2008.09.25 Thursday
話題は豊富、むっちゃオモロイ08シーズン最終盤だ。楽しいぜ、プロ野球!
先発として試してみたい若手投手が他にいくらでもいるのに、なんで今、外国人投手を育てなきゃいけないのか…。常々疑問に思って来たのだが、でもリーソップがそれなりに育ってきているのを見ていると、だんだん「アリ」に思えてきた。
まっすぐ、カーブ、チェンジアップと球種は少ないが、あまり力まずに投げる時は、直球の伸びも制球も良い。立ち上がりに失点は許したが、初回、2回と続くピンチでも粘り強く放っていた。試合展開上、4回を投げて代打を送られたが、だんだん良くなっていたと思う。勝ち投手に等しいよ。
2番手福原もまずまずの内容で2イニング、中盤を作った。内川に食らった一発は失投。これがなければ打順回っても続投だっただろう。短期決戦、総動員態勢の場合、この中盤を作れる投手の存在は実は大きい。福原にはもう一段、凄みを増して欲しい。できるんだから。勝ち投手ついて良かったね。
アッチソンは今日もご苦労様。アッチソンの低めの速球は、今見ていて惚れ惚れする球ナンバーワンかも知れないな。高いリリースポイントから、角度を付けて低めいっぱいいっぱいに決める。ふわっと来て、キュッと止まるスライダーやカーブの残像があるので、よけいにこの低めに決まる直球の軌道が鋭く感じられるのだろうね。
ジェフは結果としてピンチを作ってしまったが、スライダーの曲げ方がイメージに近くなって来ているし、右打者外角低めへの直球も使えるようになって来た。上向き。
球児は落ち着き払った投球。きっと今ブルペンをまとめ上げているのは藤川なんだろう。ブルペンリーダーには溢れ出る勇気と、必ず抑える実力が必要だから。
いやあ、誰が偉かったって、平野だ。初回追加点を防いだ横っ飛び。うちの二塁はいろんな人が守るが、みんな上手いね(笑)。そして3回、逆転の口火となったピッチャー返し。三浦のグラブの手に当ててヘッドスライディング付きの内野安打。例によって三浦が立ち上がりのピンチを切り抜け、スイスイモードに入ろうという転換期だったから、リズムを変える一打は大きかった。
でも何と言っても偉かったのは今岡だ。その平野の打球直撃で小休止の後、まずはインローを裁いてポール際に大ファール。腰を切りながらも上は回さないで腕はセンターに伸ばすような今岡独特の打ち方、惜しかった。しかし打ち直しの一発は、カウント2−1からの4球目、真ん中低めの直球、失投でもなんでもない。ヘッドを垂れさせず、最高のスイング軌道と最高のポイントで捉えると、風にも恵まれてバックスクリーンへ一直線。どうやっても勝てない三浦にショックを与え、流れを大きく変える逆転2ランとなる。
その後は守っても良く足が動いていて(当人比)、とても溌剌としている。
しかし攻撃面のベースを作ったという意味において、関本以上に偉い選手はいなかった。ボールを振らない、難しい球はファールで逃げる、甘い球は弾き返す。打者として目指すべき一つの道を極める姿勢が良し。試合を一気に有利にした4回の攻撃、四球のチャンスメークから、一死二三塁の絶好機。勝負を賭けたリーソップの代打林の打球は前進守備の二塁正面へのゴロ、当然バックホーム、ここは鈍足関本挟まれるしかないか?いや、なんと関本すでにスライディング、捕手のまた抜きでホームイン。確かにちょっとバウンドは高くなったが、通常の感覚なら確実にアウトになるタイミングだった。ということは、関本はきっと通常ではない走塁をしていたに違いない。フォークを引っ掛ける確率の高さを予見し、できるだけ大きなリードを取り、空振りした時戻ることだけは意識しながら、球筋とバットの軌道の接点予測に集中する。バットの下半分にボールが当たるはずと予測した瞬間にゴー。いやひょっとしたら、もっとギャンブルやってたかもね(笑)。とにかくこの走塁による1点は、単なる1点じゃなかった。入るか入らないかで、+2点になるか−2点になるかくらいの大きさ。1安打2四球、たびたびの好走塁で2得点はホント偉かった。
赤星の偉さも見逃してはいけない。その直後、追い打ちをかけた中前クリーンヒットでもう1点。今のタイガース、2点差と3点差では大違い。特に甘いカウント球を積極的に打ったのが偉かった。さらには8回一死満塁で勝負を決める右前タイムリー追加点。体はつらそうで、思うに任せぬイライラも相当のようだが頑張っているよ。偉いよ。
葛城も偉かったよ、良く繋いだし、良く粘っていた。
で、結局誰が一番偉かったかって?いいじゃんそんなの、誰だって(笑)。
去年の自分たちの二の舞を期待したが、一向に負けないジャイアンツを見て、ようやくあちこちから「どうせ(期待しても)ジャイアンツは負けないんだから次の甲子園の直接で勝てるように」という発言が聞こえてくる。そうそう、それそれ。その心境が大事。どうせ向こうは毎試合楽勝で来るんだ。一方こっちは、相手がどこであろうと、全力で守って、ほんの一瞬のスキを見逃さないで点を取らなきゃ勝てないようなチームなんだ。その心境になれば戦える。今日もう一つベイ戦、しっかり行こう。
