自称阪神タイガース評論家（跡地）

「関西地方のファンクラブ会員数が０４年の１１万１０００人から、０８年は９万１０００人となり、５年間で約２万人減少した」（デイリー）

　うすうすそうじゃないかな？とは思っていたが、ファンクラブ会員は増加ではなく減少しているらしい。記事は関西という話だが、おそらく全国でも同じ傾向だろうと思われる。せっかくやるんだったら、入会者に満足してもらって、次の年もその次の年も更新してもらえるようなファンクラブであって欲しいが、どうやらそうじゃないらしい。

　ファンクラブとは何か。そういえば中学生の頃、松田聖子のファンクラブに入ったことがあるぞ（笑）。紙のカードをパウチした会員証と会報が年に何回か届くだけだった。何で入ったんだろう？。たぶん自分がファンであるということをどこかに届け出ておきたかったのだろうね。会員特典とかはあまり考えていなかった。ファンとしてやれるすべてのことをやっておきたい…そんな感覚はあったかも。

　タイガースファンクラブの場合も、初めのインパクトは同じだったと思う。ファンなんだから、ファンクラブが出来ればそりゃ入るよ…のような。だけどタイガースファンはいっぱいいる。自分の小遣いで「支援」なんてしなくても、チームは潤ってもいる。そうなってくると、会員特典と会費の勘定をよくよく検討して、入っている価値があるかどうかが主な判断基準になる。そんな感じで「微減傾向」が続いているのではないか。

　確かに特典を充実させるのは難しい。プレゼントのアパレルは毎回頑張っていると思う。結局あの黄色ユニなり、更新者用のもう１着なりを会費で買ったと思えば良いのだろうが、あれに興味がなければ、割りに合わないということになる。
　他球団の場合は、グッズのプレゼントとともに、招待チケットやチケットの割引、イベントへの招待などがメイン特典になるのだが、タイガースの場合はファンクラブが巨大すぎてなかなか難しい。でもたとえばオフィシャルサイトのショッピングで割り引きサービスとか、携帯のサイトから応募のあった会員には、公式携帯サイトを（何ヶ月かでも）無料にするとか、出来そうな範囲でももう少しありそうな気がする。

　どうせやるなら日本最大のファンクラブ（それが何で、どれくらいの人数なのか知らないけれど）になるくらい、良いファンクラブにして欲しいな。