、サクサクモードに入った9回表、二死から四球で出た鳥谷に出した、初球盗塁のサインは良かったと思う。アウトにはなったが、打席でも守備でも、アグレッシブさを失っている鳥谷なので、こういうのは良いと思う。ショートでフルイニング続けながら、結果が出ない悔しさで、この時期でも試合後に特打するような男。疲れを心配するのもバカバカしいほど頑丈な男。もっともっと積極性を出してやったら良い。
そして3回表、ヒットで出た平野を一塁に置いて、今岡にヒットエンドランのサイン。1打席目、一死一塁に赤星という場面で、直球に対し振り遅れの空振りを連発した今岡に対して、集中を促した。外角に逃げるボール球にバットを投げ出しながら合わせてライト前へ、好スタートの平野は躊躇なく三塁を奪う、見事な攻撃。こういうの久しぶりに見たような気がするなぁ。金本は「確信犯」で一二塁間にゴロを転がして劇走、コース良く内野安打で2点目。
集中した今岡は、4回表、レフトに2ランHR。2−2、谷繁のミットは外角低めボールゾーン、しかし球は真ん中、高めのボールゾーン。普通の打者なら、これはこれでなかなか打てる球じゃないが、今岡は自分自身のスイング軌道を取り戻しているのだろう。悪球打ちともてはやされた05年と同じように、スムーズに反応し、くるっとバットを回すと、球は面白いように飛んでいった。
今、今岡の状態が、05年と比べ、あるいは03年と比べてどの程度なのか。きっと比べるほどでもないのだと思う。だけど、現在のチームにとっては、大きな上向き矢印が出現したということは言えるだろう。油断ならない強打者がクリーンナップにいる。調子も悪くないらしい。このことが相手に与えるプレッシャーもバカにならない。このムードがもっと大きくなるといいね。