自称阪神タイガース評論家（跡地）

本当なら勝ち上がった各組１位２位を別組に振り分けるのがスジだが、「（ＭＬＢの）収益第一」なのでそうはならない。東京ラウンド上位の日本韓国はまた同組のままサンディエゴでのラウンド２に進み、１回戦はＡ組１位対Ｂ組２位のようにタスキ掛けになる（４組中２位までが決勝トーナメントに進むダブルイリミネーション）。ようするに今日の順位決定戦も勝っておかないと次しんどいよという話。リラックスだぞ、岩隈！（略してリラックマ）。

◇オープン戦　阪神-ヤクルト（１３時、倉敷、１４３８８人）
ヤクル　０００　０００　０００-０
阪　神　００２　１００　０２×-５
【ヤクルト】●李（０勝１敗）　佐藤　高市
【阪神】○安藤（１勝０敗）　金村暁　阿部　桟原

　見た？平野の！４回表一死一塁、畠山の打球はベースについているファーストの左を抜くゴロ、１００点満点の進塁打、セカンド平野機敏に追いつき腕を伸ばしてなんとか捕球…ここで華麗なステップ一歩二歩でくるっと１回転ターンして、強い送球を一塁へ！というのが普通の「ファインプレー」。最近ではみんなやる。ところが平野は違った。くるっとターンステップは一歩のみ、二塁ベースへジャンピング遠投、「常識的判断」でわずかに余裕こいてた一走ガイエルまさかの二塁封殺！ひゃあ、そんなサーカスプレー見たことないわ。ムチャしよるわ〜〜！（笑）。左打ちなのに左投手キラーは今年も健在。先発左変則の李から２タイムリー。面白いやっちゃわ。

　真弓監督は桜井を見捨てないね、偉い。ヘッタクソな守備でも、進歩していると褒めてあげて練習する意欲をかき立ててやって、打てなくても辛抱強く指導して使っている。持っている能力の高さは誰もが認めているところ。どうやったらそれを現出できるかという、指導者側の方法論の問題と結論したのだろう。実を結ぶと良いね。

　安藤は、これが開幕戦だったら良かったのに（笑）。金村曉は投げるたびに少しずつ上向いている。良い雰囲気じゃない？阿部と桟原は少しとっちらかったけど、結果ゼロはなにより。球の力、潜在能力はわかっていて、確認したいのは「まとめる力」だからね。

　岡崎は、２安打１四球も良かったけど、凡退した２回の打席がすごく良かった。追い込まれてから、速い球遅い球厳しいコースをファールで逃げて、ボールはきっちり見送ってフルカウントまで持って行って１０球放らせた。これで自信を強くしての好結果だろう。肩の強さはもう十分アピールできたし、この日は「どういう要求をするか楽しみで、全部任せていた。いい配球だった」と安藤からお墨付きまでもらった（サンスポ）。岡崎にとってはデカい試合になった。

　そんじゃ今日は日帰り大阪。ＭＢＳラジオ聞ける方は夕方に！あ、やっぱり聞かなくていいです。リラックマリラックマ（笑）。