2008.11.12 Wednesday
ファンは、無条件に選手を応援する生き物であるし、なんとなく「骨身を削って働く選手」対「陰で操って搾取する球団」みたいなイメージがあるもんだから、「もっと給料上げたってえな」的意見が自然と多く出てくる。しかし昨今の野球を取り巻く情勢は厳しすぎるとしか言いようがない。
なぜ景気が悪くなったのかについてくどくど書くつもりはないが、ここに来てアジアシリーズの地上波中継取りやめや、マスターズリーグの日程変更(予定の半分を取りやめて、後日地方開催にすると発表・リンク)と、ドタキャン的話題が続いた。
どうやらいずれもメインスポンサーとして予定されていた企業の支援が打ち切られたり、縮小されたりしたことが原因のようだ。外資からの支援が大きかった企業や、金融投資や不動産投資の大きかった企業、輸出をメインにしている企業は、この短期間の市場変動で大きな打撃を被っていて、長期戦略の宣伝活動やイベントスポンサーをやっている余裕がなくなってしまったのだろう。
プロ野球の主な収入源は、球場のチケット代を中心とした興行収入、グッズやファンクラブの売り上げ、電波媒体からの放送権料、球場の看板などによる広告料、そして親会社や関係会社からの「赤字補填金」(宣伝費名目)。他にも最近では、ポスティングによってMLBからどーんとお金が入るケースもある。
スポンサーからの宣伝費がのきなみダウンすると予想されるので、看板の広告料はもちろん、親会社から出せる費用も減る。放送権料も出所はスポンサーであるし、年間指定シートも企業の宣伝(接待)活動と密接に繋がる。
もちろん本格的な不況となれば、スタンドへの客足や、グッズ売り上げにも影響が出る。
プロ野球については、経営側の努力が足りない、あるいは努力が間違っているというのは大いにあると思う。しかしここしばらくの金の廻り、特に「なくなっても生死に影響がない」ものが被るダメージは、そんなレベルを超えるものなのかも知れない。これは決して何も野球に限った話じゃないんだけどね。
なぜ景気が悪くなったのかについてくどくど書くつもりはないが、ここに来てアジアシリーズの地上波中継取りやめや、マスターズリーグの日程変更(予定の半分を取りやめて、後日地方開催にすると発表・リンク)と、ドタキャン的話題が続いた。
どうやらいずれもメインスポンサーとして予定されていた企業の支援が打ち切られたり、縮小されたりしたことが原因のようだ。外資からの支援が大きかった企業や、金融投資や不動産投資の大きかった企業、輸出をメインにしている企業は、この短期間の市場変動で大きな打撃を被っていて、長期戦略の宣伝活動やイベントスポンサーをやっている余裕がなくなってしまったのだろう。
プロ野球の主な収入源は、球場のチケット代を中心とした興行収入、グッズやファンクラブの売り上げ、電波媒体からの放送権料、球場の看板などによる広告料、そして親会社や関係会社からの「赤字補填金」(宣伝費名目)。他にも最近では、ポスティングによってMLBからどーんとお金が入るケースもある。
スポンサーからの宣伝費がのきなみダウンすると予想されるので、看板の広告料はもちろん、親会社から出せる費用も減る。放送権料も出所はスポンサーであるし、年間指定シートも企業の宣伝(接待)活動と密接に繋がる。
もちろん本格的な不況となれば、スタンドへの客足や、グッズ売り上げにも影響が出る。
プロ野球については、経営側の努力が足りない、あるいは努力が間違っているというのは大いにあると思う。しかしここしばらくの金の廻り、特に「なくなっても生死に影響がない」ものが被るダメージは、そんなレベルを超えるものなのかも知れない。これは決して何も野球に限った話じゃないんだけどね。