先発として試してみたい若手投手が他にいくらでもいるのに、なんで今、外国人投手を育てなきゃいけないのか…。常々疑問に思って来たのだが、でもリーソップがそれなりに育ってきているのを見ていると、だんだん「アリ」に思えてきた。
まっすぐ、カーブ、チェンジアップと球種は少ないが、あまり力まずに投げる時は、直球の伸びも制球も良い。立ち上がりに失点は許したが、初回、2回と続くピンチでも粘り強く放っていた。試合展開上、4回を投げて代打を送られたが、だんだん良くなっていたと思う。勝ち投手に等しいよ。
2番手福原もまずまずの内容で2イニング、中盤を作った。内川に食らった一発は失投。これがなければ打順回っても続投だっただろう。短期決戦、総動員態勢の場合、この中盤を作れる投手の存在は実は大きい。福原にはもう一段、凄みを増して欲しい。できるんだから。勝ち投手ついて良かったね。
アッチソンは今日もご苦労様。アッチソンの低めの速球は、今見ていて惚れ惚れする球ナンバーワンかも知れないな。高いリリースポイントから、角度を付けて低めいっぱいいっぱいに決める。ふわっと来て、キュッと止まるスライダーやカーブの残像があるので、よけいにこの低めに決まる直球の軌道が鋭く感じられるのだろうね。
ジェフは結果としてピンチを作ってしまったが、スライダーの曲げ方がイメージに近くなって来ているし、右打者外角低めへの直球も使えるようになって来た。上向き。
球児は落ち着き払った投球。きっと今ブルペンをまとめ上げているのは藤川なんだろう。ブルペンリーダーには溢れ出る勇気と、必ず抑える実力が必要だから。
いやあ、誰が偉かったって、平野だ。初回追加点を防いだ横っ飛び。うちの二塁はいろんな人が守るが、みんな上手いね(笑)。そして3回、逆転の口火となったピッチャー返し。三浦のグラブの手に当ててヘッドスライディング付きの内野安打。例によって三浦が立ち上がりのピンチを切り抜け、スイスイモードに入ろうという転換期だったから、リズムを変える一打は大きかった。
でも何と言っても偉かったのは今岡だ。その平野の打球直撃で小休止の後、まずはインローを裁いてポール際に大ファール。腰を切りながらも上は回さないで腕はセンターに伸ばすような今岡独特の打ち方、惜しかった。しかし打ち直しの一発は、カウント2−1からの4球目、真ん中低めの直球、失投でもなんでもない。ヘッドを垂れさせず、最高のスイング軌道と最高のポイントで捉えると、風にも恵まれてバックスクリーンへ一直線。どうやっても勝てない三浦にショックを与え、流れを大きく変える逆転2ランとなる。
その後は守っても良く足が動いていて(当人比)、とても溌剌としている。
しかし攻撃面のベースを作ったという意味において、関本以上に偉い選手はいなかった。ボールを振らない、難しい球はファールで逃げる、甘い球は弾き返す。打者として目指すべき一つの道を極める姿勢が良し。試合を一気に有利にした4回の攻撃、四球のチャンスメークから、一死二三塁の絶好機。勝負を賭けたリーソップの代打林の打球は前進守備の二塁正面へのゴロ、当然バックホーム、ここは鈍足関本挟まれるしかないか?いや、なんと関本すでにスライディング、捕手のまた抜きでホームイン。確かにちょっとバウンドは高くなったが、通常の感覚なら確実にアウトになるタイミングだった。ということは、関本はきっと通常ではない走塁をしていたに違いない。フォークを引っ掛ける確率の高さを予見し、できるだけ大きなリードを取り、空振りした時戻ることだけは意識しながら、球筋とバットの軌道の接点予測に集中する。バットの下半分にボールが当たるはずと予測した瞬間にゴー。いやひょっとしたら、もっとギャンブルやってたかもね(笑)。とにかくこの走塁による1点は、単なる1点じゃなかった。入るか入らないかで、+2点になるか−2点になるかくらいの大きさ。1安打2四球、たびたびの好走塁で2得点はホント偉かった。
赤星の偉さも見逃してはいけない。その直後、追い打ちをかけた中前クリーンヒットでもう1点。今のタイガース、2点差と3点差では大違い。特に甘いカウント球を積極的に打ったのが偉かった。さらには8回一死満塁で勝負を決める右前タイムリー追加点。体はつらそうで、思うに任せぬイライラも相当のようだが頑張っているよ。偉いよ。
葛城も偉かったよ、良く繋いだし、良く粘っていた。
で、結局誰が一番偉かったかって?いいじゃんそんなの、誰だって(笑)。
去年の自分たちの二の舞を期待したが、一向に負けないジャイアンツを見て、ようやくあちこちから「どうせ(期待しても)ジャイアンツは負けないんだから次の甲子園の直接で勝てるように」という発言が聞こえてくる。そうそう、それそれ。その心境が大事。どうせ向こうは毎試合楽勝で来るんだ。一方こっちは、相手がどこであろうと、全力で守って、ほんの一瞬のスキを見逃さないで点を取らなきゃ勝てないようなチームなんだ。その心境になれば戦える。今日もう一つベイ戦、しっかり行こう。